2013年02月07日  映画一般

方位確認

もうすぐ撮影が始まる「とある長編映画」の監督と
ミーティングするため、映画の制作会社へとやってきた。

今回のデイブ監督も、
「USAGI-SAN」のパトリック監督と同じように、
信じられないくらい流暢な日本語を喋る。

・・・日本語上手な業界人、意外に多いなあ


ミーティング自体は、
「顔合わせ」の意味合いが大きかったので、
別にリハーサルとかはせず、俺の役どころについて話して終わった。

俺は監督に、できるだけシンプルに、
脇役に徹する旨を伝えた。


さあ、撮影まで、気合入れて行こう!

投稿者 ユウキ : 23:06 | コメント (1)

2013年02月05日  映画一般

モンスター客

今月21日にプレミア試写が予定されている
短編映画「USAGI-SAN」を、特別に観せて貰える事になった。

この映画で俺は、主人公の「ヨシ」の息子、
「ケンイチ」として出演している。

さあ、どんな作品に仕上がっているのかな・・・?



100席ほどの試写室で、客は俺ただ一人。


ちょっと監督にお願いして、
「プライベート試写感 丸出しでムカつく」
写真を撮って貰った。



うむ。見ているだけで腹が立ってくる、実に良い写真じゃ。


ついでにもう1枚、
「専門家ぶって、ふんぞり返っている」
写真も撮って貰った、



うむ。評論家気取りの雰囲気が出とる。


肝心の映画の方は・・・

 本当に、素晴らしかった。

胸が締め付けられるような、
切ない作品になっていた。

これ、映画祭などで、賞を取りまくるんじゃないかな?

21日のプレミア試写会が、今から楽しみだ。

投稿者 ユウキ : 23:52

2013年01月28日  映画一般

尻を隠して頭隠さず

先日参加した「宗教色の強い短編映画」の
日本語のセリフの確認をするため、
制作プロダクションへと出掛けていった。

オフィスに隣接した編集室で、
撮影した映像を初めて観てみる。



・・・こりゃイカン

危惧した通り、俺のセリフは
しっかりとマイクに拾われていないので、
ボソボソとしか聞こえない。

俺の演技も、「昔らしさ」を出そうと頑張りすぎたせいで、
演技に力が入ってしまって「自然さ」が失われ、
相当ウソっぽくなってしまった。


きゃーーーー


・・・だが、これで良かったのかもしれない。

こうして、小さい作品で失敗しておけば、
大きな作品で大きなミスをせずに済むからだ。

うむ、これで良し!

あとは、この「宗教色の強い作品」が
多くの人の目に触れる事で、俺に宗教色が付きませんように・・・

投稿者 ユウキ : 23:51

2013年01月23日  映画一般

ばんそーこー

どういうワケか出演する事になってしまった
「宗教色の強い短編映画」の撮影日がやってきた。

集合時間は10時集合だったけど、
渋滞を考慮して早めに出たので、
9時半に撮影現場の「教会」に到着した。


まず始めは、衣装合わせだ。

1926年の設定なので、時代に合った衣装が必要になるんだけど、
LA最大のアジア人劇団「イースト・ウエスト・プレーヤーズ」が
衣装を提供してくれているので、心配はいらない。

衣装合わせは無事に終了。


メイクを済ませると、俺は撮影現場の
「教会堂」の中へと足を踏み入れた。



うおっ!


教会堂のど真ん中、ちょうど祭壇があるあたりに、
黒いシーツで囲まれた特設ステージが組んであって、
そこに、ぽつんと簡易仏壇が一つ据えてある。

教会のど真ん中に、仏壇!
なんというシュールな・・・


なんでもこの簡易仏壇、
リトル東京のお寺から、撮影用に借りてきたそうな。

まさかお寺が教会に仏壇を貸し出すとは・・・、
アジア系アメリカ人の繋がりの強さ、恐るべし。


俺は仏壇に近寄ると、中を覗きこんだ。



・・・アナタ、ダレ?


いやホントに、これ誰だ!?

・・・しかも、何か色々と足りないぞ。


スタッフにこの老紳士は誰なのか訪ねてみたところ、
「ご先祖さま」を拝んでいるシーンなので、
「ご先祖さまの写真」を用意したとの事。


ふんぎゃー


こここここれはマズイぞ。

現場はアメリカの教会だ。
どこをどう探しても、仏具も無ければ位牌も無い!


どうする・・・?


幸い、監督がCG畑の人だったので、
とりあえず、この老紳士の写真を
「CG合成用の蛍光グリーン」で覆って貰って、
編集時に「仏壇用の掛け軸」を合成して貰う事にした。



色々と足りないけれど、やれるだけの事はした。
あとは、実際のシーンの撮影だけか。


・・・撮影は、とりあえず頑張った。

教会堂の天井の高さからか、
声があまり遠くまで飛んでいないような感覚を覚えた。
これ、ちゃんとセリフ聞こえるかな・・・?


投稿者 ユウキ : 23:18

2013年01月19日  映画一般

工房de攻防

かなり警戒していたにも関わらず
結局出演する事になってしまった
「宗教色の強い短編映画」の台本読みに参加してきた。

この「台本読み」というのは、キャストが一堂に会し、
スタッフの前で台本を最初から最後まで通して読む事で、
大作映画でもテレビでも、ほぼ毎回行われている。



・・・うーむ。
ここまでは、至ってプロフェッショナルだ。

ちょっと、警戒しすぎだったか・・・?

台本読み自体は特に混乱もなく、
1時間ちょっとで無事に終わった。


・・・さあ、ここからが本番だ。


そこから、日本人キャスト3人は、
近くのファミレスに場所を移し、
午前2時まで、日本語のセリフを調整した。


「この宗派は『お御堂』じゃなくて
 『教会堂』って言うみたいだから、
 このセリフは『教会堂まで・・・』に
 変更した方がいいんじゃない?」


こういった水際の調整が、
アメリカ人の目に触れる日本人像に
影響を与えるので、みんな必死だ。


・・・さあ、セリフはこんなもんだろう。

あとは・・・、今日から撮影日までの間、
できるだけ古い映画を観て勉強するか。

よーし、やるか・・・。

投稿者 ユウキ : 03:30

2013年01月17日  オーディション★2

Uターン不能

ま・・・マズイ。

夕方にオーディションを受けた、
「宗教色の強い短編映画」の日本人役を取ってしまった・・・。


ひええええええ、どどどどどどどどうしよう!!!


・・・もうこうなったら、腹をくくるしか無いか。

プロの俳優として、演じきろう。


・・・幸い、俺のシーンは宗教色がかなり薄い。

当時の日本人の移民の心境に思いをはせ、
可能な限りリアルに演じきろう。


撮影は、来週水曜日。
明日は、キャストによる「台本読み」だそうだ。

・・・ほっ。

撮影スケジュールは、至ってプロフェッショナルだ。


俳優って、中々ややこしい職業だなぁ・・・。

投稿者 ユウキ : 23:19 | コメント (2)

2013年01月16日  オーディション★2

見渡す限りの地雷原

「とある短編映画」のオーディションに参加する事になった。

低予算なので、報酬は無いに等しいんだけど、募集されてる役が、
90年前にアメリカに移民として来た日本人の役なのだ。


・・・ちょっと前に書いた通り、
俺の「ひいおじいさん」は、移民ではないけど、
100年前にアメリカにいた。


・・・この役、ちょっとやりたいぞ。


 ただ、これは、リスクもかなりある。


だってこの作品、宗教色が強すぎるのだ。


この短編映画をプロデュースしているのは、
とある教会の牧師さんだ。

自分の受け持つ教会が、
約90年前に、日本人の牧師によって作られたので、
その歴史を振り返る作品を撮りたがっているのだ。


・・・アレ?

なんか最近、似たような話をどっかで聞いたような・・・?


 うぐぐぐぐぐぐ、どうしたもんか。


俳優に特定の宗教色がつく事は、実に良くない。

 「ああ、あの俳優さんは◯◯教だから」

と、色眼鏡で見られてしまう。


俺はただでさえ、教会を建てた「ひいおじいさん」の影響で、
「キリスト教系」に見られてしまうのだから、
これ以上、そっちの方向に行きたくないのだ。

・・・「宗派が違うよ」なんて言ったところで、
キリスト教に詳しい人間しか、分かるワケが無いしね。


俺は俳優だ。

もし自分の役が宗教人だったなら、その人の生き方に敬意を払い、

神道、仏教、イスラム教、キリスト教、創価学会、
天理教、幸福の科学、サイエントロジー、ひかりの輪・・・、

偏見を持たず、誠心誠意、やらなければならないのだ。


しっかしなぁ・・・、

いくらアメリカがキリスト教系の国だったとしても、
キリスト教系→キリスト教系と、
2回連続でそっち系のイベントが続けば、
そりゃぁ、そういうイメージを持ってしまうよなぁ。

うーーーーーーむ。。。。


・・・とりあえず、オーディションだけでも受けておくか。
その後で、また悩もう。

投稿者 ユウキ : 23:49 | コメント (1)

2013年01月01日  映画一般

アメリカンクラッカー

2013年。

新年早々、映画への出演が決まった!
とある低予算の長編映画で、セリフも結構ある。


 いやっほーーい


俺が演ずるのは、日本人の大使館職員の役。

撮影は2~3月のどこか。


いやぁ、2013年!イイじゃな~い!
中々にすんばらしいスタートだ。


底まで落ちた後は、上に登るだけだ。

2013年。何としても良い1年にしてみせる!!!

投稿者 ユウキ : 23:23 | コメント (1)

2012年12月16日  映画一般

日干しレンガの夜

昨年に引き続き、
日本映画の映画祭「 LA Eiga Fest」の
レッドカーペットイベントに参加してきた。

会場は、ハリウッドのど真ん中に位置する
「エジプシャン・シアター」

90年の歴史がある、由緒正しい劇場だ。


午後6時半に「とあるホテル」のロビーに集合し、
そこから主催者の方が用意してくれたリムジンに乗り込んで、
3分後、レッドカーペットの正面に降り立った。



それから、レッドカーペットの上を歩き、
計約10分ほど写真撮影と各社のインタビューを受けた。

インタビューの後は、劇場内の待合室へと移動したのだが、
なんとそこに、「ジョージ・タケイ」さんがいるじゃないか!


ジョージさんは、ドラマ「スタートレック」シリーズに
レギュラー出演していた方で、
おそらくアメリカで一番知名度のある日系人俳優だ。

しかも、あまり知られてないが、彼は日本語を喋れる。


 「私は日系三世なので、日本語喋れるんですよ。
  学校で勉強させられました。」



ジョージさんと、「日系移民の歴史」について話し込んでいると、
いつの間にやら映画の上映時間になったので、
劇場内へと移動し、オープニング作品を鑑賞した。


・・・いやぁー、面白かった!


上手い俳優さんの、上手い演技を見て、元気が出た。


俺も、色々な現場を経験して、
一人前になれるよう、頑張らねば!!!

投稿者 ユウキ : 23:28 | コメント (1)

2012年08月24日  映画一般

途切れた輪っか

今年の5月に撮影した短編映画、
「USAGI-SAN」のアフレコに参加した。


収録場所は、とある家の車庫。

「車庫」・・・といっても、
収録用にすっかり改造してあるので、
個人の収録スタジオといった感じだ。



監督のパトリックと軽く打ち合わせをしたのち、
俺は録音ブースに入った。


モニターに映る映像を見ながら、
録音状態が悪かったセリフを
一行ずつ収録していく。


これが、・・・想像以上に難しい。


・・・というのも、残念な事に、俺はまだ
「英語の抑揚」をマスター出来ていないのだ。

だから声だけで感情を表現しようにも、
抑揚のバリエーションが、数えるほどしか無い!

無理して頑張りすぎると、
わざとらしくなってしまうし・・・。


クソッ!ダメだ。今の俺の実力では、
どうあがいても、月並みな抑揚にしかならない!!


・・・結局、かなり残念な出来になってしまった。


くっそぉおおぉぉぉぉお
英語!!!英語め!!!

これは何としても「抑揚の表現方法」をマスターせねば。

投稿者 ユウキ : 23:19

2012年05月02日  映画一般

みみなが

AFIというセミプロの映画学校の卒業作品、
「USAGI-SAN」に出演した。



AFIの短編映画に出演するのはこれで2作品目なんだけど、
ここの学生達は、本当にプロ意識が高く、
役割分担もしっかりしているので、
まるでプロの現場にいるように錯覚してしまう。



そうそう。
この現場の緊張感を、俺はもっと味わいたいんだ!


・・・今回俺が演ずるのは、「ケンイチ」という役だ。

「ケンイチ」は、両親は日本人だけど、
アメリカ育ちなので、両親との会話が、
日本語と英語のごちゃ混ぜになっている。



・・・正直言って、
まだアクセントの勉強を初めたばかりなので、
英語のセリフにかなり自信が無いけど、弱音を吐いてもいられない。

とにかく、今できるベストを尽くした。


よし。さあ勉強に戻ろう!!

投稿者 ユウキ : 23:20 | コメント (1)

2012年04月23日  映画一般

イカスミパスタ

2月に出演が決定していた「USAGI-SAN」という
短編映画の役のため、髪を切った。

パイレーツの撮影以降、ずーっと長髪だったので、
ショートにするのは・・・2年ぶりか!


ああ、スッキリした!!


・・・今使っているヘッドショット(顔写真)と、
見た目がかなり違ってしまったけど、大丈夫。

マネージャーのマイクが、今回の映画の監督に、
撮影現場で、ヘッドショット用の写真を何枚か
撮ってくれるよう、前もってお願いしてあるんだ。


・・・さあ、この新たな髪形で、新たな道を切り開こう!

投稿者 ユウキ : 23:51

2012年02月23日  映画一般

ふるさと

とある無報酬の短編映画に出演する事になった。

これまでの流れから行くと、こういった無報酬の
短編映画への出演は、マネージャーの「マイク」が
大反対しそうなもんだけど・・・、今回は違った。

それどころか、何を隠そう、
今回の話を持って来たのがマイク本人なんだ。


・・・なぜか。


それは、とあるキャスティングディレクターが、
俺をこの役に推薦したからだ。

その方は「とある大作映画」で俺を主役級にキャストした方なので、
彼女の顔を立てる意味合いもあったようだ。


撮影は4月。

今のうちから、少しずつ準備をしていこう。

投稿者 ユウキ : 23:24

2010年03月04日  映画一般

照明にほえろ

「プレゼン用映像」の撮影2日目。
昨日の疲れは、思いのほか残ってない。

撮影スタジオ内に入ると、スタッフに挨拶を済ませ、
昨日と同じ、「重厚なヨロイ」を身に付けた。


・・・うぅ、重い!


でも今日は、昨日とは違い、
俺の「演技のシーン」の撮影があった。

演技・・・、と言っても、
あらかじめ用意された「見本ビデオ」の「動き」と「表情」とを、
そのまま、まるごと「コピー」する事が求められたので、
自由度は、ほぼなかった。

・・・俺の演技も、かなり大げさになってしまった気がする。


 「うん、素晴らしい!申し分ない!!」


しかし、監督は俺の事をかなり気に入ってくれたようで、
予定には無かった俺のシーンを、追加で撮影する事になった。

・・・これは、本来は存在しないシーンなので、
当然「見本ビデオ」も無い。 つまり・・・


 「ユウキに任せるよ」


・・・よっしゃあ!
 では、お言葉に甘えて・・・、

俺は数分間、アドリブを交え、好き放題に演じた。


「うん。すばらしい。本当にありがとう!
 おかげで、とても良いものが撮れたよ。
 完成するのを楽しみにしていてくれ!
 がっかりはさせないよ。」


監督が喜んでくれて、本当に良かった。

さあ・・・、帰って、熱いシャワーを浴びよう。
疲れた・・・。

投稿者 ユウキ : 23:25 | コメント (2)

2010年03月03日  映画一般

朱液で墨絵

「プレゼン映像」の撮影の集合時間は、午前9時だった。

スタッフが、撮影スタジオ内に
次々と機材を運び込んでいる。



今回は、「グリーン・スクリーン・ステージ」での撮影だ。

「グリーン・スクリーン・ステージ」とは、
背景が「蛍光色の緑」になっている、
「CG合成」などの「特殊撮影」に使うスタジオの事だ。



・・・監督としては、この真っ白な壁を
「蛍光緑」に塗り直したかったそうだが、
残念ながら、今回はその時間も予算も無いので、
このまま「真っ白な背景」で撮影するそうだ。


 「えーと、じゃあ、最初のシーンは、ユウキから。
  まずは、このヨロイを来て、
  盛大にぶっ倒れるシーンから、撮影しよう。」


ちょ・・・ちょっと!
ヨロイを着て、ぶっ倒れるとか、
俺、聞いてませんよ!

しかも、このヨロイ、ずっしり15kgくらいあるし。

うう・・・、アクションはできないって、
あれほど言ったのに・・・。


・・・それから、なんと約8時間。


俺は、10kgと15kgのヨロイを交互に着て、
走って、にじりよって、吹っ飛んで・・・、
・・・とにかく良く動いた。


そして、もう、あまりにくたびれて、
最後はボロ雑巾みたいになった。

さあ・・・、明日も頑張ろう。・・・うう。。

投稿者 ユウキ : 23:09

2010年03月01日  映画一般

ハリケーン

前に「ミーティング」をした「とある映画プロデューサー」からメールが届いた。


「ユウキ、私の友人の監督が、
 プレゼン用の、『仮の予告編』を急遽撮影する事になったんだけど、
 手伝ってあげてくれないかしら。」


映画を撮影するためには、お金が必要だ。

だから、映画の製作者は、
あちこちのスタジオや、他のプロデューサーを回り、
自分の映画のプレゼンテーションをして、
資金を集めなければならない。

・・・今回は、その「プレゼン用の仮の予告編」に
出演しないか、とのお誘いだった。


「資金を集める為の、仮の予告編」なので、報酬も出ないし、セリフも無い。

・・・でも俺は、今年に入って、
一度たりともオーディションに行っていないのだ。

断る理由など無い。
ちゃんとしたプロの現場で、経験を積まなければ。


早速、ハリウッドのとあるオフィスに急遽出かけていって、
監督から直接、プロジェクトの説明を受けた。


 ・・・なるほど。

 ほほう! ・・・うーむ。

 へえ! それは、それは!


・・・なるほど!


45分間も話し込んでしまった。

「SFチック」な、「アクション映画」の、「仮の予告編」らしいので、
俺は正直に

 「僕はアクションは、全く自信がありません。」

と言った。

 「大丈夫。
  それよりも、僕は君が気に入った。
  君は、良い役も、悪役も、どちらもできそうだ。
  僕は、『ただの悪役』よりも、
  役自身に『ちゃんとした理由』がある、悪役が好きなんだ。
  後ほど、改めて連絡します。」


そして、電話が掛かってきた。


 「例の仮の予告編ですが、
  メインの悪役をお願いします。
  撮影は明日です。
  どうぞ、宜しくお願いします。」


・・・セリフ無しの悪役か。面白い!

役作りに残された時間は・・・あと、数時間。
よーし!!!!いっちょ死ぬ気で頑張って来るか!!

投稿者 ユウキ : 18:11 | コメント (7)

2009年05月05日  とある映画その3

どうしてこうして

マネージャーの「マイク」のところに連絡があり、
俺が「とある映画」にキャストされた事を知らされた。


うおっしゃああぁぁあああッ!!!


残念ながら、まだ詳細は話せないが、
ちゃんと役名がある「脇役」だ。


撮影は、約1ヵ月後。

俺の撮影期間は約3週間だ。


・・・今からやらなければならない事が山積みだ。

今回は、「新たなフィールド」への挑戦となる。
限界ギリギリまで肉体を酷使し、撮影に備えよう。

これができないようじゃ、俺は役者失格だ。


またも日記がしばらく「あやふや」になりますが、
どうぞ、お付き合い下さいませ。

よし!頑張ろう!!

投稿者 ユウキ : 23:59 | コメント (2)

2008年12月16日  映画一般

ひゃかなしっしゃい

前に出演した、「The 8th Samurai」の、試写会へ行って来た。

他のキャストやスタッフとも再会できて、
とっても良かったんだけど、
完成版の映画を観て、俺は愕然とした。


俺のセリフが、何を言っているのか全く分からない!


俺が演じた「山下」は、シーン内でタバコを吸っているんだけど、
普段、タバコを吸わない俺は、「咥えタバコ」をどうするか、
全然分かってなかったんだ。


俺の本来のセリフは、

「南州さん、そろそろ切り上げよう。
 今の、プロデューサーだよ!」

なんだけど、

「ひゃんひゅーひゃん、ひょろひょろひりやげよー、
 ひまの、ふろヒューひゃーひゃひょ」

になってた。


 がーーーーーーーーーーーーん。


詰めが甘かった。

映画自体が良い出来なだけに、
オープニングの重要なシーンが、これで始まったら、まずいだろ。

俺の責任だ。他の役者に申し訳ない!

もう修正する事は不可能だ。
この失敗を肝に銘じ、繰り返さないよう、次は頑張ろう。

投稿者 ユウキ : 23:23

2008年11月20日  オーディション★2

けっぱろう!

ハリウッドのベテラン日本人キャスティングディレクター、
「高田ゆみ」さんの主催するオーディションに参加した。

全編日本語の「短編映画」で、撮影はニューヨークだそうだ。

・・・ニューヨークか。懐かしいなあ。

監督は大学で4年間日本語を専攻したらしく、日本語ペラペラだ。
それに、わざわざニューヨークから来てるだけあって、もの凄い気合だ。

オーディションは、一人約30分という、濃い内容だった。


しっかりと衣装を揃え、セリフを覚え、
小道具も作り、気合を入れて参加したんだけど、
途中で頭に血が上って、「宮崎弁」になった。

・・・主人公は青森人だから、せめて「津軽弁」じゃないとね。


よし、次も頑張ろう!

投稿者 ユウキ : 23:31

2008年08月21日  映画一般

サダンバーラ

前に撮影に参加した、「The 8th Samurai」のアフレコに参加した。

アフレコと言っても、俺が演じた「山下」の声ではなく、
後ろの方で遠く聞こえる「環境音」の録音だ。

8人の俳優たちが、互いに役割分担をして、
それぞれの声で、別々の役を演じた。

俺の担当は、
 「照明技師」
 「スタッフ」
 「侍」
 「野武士」
 「エロい男」
などだった。

「エロい男」の声を録音する時に、
思い切り極限の下ネタで暴走したら、俳優仲間にかなり驚かれた。
まさか俺が、真顔でお下劣ネタを言うなどとは、夢にも思ってなかったらしい。


うーむ、どうやら誤解があるようだ。


俺のコメディの舞台を見た人は当然知ってるかもしれないけど、
今まで、お下劣ネタ、人種ネタ、政治ネタ、社会風刺ネタなど
かなり不謹慎なネタを平気でやって来た。

たとえば中学のころ、舞台の練習中に、俺は美和子ちゃん(母親)を
「長乳美和子ちゃん、(ながちちみわこちゃん)」と呼んでいた。
文字をそのまま捉えて頂いて問題ない!!

美和子ちゃん「ユウキが吸ったから伸びたっちゃが!!」

ただ、ここで日記を読んでいるあなた、・・・そう、あなたのような、
純粋で清純な紳士淑女方に「しょっく」を与えないよう最大限配慮し、
あまり文章上では登場させていないだけだ。まあ、なんという心づかい。

・・・だがしかし、俺には目標がある。
その目標を目指すべく、
由緒ある長乳家の一員として、これからも恐れずに暴走する心意気だ!
どーか、適度に幻滅し、見捨てないで、これからも見守って頂きたいっ!!

投稿者 ユウキ : 23:54 | コメント (2)

2008年02月26日  映画一般

スリップ注意

映画「The 8th Samurai」の撮影が終わった。

山奥での撮影は、本当に寒かった!
身体の芯からブルブルと震えが来た。

撮影に参加したのは5日間だったけど、
実際に自分のシーンを撮影したのは2時間弱で、
後はエキストラの一人として仕事を全うした。


今回の作品には、友人が多数出演している。

主演の「英二郎」さんは、
硫黄島でキリッとした「大久保中尉」を演じていた方だ。
今回の「The 8th Samurai」では荒くれで熱血漢の「南州」を演じている。

他にも、硫黄島で共演したメンバーと多数再会できて
もう現場に居るだけで楽しかった。


作品の完成が、今から楽しみだ。
それを観て、自分で反省し、次に生かしたいと思う。


(2つは失敗作)

投稿者 ユウキ : 23:17 | コメント (2)

2008年02月18日  映画一般

90%の情報と、10%の想像

男性A「社長!オーケーです!」
社長 「おう。」
男性B「オッケー!」

++++

この会話を見て、どう思うだろうか?
俺は特に何とも思わない。

・・・でも実は、「何とも思わない」から凄いんだ。


「先入観」というのは本当に恐ろしい。

自分の中で、「その時代のイメージ」を勝手に作り出し、
それに合わないと、「間違ってる」と認識してしまう。


さて、俺が演じる「山下」の生きた
1953年とは、どんな時代だったんだろうか?

まずは、イメージを元に予測を立ててみよう。


■イメージからの予測
 終戦から8年、戦争の傷跡はまだ深く残っていて、
 日本人は皆、暗い顔をしているに違いない。

 まだ欧米の文化が今ほど普及していないので、
 カタカナ英語はそれほど広く使われていないはずだ。


大体、こういったイメージが思い浮かぶ。

だって、55年前の日本が、
今ほどチャラチャラしてるわけ無いじゃないか。ははは。


・・・しかし、こういった「先入観」こそが、
 演技をする上で一番の敵になる。


次の会話を見て欲しい。
これは、1950年代を題材にした、
「とある映画」のワンシーンだ。


====

男性A「社長!オーケーです!」
社長 「おう。」
男性B「オッケー!」

社長 「どうだいみんな、忘年会は箱根あたりで派手にやるかな?」

社員達「・・・おお!」「・・・よし!」

女性A「それよりもー、3ヶ月分の給料、おねがいしまーす。」

社長 「誰だぁ、不景気な声、出すのは?」

社員達「はははは!」

社長 「3ヶ月分の給料はモチロン、ボーナスの事も考えてるよ。」

社員達「おおおっ!」

====


ははは!なんと陳腐な時代設定だ。
オッケーだの、ボーナスだの、現代的すぎるだろ。
この時代はもっと、日本的だったはずだ!!!!


・・・ところが、この映画が撮られたのは、「1950年」だ。
映画「醜聞(スキャンダル)」からの引用だ。


 そんな馬鹿な!
 その時代、こんな会話があるはずがない!

 こんな「現代っぽい会話」は、あってはならないんだ!
 ・・・1950年なのだから!!


こんなのもある。



これは、映画「素晴らしき日曜日」のとあるシーンで、
画面の端っこに10秒ほど映っている「立て看板」だ。

どう見ても「バレンタインデーのダンスパーティー」と書いてある。


しかし、ここで恐ろしいのは、
この映画が撮られたのが「1947年」だという事だ。


・・・んな馬鹿なっ!

1947年にバレンタインデー!
有り得ない!あってはいけない・・・はずなんだ!!


60年前に生まれてない俺が1953年の日本人を演じるには、
文字情報や写真、映像などを参考に当時にタイムスリップするしかない。

そこで「先入観」を捨てなければ、
「1953年の日本人」ではなく、
「現代人が考える1953年の日本人」になってしまう。これはいけない。

時間が許す限りしっかりと調べ、
「1953年に生きた、9000万分の一日本人」になろうと思う。

投稿者 ユウキ : 23:28 | コメント (2)

2008年02月16日  映画一般

ホリゾント

さあ、撮影まで時間が無い。全力で準備をしよう!


まずは、髪型と服装だ。


この「8th Samurai」のベースになってる「とある侍映画」の照明技師達は、
どんな髪型や服装をしていたんだろうか。
そして、昭和28年の一般的な髪型は、どんなものだったんだろうか?

俺はまず、片っ端から資料をかき集め、それに目を通した。

運よく、当時の撮影現場で照明技師をしていた方の
インタビューを見つけたので、それを参考にさせて貰う事にした。

その映像を印刷した物と、
当時の「流行髪型一覧」を持ち、俺は全力で床屋へと向かった。


 「これでお願いします。」



バッサリやって下さい。バッサリ。


バッサリ。



この後で、監督や他のキャストと初の読み合わせがあった。

ここで初めて台本を他のキャストと読んだわけだが、
俺は自分のたった2つの台詞が心配でたまらない。

照明の事なんか、さっぱり分からないから、
言葉にリアリティが無い。


・・・よし、今度は計器の使用法を覚えよう。


当時、光の強さを測る「露出計」は、ウェストン社の物しかなかった。
最新の「Weston Master III」は、シネモデルと呼ばれていて、
映画の撮影を見越して作られていた。



これがそのウェストン露出計だ。

本物が手に入ればよかったんだけど、
残念ながら、撮影まで時間が無いので間に合わない。

「取扱説明書」なら見れるから、これを見ながら勉強するか。


・・・まてよ。


    もしも買えないのなら、自分で作ればいいじゃないか!


++++


<ウェストン露出計:Weston Master IIIの作り方>


●材料
ステレオスピーカー   $1
タッパー           2個
プラスチックのフタ     1個


●作り方
1、あれこれします。


<完成>


++++


うむ。余は満足じゃ。自己満足じゃ。ああ楽しい。


ダイヤルの目盛も再現したので、一応ちゃんと使える。

さあ、準備はまだまだだ。本気で行くぞ!

投稿者 ユウキ : 15:51 | コメント (2)

2008年02月13日  映画一般

空に星は見えない。

AFI(アメリカ映画協会:American Film Institute)という団体が撮影する、
8th Samurai(八人目の侍)という短編映画に、
照明助手の「山下」として出演する事になった。

http://www.the8thsamuraimovie.com/

「硫黄島」で共演した俳優仲間が多数出演する事もあって、
このプロジェクトの事は聞いていた。

でも昨日、キャスティングディレクターの方から連絡があり、
「照明助手その1」の役を演じる人を探しているとの事だった。


「僕でよければ、お願いします」とメールしたところ、
監督から「是非ともお願いします。」と返ってきた。


そこで、マネージャーの「マイク」と相談した。


俺   「マイク、この映画のこの役を演じたいんだけど・・・」

マイク「・・・え、でも、ユウキ、この役は役名が無いよ。」

俺   「知ってる。」

マイク「・・・セリフも、この2つしか無いんじゃない?」

俺   「知ってる。」


マイク「・・・・・・大丈夫かな。
     それって、君のキャリアにとって、マイナスになるんじゃないか?」


俺   「・・・・・マイク、もう一度確認するけど、
     俺は「スター」を目指してるんじゃなくて、
     「俳優」を目指してるんだ。
     自分がスターになる事には全く興味が無い。

     君も良く知ってる通り、俺達日本人の役は、ほとんど無い。
     そのほとんど無い日本人の役を、大勢のアジア人で奪い合ってる。
     セリフが英語だったら、
     プロダクションは日本人を使う事にこだわらないから、
     「アジア人俳優全て」が競争相手になる。
     セリフが日本語だったら、
     興行的に考えて日本から俳優を連れて来るから、
     「日本のスター」が競争相手になる。

     ・・・俺はまだ、俳優として経験不足だよ。
     現時点でこの競争に勝てるとは、到底思えない。

     今は、とにかく一つでも多くの現場を経験したいんだ。
     俳優としては、きっとプラスになるはずだよ。」

マイク「・・・でもね、ユウキ、IMDb(ネット上の俳優データベース)を、
     キャスティングディレクターが見たら、どう思うかな。
     せっかく硫黄島、ピンクパンサーと、役名のある主役級の役を
     演じてきたじゃないか。
     でも、その次が「照明助手1」じゃ・・・、」

俺   「分かってる。俺をオーディションに送るのが、
     やり難くなるって言いたいんだろ?キャスティングにナメられるから。」

マイク「・・・うん、まあね。」

俺   「大丈夫。心配いらない。
     これが20、30個と積みあがれば、
     その、こなした役の数自体が、
     もっと大きな力になるはずだよ。
     俺も演技が磨けて一石二鳥じゃないか。
 
     ・・・それに、映画のスチール写真がある。

     もしも、キャスティングディレクターが
     何らかの映画で俺の顔を覚えていれば、
     その映画以外で俺が何をしてようが、
     向こうは気にしなくなるんじゃないか。」

マイク「・・・かもしれないね。」

俺   「・・・だから、いいよね。是非ともやりたいんだ。」

マイク「じゃあさ、これはどうかな。
     ちょっと、監督に連絡させてよ。
     照明助手1に役名を付けれないか聞いてみるよ。・・・それはいいよね?」

俺   「もちろん。ありがとう、マイク。」

マイク「こちらこそ、ありがとう。共に前に進んで行こう。」


・・・こうして、照明助手の「山下」を演じる事になった。

「ハリウッドスター」ではなく、
「ハリウッド俳優」を目指す俺にとって、マイナスになる事など何も無い。
もしも演技に失敗したら、それこそが最大のプラスになるんだ。
失敗する事で自分の「弱点」を見つける事ができるのだから。

撮影までもう1週間も無いけど、死ぬ気で1953年の照明技師になろうと思う。

投稿者 ユウキ : 23:35 | コメント (5)

2007年07月27日  映画「ピンクパンサー2」

ヘビと踊ろう!

「とある映画」のオーディションを受けた。

この映画は本部がニューヨークにあるので、
俺はビデオオーディションという形で参加した。

渡された台本を最大限に分析し、
衣装と小道具を揃え、
自分としては万全の体制でオーディションにのぞんだ。


・・・すると、今日、
トップのキャスティングディレクターから
マネージャーに直接、電話があった。


 「本当に素晴らしかった。是非とも彼をキャストしたい。」


耳を疑った。信じられなかった。


・・・だってこの映画には、俺の「憧れの人」が出演するんだ。

彼のコメディの技術を盗もうと、
何度同じビデオを観た事か。

その「雲の上の人」と同じシーンで演技をするなんて・・・、考えられない!


うぉおおお!!


撮影まで、現在の予定ではあと3週間くらいらしい。
・・・全てを賭けて頑張ろう。

投稿者 ユウキ : 23:48 | コメント (14)

2007年04月05日  映画一般

バタフライ

コメディの短編映画の撮影は、たったの2時間で終わった。

俺が演じた役は「日本人男性」。
「とある危機」が世界中で起こっている事を証明する為に、一瞬だけ登場する。

喋ったセリフは即興で3行。
・・・非常に残念ながら、俺のセリフに下ネタは無かった。

ちなみに妻役を演じているのは、親友のナオコだ。

この短編映画は、6月のシルバーレイク映画祭で上映されるらしい。
登場時間はかなり短いと思うけど、面白い物が出来るといいな。

投稿者 ユウキ : 23:20

2007年04月02日  映画一般

地下で笑え!

SAGの短編コメディ映画にキャストされた。

先週の金曜日がプロデューサーとの面接だったわけだが、
もう今週の水曜日に撮影だ。

俺が演じるのは「復縁を迫る日本人」の役。
出演時間は10~20秒くらいだろうか。


このコメディ映画、本当に恐ろしいくらいに「下ネタ」だ。
つまり・・・、えーと・・・、「おげれつ」だ。

別に裸になったりとか、そういうシーンは無いんだけど、
話してる内容が凄まじいんだ。

俺の役もセリフも、強烈な事になっている。


・・・だが、俺は怯むつもりが無い。
逆に思い切り汚れ役やってやろうと思っている。

コメディを目指す者として、下ネタくらいでガタガタ言ってられない。

「全力」を尽くしてぶっ壊れて来ようと思う。

投稿者 ユウキ : 23:15 | コメント (9)

2006年02月17日  映画一般

大いなる異変

昨年の某日、俺はワーナー・ブラザーズのスタジオ内で
「とある大作映画」のオーディションを受けた。

あまり詳しくは言えないのだけれども、
その映画は「とある有名監督」が手掛ける作品だ。


その大作映画に・・・・
 
.
            ・・・・・・なんと俺がキャストされた!!!


・・・それも端役じゃない!「役名」まである!


自分でもとてもじゃないが信じられない。現実感が無い。

撮影は3月。俺は1~2ヶ月ほど撮影に参加するらしい。


うわぁぁああぁぁあ、一体何が起こっているんだ!!

投稿者 ユウキ : 03:59 | コメント (9) | トラックバック

2005年10月18日  映画一般

アクションマスター

今日もワイルドスピード3の撮影にエキストラとして参加した。

集合時間は昨日と同じく朝の6時半。
今日は「第2班」に配属された。

「第2班」は主にアクションシーンを担当しているらしく、
現場は焦げたタイヤの煙と排気ガスが、もうもうと立ち込めていた。


お昼頃、俺はスタッフに告げて撮影現場を後にした。
何故かというと・・・オーディションが入っているからだ!

残念ながら今日のエキストラとしての報酬は貰えないが、仕方が無い。

もしもエージェントのマイクに

 「エキストラがあるので今日のオーディションには行けません」

なんて言ったら・・・それは大変な事になるだろう。

 「ユウキ。君は何の為に演技をやっているんだい!?
  俳優として成功する為だろう!!
  エキストラの為じゃないだろう!!!」


・・・てな事を言われる・・・と思う。しかもそれは正しい。

だから、可能な限りエージェントのオーディションには参加しなきゃいけない。


さて、今日のオーディションは
FOXの「フリーライド」というテレビショーらしい。

俺の役は「空手家」。


・・・また 武道家 か!!


ホント武道家ばっかだな。アジア人の役は。


セリフは全て即興。

3分間、キャスティングディレクターと即興のシーンをやった。


くっそぉ。絶対にまともな役を取ってやるからな!

投稿者 ユウキ : 23:20 | コメント (3) | トラックバック

2005年10月17日  映画一般

通行人Aを探せ!

今日はワイルドスピード3(The Fast & The Furious 3)の撮影に
エキストラとして参加して来た。

朝6時半から夕方6時半まで。12時間も頑張った。

日本が舞台だけあって、
エキストラは見知った顔が集まった。

俺はたとえエキストラであっても全力で頑張るわけだが、
ただでさえデカい身体なので、どうしても目立ってしまう。
おかげで助監督のゲリーにすっかり覚えられてしまった・・・

彼が言うに俺は俳優のベニシオ・デル・トロに似ているらしく、

 「みんなベニシオを見習って頑張れ!」

とマイクで支持を出される始末。


「目立たないようにする」という面でエキストラは難しいなぁ・・・

投稿者 ユウキ : 01:21 | コメント (2) | トラックバック

2005年08月03日  オーディション

裸の海賊

朝、いつものようにエージェントのマイクから電話が掛かって来た。

マイク「ユウキ!コールバック(二次選考)だ!
    例の君が「うさみみ」を着けて行ったゲームのCMだ。
    明日の昼12時30分。頑張ってくれ!」

きたあああああああああ!!

・・・やはり来たか!
うさみみパワーで頑張らねば・・・!


映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の二次オーディションは
バーバンクに位置するディズニースタジオの中であった。

俺は「例の格好」で堂々と会場に入った。

会場内には100人くらいの参加者が居た。全員アジア人だ。
俺はサインインを済ませると、椅子に腰を下ろして呼ばれるのを待った。


オーディションは10人一組で行われた。

まずは上着を脱いで上半身裸でポラロイド写真を撮られた。
その後「そのままの格好」でオーディション室に招き入れられた。


せっかく「特別な格好」をして行ったのに、「上半身裸」じゃ意味が無い!


オーディション室内には10脚の椅子が横一列に並んでいた。
俺達のグループは機械的にその椅子に座らされた。

 「ようこそ。今から何をするのか簡単に説明します。
  これからみんなには海賊になって貰います。
  彼等はもう何日も水を飲んでいません。
  そこに置いてある水のボトルが最後の一本です。
  それを奪い合って下さい。くれぐれも怪我をしないように。

  しばらくするとキャプテンが帰って来ます。
  そこで恐れおののいて下さい。

  では、始めましょう。」


彼が言うが早いか、俺は水のボトルに飛び付いた。
そして他の9人から揉みくちゃにされた。

痛たたた・・・、誰か知らんが引きずるのは止めてくれ。


 「・・・はい、そこまで。」


1列に並ぶ10人。


 「・・・俺の水を飲んだのは誰だ!」


 「・・・さぁ?」
 「アイツです!」
 「知らないなぁ。」
 「コイツです!」


 「・・・お前、どこの出だ!」


・・・来た!

実はオーディション室に入る前、
キャスティングの一人からこういう説明があった。

 「オーディション室に入った瞬間から海賊として振舞ってくれ。
  もしキャスティングディレクターに出身地を聞かれたら、
  自分の出身地じゃなくて、海賊としての出身地を応えてくれ。」

俺はなんて言おうかずっと考えてた。

・・・とりあえず「俺は海の上で生まれた!」とでも言おうか。


「キャプテン」は端から順番に聞いていって、いよいよ俺の番になった。


 「・・・お前、どこの出だ!」


 「俺は上の生まれたで海です!」


・・・うわぁあああ!しまった!英語になってない!!

言う直す暇も無く、キャスティングディレクターは隣の人へ移動してしまった・・・


こりゃ駄目だ。がっくりしてオーディション室を出た。


約100人が全員揃った所で、
海賊として3次選考へ行く約30人が発表された。

当然俺の名前は呼ばれないわけで・・・


選ばれた人達はこれからトレーニングを受け、
最終的にカリビア海へ行く海賊を決めるらしい。

ちなみに海賊は頭頂部だけ丸く髪の毛を残した髪型になるそうだ。
それを聞いて海賊に選ばれなかった悔しさがちょっと和らいだのは秘密だ。


今回の失敗から2つの事を学んだ。

・オーディション会場に入った瞬間から悪役になりきると、
 キャスティングディレクターから本当に嫌な奴だと思われ嫌われる。

・喋る時はまともにはっきりと言う。


常に上手く行くわけじゃないけど、これからも全力を尽くすつもりだ!

投稿者 ユウキ : 23:53 | コメント (3) | トラックバック

2005年07月30日  オーディション

少し優しい狼に

今日はパイレーツ・オブ・カリビアンのオーディションだ!

有名映画だけあって、かなりの人出が予想される。


・・・さて、何を着て行こうか。


俺が狙うのは勿論「海賊」のパート。
やはりここは海賊っぽい格好をした方がいいのかな?


何か・・・彼等にアジア人の海賊のイメージを与えれる物がいい。
何か・・・彼等がそのまま映画内で使えそうなのがいい。
何か・・・他の人が着て来ないようなのがいい。


・・・よし、決めた。「これ」にしよう!


会場であるRicardo Montalban劇場は大混雑していた。

凄い数の人だ!
この規模のオーディションはニューヨークで参加した
「ビューティフル・マインド」のオーディション以来だ!

劇場内の椅子に座ってエキストラ用の用紙に記入している時、
キャスティングの人から恐ろしい説明を受けた。


 「もしもキャストされたら、その時はツルツル坊主頭になって頂きます。」


・・・えー、ホントですか。

俺の頭はアリが住み着くほどモサモサしております・・・
俺の頭は後頭部が絶壁で直角になっております・・・


なんか海賊の役が一気に遠くなったように感じた。

用紙に記入した後で順番にステージ上に上がり、
ポラロイドカメラで写真を取って貰う為に2$支払った。


 「できればシャツを脱いで下さい。」

写真を撮る前に係の女性がそう言った。

・・・だが、俺は敢えて着たままで写真に納まった。

Tシャツを着て来た人ならまだしも、
俺の場合は「特別な格好」をしているので着ていた方が良いような気がしたんだ。


撮影はあと16ヶ月間を予定しているそうなので、もしかしたら忘れた頃に

 「明日ツルツル坊主頭にして下さいっ!」

なんて電話が掛かって来るのだろうか。・・・恐怖だ。

投稿者 ユウキ : 23:09 | コメント (3) | トラックバック

2005年07月27日  演技全般

3倍希釈

今日はミュージカルの授業の発表会だった。

俺は3曲歌ったんだけど、この2ヶ月の間に自分の歌唱法が上達したのが分かって嬉しかった。

その後、友人のラファエロの協力でデモテープに使う為の映像を撮影した。
22日に撮影した映像は逆効果なので使わない事にしたんだ。


ちょっとおかしく聞こえるかもしれないが、
「俳優のデモテープ」で演技力はあんまし関係が無い。

ここで重要なのは「いかにプロっぽく見えるか」。


キャスティングの人達はデモテープを見る時、
 「この人に役を任せて大丈夫だろうか・・・」
と不安になりながら見てるわけだから、
 「僕はプロですよ!ほら!」
と彼等を安心させてやらなければいけないんだ。

22日に撮影したカフェのシーンは明らかにアマチュアに見えてしまうので、もしも俺がこれを使ったら、彼等の反応は「なんだ。素人か」で終わってしまう。


それでは駄目だ。

プロっぽく見せなければ・・・!


という事で良いカメラを使ってモノローグ(一人芝居)を撮影した。
セットは照明1機だけ。他は何も無い。

照明1機を使って、新たな世界を作り出す。


撮影終了後、エージェントのマイクから留守電が入っていた。


マイク「ユウキ、このメッセージを聞いたら電話をして欲しい。
    新しいヘッドショットの写真の撮影は、ちょっと待って欲しい」

・・・???


ユウキ「マイク、留守電聞いたけど、どういう事?」

マイク「ユウキ、君も知っての通り、僕はCM専門のエージェントなんだが、
    君にインパクト・タレント・グループの映画専門エージェントの
    面接を受けて欲しい。だから、ヘッドショットの撮影は少し待ってくれ。
    詳しい事は明日教えるよ。」


へぇー、マイクはCM専門エージェントだったのか!
今まで知らなかった俺って・・・


家に帰ると、なんかご大層な封筒が届いていた。

差出人は「Screen Actors Guild」。

・・・え?SAG?
俳優組合が俺に何の用だ・・・?

封筒の中には両面印刷された一枚の文書が入っていた。


Dear Yuki:

Screen Actors Guildは、2005年7月15日に"Ask the Dust"で声優を担当されたあなたが、世界最高峰の本組合に入会する資格を有した事をここにお知らせします。


・・・なにぃいいいいいいいい!?

俺がSAGに入る資格を得ただと!?

本当か!?信じられない!

SAGはハリウッドで俳優を目指す人が常に夢見る組合だ。
ここに属さなければ成功する事は不可能なんだ。

誰でも入れるわけじゃない。
SAG映画に3本出演するか、大きな役を取らなきゃ駄目だと聞いてたのに・・・。


・・・待てよ?


ブラック・ニンジャ(SAG映画)
ラスト・サムライ(SAG映画)
Ask the Dust(SAG映画)


・・・ああ、なるほど・・・。
俺は気付かないうちに3本のSAG映画に出演してたのか。


今、どうやら俺は大きな流れの中にいる。

でも、流れに身を任せる事はしない。
流れに沿って全力で泳いで加速を付ける!

投稿者 ユウキ : 23:42 | コメント (2) | トラックバック

2005年07月25日  オーディション

プロローグ

今日は映画「アクター」のエキストラをやっていた。
別にお金が貰えるわけじゃないけど、特に忙しいわけでも無かったからだ。

朝の10時から中華街にあるサイゴンセンターで撮影は行われた。

眩しい太陽が照り付ける中、
商店街のアーケード通りを指示に従って行ったり来たり。


そんな時、俺のプリペイド携帯電話が鳴った。(振動した。)


マイク「やあユウキ、この前は面接に来てくれてありがとう。
    エージェントのウィリアム・マイケルだけど。」


・・・!!


ユウキ「やぁマイク!どうしたの?」


マイク「ユウキ、君をクライアントとして迎えたいんだ。」


・・・?


 ・・・うおおおおおおおおおおおっっ
    きたあああああああああぁあああ!!


ユウキ「そ、・・・それはグッドニュースだ!」


マイク「ユウキ今までにエージェントに属した事はあるかい?」
ユウキ「いや、無いよ。」

マイク「エージェントがどういう物か分かるかい?」

ユウキ「・・・思うに、エージェントと俳優はお互いを支え合うパートナーだと思う。」

マイク「うん。僕達はまず君を3ヶ月サポートして、
    君がどれだけの能力を持っているか試したいんだけど、いいかい?」
ユウキ「望むところさ!」
マイク「オッケー。契約の詳しい内容について話そう。」


マイク「まずは映画だけど、組合に属している大型映画の場合、
    僕達エージェンシーは君の取り分の10%を頂く。
    独立映画などの場合は20%。いいかい?」
ユウキ「分かった。」

マイク「あとユウキ、君とはパートナーになるわけだから、正直に言おう。」

ユウキ「どうしたの?」
マイク「僕が考えるに、君はコマーシャル顔では無いと思う。」
ユウキ「そうかもね。」
マイク「あと、君のヘッドショット(顔写真)だが、何か足りないと思う。
    撮り直す予定はあるかい?」
ユウキ「もしも必要なら、撮り直すよ。」


マイク「ユウキはインターネットのオーディションサービスを使ってるかい?」

ユウキ「一応Actors Accessに登録してるけど、まだ年会費を払ってないなあ。」
マイク「では、できるだけ早く登録して欲しい。
    L.A. CastingBreakdown Services なんかもだね。」
ユウキ「分かった。」


マイク「とりあえず、明日オフィスに来てエージェンシーのロゴを受け取って欲しい。
    君は今からこれを自分の履歴書などで連絡先として使う事になるからね。」
ユウキ「そうだね。」

マイク「それじゃ、また明日!」
ユウキ「それじゃ!」


・・・エージェントが!

・・・とうとう俺にエージェントが!!


・・・渡米5年目にして、初めてのエージェントがっ!!


もうね、死ぬ気で頑張るよ。
これからの活躍に期待して欲しい!よっしゃ行くぞ!

投稿者 ユウキ : 22:22 | コメント (5) | トラックバック

2005年07月20日  オーディション

人種の限界を超えろ

"Want of Opportunity"という映画のプロダクションから電話があり、
大至急「デモテープ」を送って欲しいとの事だった。

でも・・・俺はデモテープが無い。
急いで作る事はできるけど、良い物はできないだろう。

デモテープが無い場合は「チャッド」に電話してくれと言われたんだけど、
募集要項のプロデューサーの欄に書かれている「チャッド」さんとこの「チャッド」さんは同一人物なのでは・・・?


35mmフィルムの本編映画で、撮影はメキシコ。
募集要項に「アジア人」や「日本人」の欄は無いにも関わらず
彼等は俺に電話を掛けて来た。

・・・どうしても役を取りたい。

アメリカ人でも演じれる役を日本人の俺が取ってこそ、
俺は初めて「ハリウッド俳優」を名乗れるような気がする。

明日、気合を入れて「チャッド」に電話しよう。

投稿者 ユウキ : 23:07 | トラックバック

2005年06月30日  映画一般

素晴らしき日

映画"Ask the Dust"のオーディションはパラマウントスタジオの
クロスビーADRスタジオで行われた。

ADRというのはAutomatic Dialog Replacementの略で、
日本語で言う「アフレコ(声あて)」と思って問題無い。


オーディションに参加していたのは、
青年役に7人、少年役も7人。

俺は青年役だ。


まずロバート・タウン(Robert Towne)監督が簡単にシーンの説明をし、
それからオーディションで使うシーンを皆で何度か観た。

シーンはコーリン・ファリル(Colin Farrell)演じる主人公が、
海岸でフットボール(ラグビー)に興じる日本人少年達に混じって遊んでいるシーンだった。

俺達は今からこのシーンに合った声を出さないといけないわけだ。


まず選ばれたのは俺こと「ユウキ」と、同じく「ユウキ」という名の少年だった。
ダブル「ユウキ」だ。

だが、少年ユウキは緊張のあまり固まってしまい声が出ない。
困ったスタッフは少年ユウキの代わりに
別の日本人男性を使ってオーディションをスタートする事にした。

そこで選ばれた俺ともう一人の日本人とは・・・

   「ユタカ」だ。

彼は俺がラストサムライのオーディションに行った時もパートナーだった。
あの時は一緒にチャンバラをした。そして2人共キャストされた。抜群の相性だ。


俺達2人はスクリーンを見つめながらシーンに合った声を出していった。
スタッフが「大きな声が欲しい」と言っていたので、2人で元気良く思い切りやった。


・・・終わった。


するとタウン監督がミキサー室からマイクを使いわざわざコメントを出してくれた。

 「君達2人共素晴らしかったよ!」


その後、他の俳優達も2人づつペアになってアフレコをしたわけだけど、
ここで恐ろしい事実が明らかになった。

子役用に来ている7人全てが日本語を話せない!

なんてこった。
日本語の声のオーディションなのに日本語が話せないなんて。
ちなみに青年役は7人中5人が日本人だ。

スタッフにも日本人は居ないので、
俺が付きっきりで子役の傍に付き、セリフを耳に囁く事になった。

だけど・・・、これは厳しい。

俺 「こっちこっち!」
子役「コチコチー!」
俺 「ちょうだい!ちょうだい!」
子役「チョダーイチョダーイ!」
俺 「待って待って!」
子役「マテマテー!」
俺 「はやく!」
子役「ハヤクー!」

ううむ・・・


オーディションが終わった。

スタッフはミキサー室の中で話し合い、そして結果を伝えた。

「皆さんお疲れ様です。今から結果を伝えますが、
 結果に関わらず、皆さん素晴らしかったです。
 残って頂きたいのは・・・、

 ユウキマツザキ・・・・、
 ユタカタケウチ・・・、
 そして子役は・・・、」


おおおおおおおおおおお!!!
取ったっっ!!!

すげえ!取った!・・・しかもユタカも取った!


俺達の声の大きさが高く評価されたようだ。


さあ、本番へ移ろう!


本番と言っても、やる事はオーディションと全く同じだ。
映像を観て、それに見合った声を出す。

俺と子役のうちの一人、ユタカともう一人がペアになった。


まずは子役に日本語を教える事から始める。

俺 「にいちゃん!こっち!」
子役「ニチャーン!コチー!」
俺 「にいちゃん!こっち!」
子役「ニーチャーン!コッチー!」
俺 「にいちゃん!こっち!」
子役「にーちゃン!こっチ!」
俺 「そうそう!」

ユタカももう一方の子役に日本語を教えている。


本番では・・・俺達のペアは何と1テイクでOKが出た。
ユタカのペアは子役が「ちょだーイ!」しか言ってなかったので
8テイク掛かった。

結局スタッフも諦め、子供はアメリカ人という設定に変えて
いくつかのセリフを英語で録った。


できあがった物を聞いて、俺はいくつか気になった。
今、日本語で「ボール」という単語が聞こえたような・・・。
(設定は1933年)

指摘したけど、
「少しの英語は大丈夫。一応舞台はカリフォルニアという設定だから。」
との事。

こういう時、スタッフに日本人が居ればな、と切実に思う。


多分俺の声は他と混じってるので聞いても殆ど分からないだろう。
もしも高い青年の声が聞こえたら、それが俺の声だ。低い方がユタカ。


帰り際、映画「War of the Worlds(宇宙戦争)」の上映開始を記念し
パラマウントスタジオ内で大バーベキュー大会が催されていたので
俺も少し立ち寄って美味しいバーベキューをご馳走になった。


・・・良い1日だった。明日も頑張ろう!

投稿者 ユウキ : 22:18 | コメント (3) | トラックバック

2005年06月29日  オーディション

埃に聞け

キャスティング・ディレクターのマリー・アンから電話があり、
明日のオーディションの詳細を聞いた。

これは"Ask the Dust"という新作映画で、
求められているのは1933年にカリフォルニアの海岸で
「フットボール」をしている15~18歳の日本人青年の声らしい。

この「フットボール」がサッカーを指すのかラグビーを指すのかは
マリー・アンもちょっと分からないとの事。


オーディションを通過した場合は即日でレコーディングを行うので、
必要書類を全部持って来てくれと念を押された。

さーて、ベストを尽くしましょう!

投稿者 ユウキ : 10:57 | トラックバック

2005年06月24日  オーディション

姿なき挑戦

キャスティングディレクターのマリー・アンという人から電話があり、
来週30日にパラマウントスタジオで行われる
映画のオーディションに参加して欲しいとの事だった。

これも声の仕事で、求められてる声の年齢は15~18歳、
舞台は1935年らしいので、相応の言葉遣いができる人を探してるらしい。


ミュージカル「なでしこ」では1940年代の14歳だったので、
頑張ればなんとかなるかな・・・?
ベストを尽くせるよう、もう一度資料に目を通しておこう。

投稿者 ユウキ : 22:29 | トラックバック

2005年04月29日  映画一般

次から次へ

学生映画の発表会へ行ってきた。
俺は2本に出演している。

1本は友人のイリットが監督したコメディの短編映画「Psychic(サイキック)」。
俺は占い師に騙される虚弱体質の青年を演じている。

2本目は、俺が従兄弟の結婚式の為に作ったビデオレターだ。
前もって準備し30分で撮ったのだが、あまりに評判が良いのでお披露目となった。


今度、エージェント用にデモテープを作ろうと思っているので、
新たにストーリーボード(絵コンテ)を描こうと思う。
もちろんコメディだ。テーマは「More is More」

投稿者 ユウキ : 20:29 | トラックバック

2005年04月20日  コメディ

密室のコメディ

マイク(コメディのコーチ)の映画製作パートナーにジェイムスという人がいる。
眼鏡を掛けた小柄のおじさんなのだが、彼から取材を受けた。

彼は現在コメディアンに関するドキュメンタリー作品を制作しているらしい。

簡単な質疑応答だけのはずだったのに、どんどん乗って来て
スタンド・アップ・コメディからコメディのモノローグまで披露し、
気が付くと30分以上経ってしまい、テープが切れてしまった。

最初は少し緊張したが、途中からは2人で大笑いしながらネタを披露しまくった。


もう90時間以上のテープがあり、これを90分に編集するそうだ。
俺のインタビューが1分でも、いや、10秒でも残ってると嬉しいが・・・

投稿者 ユウキ : 20:05 | トラックバック

2005年04月19日  演技全般

期待を裏切れ

新しく作るコメディのヘッドショットを印刷に出した。

カラーの確認用の試し刷り $10
10×8インチのヘッドショット(リトグラフ) カラー 200枚 $115
名刺 リトグラフ カラー 150枚 $65

小計$190.00
TAX$ 15.68
合計$205.68


今回のヘッドショットは、今までの物とは趣向が全く違い、
自分の中では実験的な要素も含まれている。
従来のヘッドショットの常識を完全に無視し、
「見る人を笑わせる」「興味を持ってもらう」という事を最大の目標としているからだ。


完成予想図


全米広しと言えどもここまでふざけたヘッドショットを持ってるのは俺だけのはずだ。
撮影は監督で友人のラファエロが担当し、デジタル修正は俺が自分で行った。

正攻法でやっていたら2年間もすぐに過ぎ去るし一発当てる事もできないだろう。
裏をかき、意表を突かなければならない。
アクションスターでない日本人のコメディアン求められてないのだから、
自ら売り込むしか無いのだ。

固まったシステムから抜け出し新たな道を作るにはそうするしか無い。

投稿者 ユウキ : 23:58 | コメント (4) | トラックバック

2005年04月10日  オーディション

素晴らしき会社

ハリウッドには日本人のキャスティングディレクターがいる。
彼女の名はYumi Takada。
ハリウッドに住む日本人アクターでその名を知らない人は無いだろう。

Yumiさんがキャスティングをしている日本映画のオーディションへ行ってきた。

台本の内容は、日本の食品会社が
様々な困難に打ち勝ちながら米国進出を果たすというもの。
サラリーマン金太郎の国際版といった感じだ。

日本人の監督は苦手だ。
でもこれもまた経験・・・か。

投稿者 ユウキ : 22:55 | トラックバック