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2006年05月01日  ★マニアック

最強の防壁

 
 ※ゲームに興味の無い方は読み飛ばしましょう。


テトリスDSの「エンドレスモード」は、本当に「終わりの無いモード」だった・・・


レベル1000


計10000段消したわけだが、
レベルが999から上がらなくなってしまい、急に目標が無くなってしまった。

普通にやってたらまずゲームオーバーにならないので
自分で無理やり積み上げて終わらせた。


果たしてこれは・・・テトリスDSを「クリアした」と見なしていいんだろうか・・・うーむ


レベル1003 スコア34930000


ここまで達成感の無い虚しさも久しぶりだ。
嗚呼、無駄な努力の何と素晴らしきことかな!

投稿者 ユウキ : 00:31 | コメント (6) | トラックバック

2006年05月04日  演技全般

果て無き道

一昨年の夏だっけか、
ミュージカルで1954年の14歳を演じた時、
俺は台本には書かれていない「教育勅語」を勉強したり、
旧字体で自分の仮想の日記を書いたりして、
「自分が演じる役」と「自分自身」を混ぜ合わせる作業を行った。

簡単に言えば、「役作り」だ。


同じように、今回「とある映像作品」に出演するにあたって、
俺は結構な量の「台本外」リサーチをした。

限られた時間内ではあったけど
「本当は体験していない自分の歴史」
を自分の物にする事が出来たように思う。

まぁ、その代償として身体がおかしくなったけど・・・


さて、この2回の「役作り」を通じ、
俺は自分なりの役作りの方法を見つけ出せた・・・ような気がする。

その方法をここに記しておきたい。


~~~~


「上手い演技をしたい」

役者なら誰でもそう思う。
でも「上手い演技」って何だろう・・・?


役者の中での「上手い演技」という価値観は
時間と共にどんどん変わる。

ここに今から書く
「現時点での自分の中での上手い演技」も、
数年後には古臭い物になってしまうだろう。

・・・でも、一応書いておこうと思う。
もしかしたら誰かの助けになるかもしれんし、ならんかもしれんし・・・


~~~~


いつの頃からか、自分の中で
 「リアルな演技をしたい」
という願望が強くなった。

ここでいう「リアルな演技」とは、
 「演じてるように見えない演技」の事だ。

理想としては、
「リアルすぎて、役者が演じている事にすら気付かない」
状態の事を指す。  


・・・この「理想の演技」を獲得にするには、一体どうしたらいいのか?


まず俺がしたのは、「演技」を捨てる事だった。

・・・そうか。役者が「演技」しようとするから「演技」であるとバレるんだ!


 分かりやすく言うと、こういう事だ。


・・・例えば、「タフな男」を演じるとしよう。


「軟弱な男」が頑張って「タフな男」を演じた場合、
そこに現れるのは・・・


 「タフな男を頑張って演じる 軟弱な男」  だ。


・・・さて、それは本当の意味での「タフな男」だろうか? ・・・違うはずだ。


もしかしたら観客の反応は
「頑張ってる」「上手くタフな男を演じてる」
かもしれない。

・・・だが、それは役者が演じてる事に気付いた上で、
「客席」という安全な場所から見ているゆえに出るコメントだ。


そしてそれは俺の目指している物ではない!


では、ここで「軟弱な男」はどうすべきか。


・・・簡単な事だ。

彼は役作りの期間を利用して「タフ」になればいいんだ。
精神的に、肉体的に、1分1秒を惜しんで「タフ」になればいい。

そして「最大限にタフになった状態」で舞台に立てばいい。

あとは「タフ」を無理に演じようとせず、
その状況に身を委ねるんだ。


・・・そうすると、観客からはどう見えるだろうか?


「頑張ってる」「上手くタフな男を演じてる」


このようなコメントが出るはずがない!


なぜなら、目の前にいるのは以前の

 「タフを頑張って演じる軟弱な男」

ではないからだ。


そこにいるのは・・・ 「タフな男」 ただそれだけだ。


~~~~


タフな男は「どうして」タフなんだろう・・・?


俺はこの疑問にこそ役者の持つ「選択の余地」があると思っている。


「タフな男」は「タフに見せようとしている男」とは違う。

「タフな男」はそれまでの人生経験によって「タフな男」になったわけで、
オギャーと産まれた瞬間からタフな男は・・・たぶん居ない。


・幼い頃から大人の汚い部分を見て育ったから?

・スポーツで精神・肉体共に鍛えたから?

・大事な人を守るため?

色々な選択が可能だし、その選択によって
100人居たら100人とも全く違う「タフな男」になるはずだ。


・・・では、ここで「タフな男」を「日本兵」に置き換えてみよう。
  そして同じ質問をしてみる。


日本兵は「どうして」日本兵なんだろう・・・?


その質問に果たしてどう答えるだろうか?


俺が「もし」日本兵を演じるとすれば、
1分1秒を惜しんでその日本兵になろうとするだろう。

彼がどのような人生を歩んできたのか、
想像力を最大限に発揮して再体験するだろう。

当然それは軍人勅諭(ぐんじんちょくゆ)や軍歌、
果ては歩兵須知集(ほへいすちしゅう)にまで及ぶはずだ。


「限られた時間の中で最大限に役と自分を混ぜ合わせる。」


それが俺の現時点での演技法だ。


出来立てホヤホヤの演技法なので、
自分でも上手いやり方が分からない。

もう少しスマートに出来れば良かったんだけどなぁ・・・

投稿者 ユウキ : 23:24 | コメント (3) | トラックバック

2006年05月06日  コメディ

オホホの予告

数ヶ月に渡ってCG製作分野を手伝ってきた
コメディの短編映画がいよいよ完成間近だ!

俺も5秒くらい出演している。


いやー、監督の熱意には本当に頭が下がる。

数ヶ月に渡って編集作業に没頭できる集中力と忍耐力は凄まじい物だ。

笑いに命を掛ける!素晴らしいじゃないか。


オンライン上で観れるようになると思うので
公開を楽しみに待っていて欲しい。

投稿者 ユウキ : 03:32 | トラックバック

2006年05月09日  ★マニアック

無心天遊

 
 ※ゲームに興味の無い方は読み飛ばしましょう。

昨年に続いて今年もゲームの祭典「E3」に参加できそうだ。
やったー、嬉しいな

次世代ゲーム機「Wii(ウィー)」の
リモコン型コントローラーがどのような形で完成したのか、
考えるだけでとても楽しい。

よっしゃー、遊ぶぞー

投稿者 ユウキ : 07:37 | コメント (2) | トラックバック

2006年05月11日  ★マニアック

未来のゲーム


 ※ゲームに興味の無い方は読み飛ばしましょう。

昨年の引き続き今年もゲームの祭典「E3」に
運よく参加する事ができた。

今年のE3で俺が最も注目しているのは
任天堂の次世代ゲーム機「wii」だ。

画面からの距離や角度を感知する新しい
リモコン型コントローラーを、どーしても自分の手で試してみたかった。


人ごみを掻き分けて任天堂ブースに着いたのは、お昼の12時半。

wiiの特設会場に入る順番待ちの列には
既に数百人もの人が長だの列を作っていた。


 ・・・うわぁ・・・これに並ぶのか・・・

最前列から最後尾まで、なんと歩いて2分も掛かった!
凄まじい人気だ。


大名行列の最後尾にくっ着いて、俺は待った。とにかく待った。

3時間半くらい待っていたんだけど、
俺のすぐ後ろに並んだ2人組と
テトリスDSで対戦していたので、それほど長くは感じなかった。

俺 「もしかしてテトリス強い?」

男性「いや、テトリスは結構自信があってさ。
    意外と苦戦すると思うよ。ははは。」


・・・結果は俺の69勝1敗。
いっさい容赦せず徹底的に叩きのめした。 鬼だ俺は。


午後4時を過ぎて、ようやくwiiの特設会場に入る事が出来た。
おお、ドキドキする。楽しみだ。

画面に映ってるのがリモコン型コントローラー

それを手に持ってゴルフをする男性。

画面右側の人は両手にリモコンを持って
画面内のドラムを叩いている。


特設会場内には実に様々なゲームがあったんだけど、
俺が一番好きだったのが、これ。

テニスだ。

このゲーム、操作方法の説明が全く必要ない。

手に取った瞬間から「リモコン」=「テニスラケット」なので、
あとは普通にテニスをするだけなんだ。

・・・これがかなり楽しい!!

まるで自分が画面中に入ったかのような不思議な体験だった。


・・・テニスのすぐ隣にあったこのゲーム


「RED STEEL」というゲームらしく、
プレーヤーが「リモコン」を「カタナ」に見立てて
画面内の敵とチャンバラをしていたのだが・・・

その敵の姿を見て、俺は言葉を失った。


・・・なんと敵キャラの顔が俺の俳優友達の顔だったのだ!!


まさかゲーム内の敵キャラとして
現実世界の友人が登場するとは思っていなかった。

3Dとはいえ、
さすがに友人を血まみれにする趣味は無いのでこのゲームはパスだ。


いやぁ、3時間半待ったけど、それに見合う体験が出来た。
E3に参加できて本当に良かった。

ニューヨーク時代に関わっていた
ゲーム製作で知り合った友人にも無事に再会できた。
彼女の持っていたデモ版のゲームに
率直な感想とアドバイスをした。

 「ここの8×100ピクセルを削ってでも
  ヘルプを入れた方がいいと思うよ」
 「でも、性質上3レイヤー被せれなくて・・・」

・・・まぁ、こういう感じのひじょーーーーにマニアックな会話だ。


誰かを楽しませようとしている人はポジティブなエネルギーに満ちている。
それは媒体が映画だろうとゲームだろうと、きっと変わらないんだと思う。

投稿者 ユウキ : 23:19 | トラックバック

2006年05月16日  演技全般

成す為に なすべき事

今日は夜中の1時から起きて、ただひたすらに勉強している。
何を勉強しているかというと、英語と解剖学だ。


・・・英語は分かるが、なぜに解剖学??


それは、オーディションの為。これからの為。

オーディションで医者を演じる機会がこれからあるかもしれない。
そんな時、俺は本当の医者に出来る限り近い知識を持っていたい。

それに必要なのは解剖学だけじゃなく、
手術の術式や問診のやり方までに至る医学に関する幅広い知識だ。

ただ英語が上手ければ良いってものじゃない。

きっとかなりの時間が掛かるだろう。
・・・でも、これは絶対に将来的に役に立つ。

「医者」が終わったら、次は「警察」だ。
その次は「ミュージシャン」、「弁護士」、「スポーツ選手」・・・、

たぶん終わりは無い。


英語の勉強は、ランダムに選んだ本を
とにかく声に出して速く読む練習をしている。
今の俺の読むスピードは、アメリカ人の5分の1以下だ。

・・・これではいけない。


アメリカ人の役者とオーディションで競り勝つには、

1、アメリカ人俳優並みの発音能力
2、アメリカ人俳優並みの演技力
3、アメリカ人俳優並みの英語力
4、アメリカ人俳優並みの読解力

・・・の全てを得たとしても足りないのだ。

「並み」ではいけない。
「以上」にならないと勝てない!

日本人の俺にそんな事か可能なんだろうか?
ベストを尽くそう。

とにかく本を声に出して読む!速く読む!


毎日最低3時間はやろう。
とりあえずこれを2週間続けてみて、その成果を見てみよう。
気晴らしに毎日「ニュー・スーパーマリオ」で遊ぼう
・・・ってこれは全く関係無い!

投稿者 ユウキ : 09:15 | コメント (5) | トラックバック

2006年05月19日  死ぬ気で音読

0.6秒のサイン

バーバンクにある古本屋で$1の古本を24冊購入した。
手術器具に関する学術書もオンラインで2冊購入した。

・・・これで今週末は読書漬けだ。楽しい事になって来たぞ


1日10時間近く、「黙読」ではなくて「音読」しているので、
ここ数日で英語の発音と読むスピードが飛躍的に向上した。

さぁ、これを続ける事によって何が起こるのか、結果を楽しみにしていよう。

投稿者 ユウキ : 08:30 | トラックバック

2006年05月21日  死ぬ気で音読

本の虫の本の虫

昨日の夜はコメディの舞台のメンバーの1人である
「ジュリー」の誕生日パーティーに行って来た。

そこで彼女の友人と話しながら、
俺は自分の英語力が確実に伸びてきているのを感じた。

・・・たかが「音読」がこうまでも効くものなのか。


今日も一日中部屋で音読していた。
頑張って今日中にあと2冊くらいは読みたいと思う。


「音読」し終えた英書

専門書
・The Fox Terriers  384ページ

児童書
・The Hundred Penny Box 48ページ
・Puss in Boots  32ページ

絵本
・The Sesami Street, I Think It Is Wonderful  24ページ
・Rescuers Down Under  22ページ
・Tarzan  44ページ
・Rugrats, Baby-Sitter Blues  60ページ
・Winnie the Pooh, A Reel Fishy Story 12ページ
・The Little Engine That Could, The Birthday Bike 14ページ


フォックステリアという犬に関する専門書は
大きなページに字がびっしり詰まっていてキツかった!
全部を読み終わるのに6日間も掛かってしまった。


これまでの6年間、
ずっっっっと「英語」こそが最大の弱点である事を分かっていながら
それを見て見ぬ振りをして来た。


「やっぱアクセントがあるし」
「アメリカ人に英語は敵わないし」
「日本人の役しか取れないし」
「語彙力が足りないし」
「読むの遅いし」


こんな言い訳はもう言いたくない!

・・・見ていて欲しい。
俺は死ぬ気でこの弱点を克服する


■これまでの合計
冊数:9冊
頁数:640ページ

投稿者 ユウキ : 16:48 | コメント (5) | トラックバック

2006年05月25日  死ぬ気で音読

うり坊!

図書館から本物の手術ビデオを借りて来た。
大腿骨骨頭置換術(だいたいこつ こっとう ちかんじゅつ)と言って
結構メジャーな手術の一つらしい。

・・・いやぁ、不思議だ。

1週間前ならチンプンカンプンだったはずなのに、
今は医者の言っている事が少しながら理解できる。
身体の器官名もだいぶ分かってきた。

少しづつ、少しづつではあるが、
俺の英語の理解力は上がっているようだ。

自分の成長の度合いをビデオで録画してあるので
「知る事」が演技にどのような影響を及ぼすか、
楽しみにしていて欲しい!


よーし、頑張ろう!


英書の音読は、少しペースダウンしてしまった。

読み終えた英書
A Look into Space  224ページ

ここまでの9日間の成果はこんな感じだ

・英語が聞き取れるようになった +15ポイント
・映画のセリフが聞き取れるようになった 45%→60%ぐらい
・語彙力が向上した +30ポイント
・発音が良くなった  +30ポイント
・喋るのが速くなった +30ポイント
・読むのが速くなった +50ポイント


よーし、頑張るぞ!!


■これまでの合計
冊数:10冊
頁数:864ページ

投稿者 ユウキ : 11:32 | コメント (4) | トラックバック

2006年05月30日  死ぬ気で音読

気配を感じろ

毎日何時間も音読を続けていたら
次第に自分の発音に敏感になり、
「今まで聞こえなかった音」が聞こえるようになった。


・・・いや、幻聴とかじゃなくて。


例えば・・・「ゥ」の音だ。


「student」 という単語は、どう発音するんだろうか?

「スチューデント」じゃなくて、「英語っぽく」発音してみて欲しい。


・・・本来、この単語は

「s トゥー デン t」

と発音するようだが、俺は

「su トゥー デン t」

と発音しているようだ。


この2つの決定的な違いが分かって貰えるだろうか・・・?


「s」の音を発音する際に、勝手に「ゥ」の音が付いて
日本語の「ス」に近い音に修正してしまっているんだ。


「pretty」

という単語は

「p リティ」

と発音するが、俺は

「pu リティ」

と勝手に「ゥ」を足している。


「stress」

という単語は

「st レス」

だが、俺は

「stu レス」

になっている。


・・・この「ゥ」が、俺には今まで全く聞こえてなかったんだ!


単語に余計な「母音」が一つ増えるわけだから、
当然、英語のテンポはボロボロにぶっ崩れる。

・・・通りでまともに英語が喋れないわけだ。


「ゥ」抜きで純粋に「st」の音を出すのはかなり難しい。

しかも今まで何年もやって来た「悪癖(あくへき)」なので、
直すのにはかなりの努力を要するだろう。


・・・よっしゃ、頑張るか!


<音読し終えた本>
医学専門書
Surgical Instruments  479ページ

絵本
Let's Play, Dudley 8ページ
Golden Goose 28ページ
Emperor's new Clothes 28ページ
Alice in Wonderland 28ページ

■これまでの合計
冊数:15冊
頁数:1435ページ

投稿者 ユウキ : 11:30 | コメント (3) | トラックバック

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