2013年01月17日  オーディション★2

Uターン不能

ま・・・マズイ。

夕方にオーディションを受けた、
「宗教色の強い短編映画」の日本人役を取ってしまった・・・。


ひええええええ、どどどどどどどどうしよう!!!


・・・もうこうなったら、腹をくくるしか無いか。

プロの俳優として、演じきろう。


・・・幸い、俺のシーンは宗教色がかなり薄い。

当時の日本人の移民の心境に思いをはせ、
可能な限りリアルに演じきろう。


撮影は、来週水曜日。
明日は、キャストによる「台本読み」だそうだ。

・・・ほっ。

撮影スケジュールは、至ってプロフェッショナルだ。


俳優って、中々ややこしい職業だなぁ・・・。

投稿者 ユウキ : 23:19 | コメント (2)

2013年01月16日  オーディション★2

見渡す限りの地雷原

「とある短編映画」のオーディションに参加する事になった。

低予算なので、報酬は無いに等しいんだけど、募集されてる役が、
90年前にアメリカに移民として来た日本人の役なのだ。


・・・ちょっと前に書いた通り、
俺の「ひいおじいさん」は、移民ではないけど、
100年前にアメリカにいた。


・・・この役、ちょっとやりたいぞ。


 ただ、これは、リスクもかなりある。


だってこの作品、宗教色が強すぎるのだ。


この短編映画をプロデュースしているのは、
とある教会の牧師さんだ。

自分の受け持つ教会が、
約90年前に、日本人の牧師によって作られたので、
その歴史を振り返る作品を撮りたがっているのだ。


・・・アレ?

なんか最近、似たような話をどっかで聞いたような・・・?


 うぐぐぐぐぐぐ、どうしたもんか。


俳優に特定の宗教色がつく事は、実に良くない。

 「ああ、あの俳優さんは◯◯教だから」

と、色眼鏡で見られてしまう。


俺はただでさえ、教会を建てた「ひいおじいさん」の影響で、
「キリスト教系」に見られてしまうのだから、
これ以上、そっちの方向に行きたくないのだ。

・・・「宗派が違うよ」なんて言ったところで、
キリスト教に詳しい人間しか、分かるワケが無いしね。


俺は俳優だ。

もし自分の役が宗教人だったなら、その人の生き方に敬意を払い、

神道、仏教、イスラム教、キリスト教、創価学会、
天理教、幸福の科学、サイエントロジー、ひかりの輪・・・、

偏見を持たず、誠心誠意、やらなければならないのだ。


しっかしなぁ・・・、

いくらアメリカがキリスト教系の国だったとしても、
キリスト教系→キリスト教系と、
2回連続でそっち系のイベントが続けば、
そりゃぁ、そういうイメージを持ってしまうよなぁ。

うーーーーーーむ。。。。


・・・とりあえず、オーディションだけでも受けておくか。
その後で、また悩もう。

投稿者 ユウキ : 23:49 | コメント (1)

2013年01月09日  オーディション★2

グリーン・マン

「とある大作映画」の主役級のオーディションが入った。

おおおおお、2013年、飛ばすねぇ!いいねぇ!


・・・しかし、俺は何でまた、
「この役」でオーディションに呼ばれたんだろう?

これは・・・、どう見てもアジア人の役じゃないぞ。


・・・まあいい。
とにかく全力でやるだけだ!


結果は・・・、65点。


例の「秘密の発音練習」のおかげか、
英語のセリフ運びが、かなり自然だった。

うん、いい感じだ。自分が成長しているのを感じる。


よーし。さあ、落ちた!次いってみいよう!

投稿者 ユウキ : 23:43

2012年11月20日  オーディション★2

プラセボは口に苦し

今日は、とある映画のオーディションに参加した。
今回俺が演ずる役は、中国系アメリカ人。


 中国系かぁ!


将来的には、こういった役もできるようになりたいけど、
今の俺では、まだまだ力不足だ。

・・・でも、せっかく呼ばれたのだから、
とにかく、ベストを尽くそう!


俺はいつも通り、セリフを覚え、
衣装を揃え、気合を入れて、
オーディション会場へと向かった。


結果は・・・35点。


だーめーだぁ。

中国系のアクセントを少しつけようとして、
盛大に失敗した。


・・・でも。これでいい。


俺は、失敗する事が大好きだ。

失敗は、最高のクスリだ。

この悔しさが、バネとなって
俺を成長させてくれるんだ。


さあ、どんどん失敗するぞ!

投稿者 ユウキ : 23:01

2012年10月17日  オーディション★2

五十歩 一歩

とある「コメディ番組」のオーディションが入った。


俺が演ずるのは、とある有名な
アジア人コメディアンの「そっくりさん」の役だ。

「そっくりさん」だから、少しは似てなきゃマズイんだけど、
残念な事に、俺はまっっっっっったく似ていない。

共通点があるとすれば、
「アジア人」で、「ヒゲが生えてる」くらいのもんだ。


・・・まあ、呼ばれたんだから、とりあえず頑張ろう。


セリフを覚え、衣装を揃え、
そのアジア人コメディアンについて調べた上で、
俺はオーディション会場へと向かった。


予想はしてたけど、
オーディション会場に集まった俳優は、
殆どがアジア系アメリカ人だった。


結果は・・・、45点。


うーーーーーん、悪くはなかったけど、
もうちょっと上手くできた気がする。


知っての通り、オーディションでは、
「1位」以外は全員落選だ。

こんなパッとしない出来じゃ、
100%役は取れない。


うん、落ちた。この反省を次に生かそう。

投稿者 ユウキ : 23:25

2012年10月05日  オーディション★2

電撃すべり台

夜10時、マネージャーのマイクから
電話がかかってきた。


「ユウキ、夜遅くにすまない。
 明日、オーディションが入った。
 セリフは殆ど無いけど、日本人の役だ。
 頑張ってくれ!」


最後にオーディションに呼ばれたのは
8月20日なので、およそ1ヶ月ぶりか。
今年は、オーディション少ないなぁ。


数少ないチャンスをどうにかモノにしなければ。


・・・よーし、気合入れろ!


俺は早起きすると、大急ぎでセリフを覚え、
古着屋で衣装を揃え、オーディション会場へと向かった。


 結果は・・・、55点。


うん。やるだけの事はやった。

この役は、セリフが少ないので、
後は、向こう側が想像するキャラクターに
合っているかが勝負だ。

さあ落ちた!次行ってみよう!

投稿者 ユウキ : 23:10

2012年08月20日  オーディション★2

借り物のタンス

今日は「とあるテレビドラマ」のオーディションだ。
俺が演ずる役は・・・「女装男(transvestite)」。


 どひゃー どうすればいいんだ!?


これはコメディドラマではあるけれど、ちゃんと
リアルに、真面目に、やらなければいけない。
ゲイの人たちから見ても納得できるキャラクターを、
しっかりと演じなければならないのだ。

実はこういう「見た目」の指定がある役を演ずるのは、
今年に入って2回目だ。

4ヶ月前に受けた役も外見がユニークな役(ゴスバンド系)だったんだけど、
その時は、メイクと衣装「だけ」は、気合が入っていた。

・・・でも、肝心の演技の方が、
「古典アメリカ訛り」+「NY訛り」+「アジア訛り」という
無理難題だったので、それはそれは酷い出来だった。


今回は、演技もちゃんとせねば!
もちろん、メイクと衣装もちゃんと揃える!
カツラだって被る! 眉毛も、今回は消す!


俺はさっそく衣料品店へと車を走らせると、
女物のドレスと、パンプス(靴)を買ってきた。
女性靴のコーナーで、パンプスを履き、
真剣な表情で鏡の前に立つ、

・・・何か・・・違くないか?


それから、

「修正液(文具)」で眉毛を白くし、
「工作のり(文具)」でその白い眉毛を平たく固めて、
「液体ファンデーション」を塗って覆い隠し、

細い眉毛を新たに描いて・・・、
アイラインを引き・・・、
マスカラを付け・・・、
アイシャドウをして・・・、
グロスを唇に塗って・・・、

ストッキングを履き・・・、
ドレスを着て・・・、
パンプスを履いて・・・、

カツラを被って・・・、


・・・完成!!


ぎゃーーーーーーー!!

こりゃ絶対に違うッ!
どこもリアルじゃない!!!!!


・・・ととととにかく、やるだけの事はやった。
いざ、オーディションへ行こう!!


 「次はユウキさん、どうぞ。」


名前を呼ばれたドレス姿の俺は、
オーディション室内へと入っていった。


・・・!!


室内に入り、キャスティングディレクターと
目が合った瞬間、時が止まった。


なんとそこには・・・、
俺みたいな「 偽物 」ではなく、「 本物 」の、
キャスティングディレクターが、
メイクをして、口紅をして、椅子に腰掛けていたんだ。


ああ・・・終わった。


 結果は・・・35点。


「本物」のキャスティングディレクターから見たら、
「偽者」の俺の「演技」なんて、
リアリティの欠片も感じられなかったハズだ。

くっそおおおお!!!

投稿者 ユウキ : 23:30 | コメント (4)

2012年08月01日  オーディション★2

カーキ

今日は「とある映像作品」のオーディションを受けた。

いつも通りしっかりとセリフを覚え、
衣装を揃え、万全の体制で臨んだ。


 結果は・・・70点。


小さなミスはあったものの、
ほぼ全てが、ビシッと決まった。

・・・セリフが英語のオーディションとしては、
これまでで最高の出来だった。

うーむ、毎回これぐらい出来るようになりたいなぁ。


よし、落ちた!次へ行こう!

投稿者 ユウキ : 23:10 | コメント (3)

2012年05月04日  オーディション★2

おふれ

今日は、とある「新作コメディーテレビドラマ」の
オーディションに参加してきた。

今回俺が演ずる役は、「痩せ型」の「アジア系アメリカ人店主」

・・・「痩せ型」かぁ。
こればかりは、メイクでも衣装でも、誤魔化しようが無いなぁ。

呼ばれたものは、仕方が無い。
とにかく演技の方で、ベストを尽くさねば。


セリフを覚え、衣装に着替え、
気合を入れて会場に入り、いつも通り、
エントリーシートに名前を記入しようとすると・・・、


・・・「見慣れない項目」に気がついた。



 アメリカに一時滞在ビザでステイしていますか?
 (観光ビザ、学生ビザ、O-1就労ビザなど)


ぬぁんんじゃ、こりゃぁあああああああ!!!!


「観光ビザ」「学生ビザ」「O-1ビザ」の俳優を、
オーディションの時点で弾こうってか!?


・・・このヤロウ、ふざけるなよ!!

「学生ビザ(労働許可あり)」、「O-1ビザ」がダメなら、
俺達日本人俳優には、「永住権」しか残されて無いじゃないか!

だけど、「永住権」を取得するためには、
「O-1ビザ」を取得した上で、
大作に何本も出演しなきゃいけないんだ!

・・・でも、その「O-1ビザ」が使えないのなら、
そもそも「永住権」の取りようが無いじゃないか!!


大体、「O-1ビザ」だって、決して楽に手に入るワケじゃない。

無報酬の映画に数多く出演し、手続きに$5000支払い、
胃に穴が開くような思いをして、よーやく手に入るのが
俳優用の就労ビザ・・・、「O-1ビザ」なんだ。

そこまでして取得した「O-1ビザ」ですらダメなら、
一体俺らに、どーーーーーしろってんだッ!?


クッソがぁあああああああ!!!


 ・・・イカンッ!! 落ち着けッ!!


・・・。


今、熱くなってはマズい。
俺はこれからオーディションなんだ。


それに・・・、テレビ局の「O-1ビザいじめ」は
別に今に始まった話ではない。

・・・俺だって、今でこそビザの心配は無くなったけど、
去年、役を降ろされてるじゃないか。


・・・ふう。ちょっと落ち着いた。
さあ、オーディション、頑張ろう。


 結果は・・・、50点。


悪くない。久しぶりにちゃんとした演技ができた。


日本人俳優を取り巻く環境は、今も昔も、厳しいままだ。
・・・常に5年後を見据えて行動しなければ。

投稿者 ユウキ : 23:42 | コメント (2)

2012年04月16日  オーディション★2

人間楽器

今日は、とある大作映画のオーディションに呼ばれた。

呼ばれた事自体は嬉しいんだけど、今回も、日本人の役ではない。

今回のアクセントは、
「古典アメリカ訛り」+「NY訛り」+「アジア訛り」。


 うんがーーーーーー!!!!


だーかーらー、そんな芸当「まだ」できないってば!!

くっそぉおお!!!


・・・とにかく、
今の俺にできる範囲で、全力を尽くそう。


セリフを覚え、衣装を揃え、髪形をセットし、
「役に合ったメイク」もバッチリした。


 結果は・・・40点。


・・・うん、現時点での俺のベストは尽くした。
アクセントの勉強、もうちょっと頑張らなきゃなぁ。

投稿者 ユウキ : 23:06

2012年04月05日  オーディション★2

紺色海軍

今日は、CM用のナレーションのオーディションに呼ばれた。

・・・声のオーディションは久しぶりだ。

ハリウッドの北側に位置する簡易収録スタジオで、
10分前に渡された日本語のナレーションを読み上げる。


・・・こ、これは、イカン。

指示に従って「元気良く」読もうとすると、
「勢い」だけが先行して、肝心のセリフの内容が、
チンプンカンプンになってしまう。


 結果は・・・、20点。


うーーーーーむ、良くなかった!!
声だけって、難しい。

今回の反省点を生かし、次こそは頑張ろう!

投稿者 ユウキ : 23:54

2012年04月04日  オーディション★2

卵ボーロ

今日はとある新作テレビシリーズのオーディションだ。

今回の役は、主役級だけれど、日本人の役ではない。
セリフは全て英語なので、俺は完全にアウェーだ。


・・・そう、俺としては、こういう役が
取れるようになりたいんだけど、そう簡単には行かない。


例えば今回は、「古典英語」と「中国訛り」という
2つのアクセントを混ぜて演じなければならないんだけど、
俺の「古典英語」は、まだ勉強中で中途半端だし、
「中国訛り」に至っては、まっったくできない。

今更ながら、「アクセントの勉強」の
重要性を再認識させられるなぁ・・・。


 ・・・ふう。

まあ、愚痴っていても、仕方が無い。
やるだけやるか!!!!


 結果は・・・ 45点。


・・・うん、やるだけの事はやった。
さあ、落ちた!次行ってみよう!

投稿者 ユウキ : 23:47

2012年03月22日  オーディション★2

小石で塔を築け

今日、マネージャーの「マイク」と協議して、
とある「重大な決断」をした。


ユウキ「・・・マイク、
    役名の無い、チョイ役をやらせて欲しい。」


マイク「え?・・・でも、『チョイ役要員』として
    キャスティングに見られないよう、
    最低限『役名』がある役を狙うって、決めたじゃないか。」


ユウキ「確かに4年前、『8人目の侍』の時、そういう話をしたし、
    マイクの言う、『最低限役名が欲しい』という
    その理由も、よーーーく分かってる。

    ・・・だって現に、そのおかげで、俺は主役級の
    オーディションを、いくつも受ける事ができたしね。


    ・・・でも、思い出してみて欲しい。


    俺があれから受けた、『主役級のオーディション』で、
    セリフが英語の役は・・・、ほぼ全て、
    アジア系俳優に取られてしまっているんだ。」


マイク「・・・確かに。」


ユウキ「このままでは、差は広がる一方だ。

    アジア系俳優は、どんどん実力を付けて行っているのに、
    俺は、英語の演技の実践経験が全く積めていない。


    ・・・正直に言うよ。


     このままでは絶対に勝てない。


    これから先、主役級のオーディションがいくつ入ろうとも、
    セリフが英語である限り、俺はこれからも、
    アジア系俳優に負け続ける。


    ・・・俺には、実際にセットに立ち、
    極限の緊張感の中で英語で演技をする、
    その生の経験が必要なんだ。

    そして、その経験に裏打ちされた実力で役をもぎ取るしか、
    彼らに勝つ方法は無い。


    ・・・だから、役名の無いチョイ役を、やらせて欲しい。」


マイク「分かった。

    ・・・では、例えばこの『コック』の役に、
    応募していいんだね。」

ユウキ「うん。」

マイク「この、『店員』の役に応募していいんだね。」

ユウキ「ぜひ。」


マイク「うん、分かったよ。最大限、協力する。」

ユウキ「ありがとうマイク。
    二人でなんとか、道を切り開こう。」


・・・さあ、新たなる出発だ。なんでもかかって来い!!!

投稿者 ユウキ : 22:54 | コメント (6)

2012年03月20日  オーディション★2

喜びの谷

とある、「新作コメディドラマ」のオーディションに呼ばれた。

俺が演じるのは、科学者の役だ。
・・・アジア人の役ではない。

セリフを覚え、衣装を揃え、
気合十分でオーディション室に入った。


 結果は・・・5点。


近年まれに見る、大失敗。

「次は、見下すようにセリフを言ってみて」

という演技指導を貰ったんだけど、
それを、ペラッペラの、表層だけの演技でやってしまった。


くっそぉおおおおおおおおお!!!悔しい!!

・・・この悔しさを、次に生かそう。


よーし、確実に落ちた!次行ってみよう!

投稿者 ユウキ : 23:39 | コメント (2)

2012年02月27日  オーディション★2

今日の運勢

とあるテレビシリーズのオーディションに参加した。

いつものように台本を覚え、衣装を揃え、
準備万端で会場入りした。


今回の役は日本人の設定だけど、セリフが全て英語なので、
呼ばれていた20人ほどのアジア人俳優のうち、日本人は半数以下。

・・・うーむ、やっぱ厳しいなぁ。


名前を呼ばれてオーディション室内に入ると、
今回のエピソードの監督が、椅子に腰を下ろしていた。


 ・・・アレ?

 この監督・・・、どこかで見覚えが・・・。


・・・向こうも、俺の事に気がついたようだ。


監督「・・・あれ?
   たしか、君とは一度、一緒に働いた事があるよね?
   あれは確か・・・。」


・・・あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁっ!

お・・・、思い出したっ!!


この人と会ったのは、2年前の12月。
「とあるテレビシリーズ」の撮影現場だ。

・・・あの時、俺は「歌手」の役を演じていて、
この人から「お手本の歌に、口パクしろ」と言われたけど、
その「お手本」があまりに酷い「ニセ日本訛り」だったので、
それを拒み、30分ほど白熱した議論をしたんだった。


・・・うわぁあああ!!

よりにもよって、彼が今回の監督なのか!!!


こ、これは・・・、マズイぞ。

俺が彼の立場だったら、
俺みたいな面倒な俳優は、絶対にキャストしない!


監督「ああ、君の事は、よーく覚えてるよ。
   何でも『思い切り』やる人だった。」


うぅ、嫌味にしか聞こえない。

・・・仕方が無い。とにかく、やるだけやろう。


 結果は・・・、55点。


・・・はあ、まさかこんな事になろうとは。

ダメだこりゃ!確実に落ちた!次行ってみよう!!

投稿者 ユウキ : 23:37 | コメント (3)

2012年02月14日  テレビ

しつじかい

今日は朝から、子供向けコメディドラマの
オーディションがあった。

昨日の夕方に貰った台本を分析し、
セリフを覚え、衣装を着て参加した。


結果は・・・45点。


キャスティングディレクターの指示に従っての
「キャラクターの調整」は上手くできたんだけど、
その過程で肝心のコメディ要素が少なくなってしまった。

・・・うーむ、コメディは難しいなあ。


その後、今度は「とあるテレビスタジオ」へと移動し、
1時間ほど、明日撮影のシーンの自主リハーサルを行った。

かなり混沌としたシーンだったんだけど、
セリフを通した事で、シーンの流れがハッキリ見えるようになった。


・・・よし。いよいよ明日だ。

投稿者 ユウキ : 23:37

2012年02月07日  オーディション★2

13階段を上れ

例の「新作テレビドラマ」キャスティングより、
今度こそ、正式な出演オファーが来た。


とうとう来たか。

・・・ここからが本当の勝負だ。


理由は前に書いたけど、
この役は批判を受ける事を、絶対に避けられない役なのだ。


・・・そりゃあ俺だって、できれは逃げたい。批判されたくない。

でも、日本人俳優の誰かが、責任を持ってこの役を演じなければ、
もっと大変な事になってしまう。この役は、それほど重大な役なんだ。


・・・今の俺にできる事は、この役に全力で臨み、
ハリウッドにおける「日本人のイメージ」を保てるよう、
可能な限り努力し、そしてこの役を演じた贖罪として、
その報酬を全て福島に送る、それだけだ。


・・・さっそく明日は撮影だ。準備に取り掛かろう。

投稿者 ユウキ : 23:41 | コメント (3)

2012年02月06日  オーディション★2

トロイの木馬

「とある新作テレビドラマ」の二次選考は、
ハリウッドに位置する、テレビスタジオで行われた。

つま先から頭のてっぺんまで、衣装は完璧だ。

・・・あとは演技か。


オーディション室内には、キャスティングディレクターと、
「統率者」の方と、「指揮者」の方の、3名が座っていた。


俺が室内に入って挨拶をすると、
「統率者」の方が、手をこちらに差し出しながら言った。


  「あ、どうも宜しくお願いします。(日本語)」


・・・うおおっ!!びっくりしたっ!!


なんと「統率者」の方が、まっっったく訛りの無い
完璧な日本語で挨拶してきたのだ!!

・・・な、なるほど。オーディションの備考欄に、

 「日本語を完璧に喋れる関係者がいるので、
  喋れるとウソついてもバレます。」

と書かれてあったのは、この事だったんだ!


 肝心のオーディションの結果は・・・、 75点


これまで受けた、全てのオーディションの中で、
最高の出来だった。


・・・うん。やるだけやった。悔いは無い。

よーし落ちた!次に行こう!!

投稿者 ユウキ : 23:08 | コメント (1)

2012年02月03日  オーディション★2

ゴムパッチン

先日オーディションに参加した「とあるテレビドラマ」より、
俺をキャストしたいとの連絡があった。


・・・よしっ。取った!!!

さあ、台本をもう一度読んで、
内容的に修正して貰わないといけない部分を
リストアップして、提出しなきゃ。


 ・・・ん?


またマネージャーの「マイク」から電話だ。
一体なんだろう・・・?


マイク「・・・ユウキ!信じられない話だけど、
    月曜日にもう一度、プロデューサーの前で、
    オーディション用の台本を読んで欲しいそうだ。」

ユウキ「・・・ええっ!?
    俺、もうキャストされたんじゃなかったの?」

マイク「そうなんだよ!キャスティングも、さっきまでは、

    『月曜日に報酬の交渉をしましょう』

    って言ってたんだけど、急に

    『追加の台本を送りますので、
     月曜日にまた来て下さい』

    になってしまったんだ!」


・・・こ、こんな事もあるのか。

おそらく、俺が役的に若すぎる事が、
原因ではないかと思う。


・・・まあいい。俺はまた、ベストを尽くすだけの話だ!

さあ、頑張ろう!!

投稿者 ユウキ : 23:57 | コメント (1)

2012年01月31日  オーディション★2

開くの十時か

明日、とある「新作テレビドラマ」のオーディションに参加する予定だ。


俺が最後にオーディションに呼ばれたのは、
・・・なんと、2011年7月14日。


約半年振りのオーディション、
さぞ心が躍っているに違いない、・・・と思うでしょう?


 でも実際は、その真逆だ。


俺はこれまでで一番、気持ちが沈んでいる。


  なぜか。


それは、明日演じる役が、モロに「原発事故」絡みだからだ。


・・・やはり来たか。


これまでに俺自身が何度も経験したように、
ハリウッドにおける「日本のイメージ」は、
月日と共に、何度も変わってきた。

テレビドラマ「HEROES」が放映されて、
日本人のイメージが明るくなったのも、その一つだ。


・・・そして3/11の震災以後、
日本に「新たなイメージ」が加わった。


 「日本、大震災、原発事故」


うんがー!!


日本人としては、「大震災」は仕方が無いとしても、
「日本=原発事故」というイメージは、どうしても持って欲しくない!

・・・だってそのイメージは、日本にとってマイナスじゃないか!


 「日本=原発事故=放射能汚染=危険」


俺は、日本がこんな風に思われるのは嫌だ!!


・・・でも、現実問題として、原発事故は実際に起きてしまい、
「日本の重大な歴史」の一部になっているのも、事実なのだ。


数ヶ月前の話だけど、俺は友人のプロデューサーから、
日本が舞台の「とあるテレビドラマの台本」を読んで、
正直な感想をくれないか、と頼まれた。

・・・そこにはなんと、こんなセリフが並んでいた。


 「日本に行くですって!?危ないじゃない!
  お願いだから東京には行かないで!」

 「大丈夫、大阪だから。
  原発から離れているから大丈夫。」


これを読んでアッタマに来た俺は、そのプロデューサーに、

 1、東京には現在も、1300万人が住んでいる事。
 2、東京と福島第一原発は離れている事。

を説明し、日本人には到底受け入れられない内容だと訴えた。


すると、そのプロデューサーより、このような反論があった。


 「・・・そうかもしれない。
  でも、一般人が思っている事をセリフにしただけなので、
  事実と多少違っていても問題ない。」


うおおおおおおお!!勘弁してくれ!!
俺は、日本がそんな風に思われるのは嫌だ!!


 ・・・はぁ。


・・・・非常に残念な事に、この原発事故と日本を絡める
「最悪な流れ」は、しばらく続くと予想される。


  そこで、俺たち日本人俳優は、どうすべきか。


「日本=原発事故」というイメージに加担しないよう、
原発に関わる、全ての役を断るべきか・・・?


・・・いや、それはマズイ。


俺達がそんな事をしたら、「エセ日本語」を話す
「エセ日本人」がテレビに登場して、
日本と日本人のイメージが、更に捻じ曲がってしまう。


・・・俺達は、たとえ「原発関連」であったとしても、
全力で役を取りにいき、その日本人役のイメージが
実際の日本人に近づくよう、死ぬ気で頑張るべきなんだ。

日本人が観ても許容できる内容になるよう、
自分にできる範囲で、現場で最大限努力すべきなんだ。


・・・逃げてはダメだ。


俺は・・・、全力で役を取りに行き、報酬を全て、福島に送ろう。


・・・よし。頑張ろう。

投稿者 ユウキ : 23:14 | コメント (12)

2011年07月14日  オーディション★2

とらいぽっど

今日は、とある新作映画のオーディションだ。

今回のオーディションは、
参加人数が桁違いに多いので、
他の人と演技が被らないように、シーンを構成した。


結果は・・・50点


とりあえず、できる限りの事はやった。

さあ、落ちた!次行ってみよう!

投稿者 ユウキ : 23:06

2011年07月11日  オーディション★2

亀と侍

「とある新作テレビアニメ」のオーディションが入った。
アニメなので当然、声のオーディションだ。

俺が演じる役は、設定上は日本人だけど、
セリフは英語だし、声だけの出演なので、
実際に日本人であるアドバンテージは全く無いと思っていいだろう。

さっそく台本を読み、セリフを覚え、
そのテレビ局の他のテレビアニメを観て、声のトーンを調整した。


・・・オーディション会場は、とあるテレビ局に
隣接するアニメスタジオだった。

建物内にある収録スタジオに入り、
ヘッドホンを付けて、いよいよオーディションが始まった。


 結果は・・・35点


声だけって、意外と難しい。

抑揚だけで勝負しなきゃいけないんだけど、
その肝心の抑揚が、俺はニガテなんだ。

さあ、落ちた!次行ってみよう!

投稿者 ユウキ : 23:48 | コメント (1)

2011年07月01日  オーディション★2

刈り取り

3ヶ月ぶりに、オーディションに呼ばれた!

・・・オーディション、いくら何でも少なすぎるだろ。

呼ばれたのは、アジア系のハッカーの役だ。
セリフを覚え、衣装を着て、会場へと向かった。


 出来は・・・、60点。


俺の演技が終わると、
キャスティングディレクターが、正直に言った。

 「あなたの演技も何もかも、本当に素晴らしいんだけど、
  この役で探しているのは、20歳くらいの人なの。」


えええええええ!!!

・・・ちょっと、無理だなあ、それは。


うん、確実に落ちた。次行ってみよう!

投稿者 ユウキ : 23:34 | コメント (1)

2011年05月29日  オーディション★2

屏風の虎

さーて、映画も無事に公開されたし、
新しい仕事を取らなきゃ!

気合は十分だ。

・・・ただ、問題なのは、ここ2ヶ月ちょっとの間、
一つたりとも、オーディションに呼ばれて無い事だ。

うーむ、オーディションが無いと、
仕事の取りようが無いぞ。


・・・まあ、愚痴っても仕方が無い。


今のうちに頑張って勉強して、
オーディションが来たら役が取れるよう、自分を磨こう。

投稿者 ユウキ : 23:23 | コメント (4)

2011年03月25日  オーディション★2

踊れや踊れ

・・・なんと!!またもオーディションが入った。
新作映画の主役級のオーディションだ。


 ・・・来たぞ!!主役級!!
 よし。取るぞー!!!


気合を入れて台詞を覚え、
オーディション会場へと向かったのだが・・・、
オーディション室内に入った途端、違和感を感じた。

どういうワケか、キャスティング側に、全く「やる気」が感じられないのだ。


 これは・・・、まさかアレか。
 「形だけのオーディション」って奴か。


おそらく、この主役級の役は、既にキャスト済みなんだ。


・・・実は、ハリウッドでは、
「一応オーディションを催しました。」という既成事実を作るため、
本気でキャストする気は無いのに
「形だけのオーディション」を催す事が、結構あるんだ。

当然、「形だけのオーディション」なので、
そこで俳優がどんなに頑張っても、どうにもならない。

だってその役は、もうとっくの昔にキャスト済みなんだから。


まあ、こういう事も、想定済みだ。

たとえオーディション自体が茶番でも、
一つの役を全力で演ずる事は、決して悪い事じゃない。

オーディションで本気で役を演ずれば、
実際の撮影に参加したのと同じくらいの経験が得られるんだ。


よーし、次行ってみよう!

投稿者 ユウキ : 23:48

2011年03月21日  オーディション★2

燃える氷

・・・なんと、昨日に続いて、今日もオーディションだ!!

今日は、日本人の科学者の役。

衣装は、2年前に「研究者」の役で
オーディションに行った時の格好を
そのまま使う事にした。


 結果は・・・60点


うん。悔いは無い。
さあ落ちた!次に行ってみよう!

投稿者 ユウキ : 23:37

2011年03月20日  オーディション★2

焼きたて

今日はテレビ番組のオーディションだ。
今年に入って、もう4つ目だ!!

今年の目標は
「カットされない役を3つ取る」なので、
どうにか、あと2つ役を取りたい。

今回の役には、
「もの凄くアクセントが強い」と注釈があったので、
同じシリーズで、ロシア人が登場するエピソードを参考に
アクセントの強さと、台詞のスピードを調整した。


 結果は・・・60点。


自分のベストは尽くした。

さあ落ちた。次へ行こう!


・・・と思ったら、明日もオーディションが入った。
ぐえええ・・・、ね、眠い・・・

投稿者 ユウキ : 23:20

2011年03月17日  オーディション★2

クロハガネ

今日はとある新作映画のオーディションだ。

今回の役には、「日本語訛り」と注釈が付いていたので、
それなりにアクセントを付けて準備した。


 出来は・・・55点。


長ゼリフになると、
ちょっとした事でボロが出てしまう。
まだまだ修行が足りないな。


さあ落ちた!次へ行こう!

投稿者 ユウキ : 23:52

2011年02月14日  オーディション★2

ワンツースリー

今日は「とある映画」のオーディションに行って来た。

セリフを覚え、しっかりと役作りをして、
万全の体制で臨んだ。


 結果は・・・65点。


それなりに上手く行ったと思う。

今年に入って2つ目のオーディションだ!

この調子でどんどんオーディションが
入ってくれると嬉しいんだけど。


さあ、落ちた!次へ行こう!

投稿者 ユウキ : 23:14

2011年01月10日  テレビ

三者三様

マネージャーの「マイク」から電話が入った。

 「ユウキ、今年初のオーディションだ!
  テレビのファミリーコメディで、
  一話だけに登場する、『ゲスト主役級』の役だ。
  頑張ってくれ!」

おおおお、オーディションが入ったぞ!
2011年初のオーディションだ!

・・・しかも、「ゲスト主役級」だそうな。
という事はつまり・・・、「編集でカットされない」という事だ!


こ、これは何としても取りたい。
全力で頑張ろう。


よし、まずは衣装を揃えねば!

今回の役は日本人のビジネスマンなので、
日本のファッション誌を参考にするとしよう。

・・・ふふふ、実は前回日本に帰国した時、空港の書店で
 「自分が逆立ちしても、絶対に買いそうに無い雑誌」
をあえて購入しよう、と思い付き、
買っておいたファッション誌が何冊かあるのだ。



・・・なになに、
袖丈はシャツが1CM見える長さがジャスト・・・、
ジャケットの着丈はヒップがギリギリ隠れる程度・・・、か。

よし。これをお手本にして、
仕立て屋さんに俺のスーツを仕立てて貰おう。


掛かった料金は・・・$50。

ぐ・・・、仕方が無い。
全ては「ゲスト主役級」のためだ。


うむ、これで衣装は揃った。
あとは・・・、「ジョーク」を決めれるかどうかが勝負だ。


『フルハウス』を始めとする「ファミリーコメディ」というジャンルは、
だいたい4行に一回ぐらいの割合で、ジョークが入っている。

ここで一番重要なのは、
「よい演技」ではなくて、「笑える演技」をする事だ。
ウケなければ、どんな名演技も役に立たない。

あらかじめ、このシリーズを視聴して、予習しておこう。


オーディション会場に着くと、
エントリーシートに名前を記入し、
待合室で自分の名前が呼ばれるのを待った。


 結果は・・・55点


ジョークの成功率は、約4割。

しかも、思いきり日本語のセリフで噛んだ。
でも、間違えたことを表情に出さないで、何とか乗りきった。


オーディションを終えて、昼飯を食べていると、
マネージャーの「マイク」から電話が掛かってきた。


 「ユウキ、今朝のオーディションのコールバック(2次選考)だ!
  時間は今日の午後5時。場所はテレビ局。
  頑張ってくれ!」


うおっしゃぁああ!!
2次選考に呼ばれたぞ!

俺は気合を入れ直すと、車に乗り込んだ。


2次選考の会場は、とあるテレビ局の一室だった。
俺はカメラの前の椅子に腰を下ろすと、シーンを始めた。


 結果は・・・、65点。


ジョークの成功率は、約6割。
一応それなりにウケたので、ほっとした。


自分としてはベストを尽くしたので、悔いは無い。
・・・さあ落ちた!次へ行こう!

今年はオーディションが増えるといいなぁ。

投稿者 ユウキ : 23:05 | コメント (2)

2010年10月15日  オーディション★2

セントラル物置

「とある大作映画」のオーディションが入った。

なんと・・・イギリスでオーディションだ!
こりゃぁ貴重な体験だぞ。


貰った台本のシーンをできる限り分析し、セリフを覚えた。

・・・準備期間は今夜のみ。やるだけやるしかない。


結果は・・・60%。 うん、できる限りの事はやった。


オーディションは、終わった瞬間から
落ちたと思わなければいけない。

もともと受かる可能性の方が低いのだ。
受かったと信じていつまでもぶら下がっているのは時間の無駄だ。

・・・さあ、落ちた!次行ってみよう!

投稿者 ユウキ : 23:33 | コメント (2)

2010年04月14日  オーディション★2

地に足をつけて

今日は、新作映画のオーディションだ!

セリフはバッチシ。衣装も揃えた。

・・・前回のオーディションから、はや一ヶ月。
本当に少ないチャンスを、何とかモノにしなければ。


オーディション会場の待合室に置いてあった、
エントリー用紙に書かれた名前は・・・殆どがアジア系アメリカ人だ。

今回のセリフは全て英語。
・・・厳しい戦いになりそうだ。


しばらく待った後で、待合室のドアが開き、
キャスティングディレクターが顔を出した。

「次は・・・、ユウキ。」


隣の部屋へと移動し、
キャスティングディレクターと、1対1でのオーディションが始まった。


結果は・・・60点。

やれる事は、全てやった。悔いは全く無い。
それでも点数が低いのは、
自分の英語力のつたなさを、痛いほど自覚しているからだ。

さあ、落ちた!次へ行こう!

投稿者 ユウキ : 23:42 | コメント (3)

2010年04月02日  オーディション★2

縁の下で舞踏会

「とある新作映画」の為に、オーディションテープを作成した。

台本を受け取ってから、5時間休まずに練習し、
マネージャーの「マイク」の家で、ビデオカメラで演技を撮影。
その後、それを編集してDVDに焼いた。

明日の朝一番で、速達でプロダクションに送る予定だ。


・・・さあ、どうにかなるかな? どうにかなるといいなあ!

投稿者 ユウキ : 23:43 | コメント (2)

2010年03月15日  オーディション★2

早送り

今年に入って、俺はまだ一度たりとも、
オーディションに呼ばれて無い。

・・・いつの間にやら、もう3月中旬だ。
ちょっと、いくら何でも、オーディション少なすぎるだろう!!


と、憤慨していたら、電話が鳴った。


「ユウキ、オーディションだ!
 テレビドラマで、レストランの従業員の役だ。
 時間は今日の午後5時。頑張ってくれ!」


おおおおおお!! オーディションが入った!!
2010年初のオーディションが入った!!

・・・今日の5時か。
準備に残された時間は・・・あと4時間。


よっしゃぁあ、やるぞ!!


大至急台本を覚え、衣装に着替えて、
オーディション会場へと向かった。


 結果は、・・・50点。


うん。決して悪くはない。
この調子で頑張れば、そのうち役が取れる気がする。

・・・オーディションさえ、あれば・・・ね

投稿者 ユウキ : 23:03 | コメント (2)

2009年12月02日  テレビ

黒・白・青・皮・石

とある新作テレビシリーズのプロダクションから
正式に出演オファーが入った。

よっしゃあああああああああ!!


・・・この役は、実に特殊だ。
俺がこれまでに演じた、どの役とも全く違う。

下手したら、一言も喋らないかもしれないけど、
インパクトは、大きい・・・と思う。

とにかく、俺はこの役を演じれるだけで、嬉しい。
日本人俳優の「新しい可能性」を感じる役なのだ。


・・・さあ、これからが本番だ。

撮影まで、もう2週間もない。
全身全霊を込めて、全力で準備に取り掛かろう。

投稿者 ユウキ : 23:47 | コメント (3)

2009年11月30日  テレビ

あられミックス

とある新作テレビシリーズに「二次資料」を提出するため、
21時間ぶっ通しで「とある事」を練習し、
それを編集して、1分30秒の「ファイル」を作成した。

つ・・・疲れた。

この「とある事」は、ただ練習するだけで、
かなりの騒音を発するので、
布団を頭から被って頑張った。

正直言ってかなりしんどかったけど、
それに見合うだけの物ができたように思う。

・・・さあ、プロダクションにこの「ファイル」を送ろう。
果たしてどうなるかな・・・。

投稿者 ユウキ : 11:12

2009年11月23日  オーディション★2

監獄音頭

先日オーディションに応募した「とあるテレビシリーズ」の
キャスティングから、連絡があった。

なんでも、俺の送った
「音楽ファイル」と「デモテープ」が、
製作側の方々に、大好評だったらしいのだ。


 「ユウキは、○月○日~○日まで、
  予定は空いてるかしら・・・?
  最有力候補として考えているのだけれど。」


おおおおおお、すげえ!!
・・・死ぬ気で「音楽ファイル」を作った甲斐があった。

これはもしかすると・・・もしかするのでは!?
期待しすぎない程度に期待して、続報を待とう。

投稿者 ユウキ : 23:39

2009年11月20日  オーディション★2

豆の木

今日は、とあるテレビシリーズのオーディションに行ってきた。

俺の役は・・・ジャパニーズマフィア、つまりはヤクザ。
セリフは3行、全て英語だ。

セリフを覚え、このテレビシリーズを何話かオンラインで視聴し、
番組の雰囲気を大体掴んだ。

よし、行くか!!


待合室に置いてあったエントリー名簿を見ると、
アジア系俳優と日本人が、大体半々で呼ばれていた。

オーディションルーム内には、デスクとソファが置いてあり、
キャスティングディレクターと、眼鏡をかけた男性がいた。

指示に従ってパイプ椅子に座り、
少し雑談をした後で、台本を2回通した。


出来は・・・50点。

リハーサルをし過ぎて、タイミングが単調になってしまった。

セリフの意味を心から理解していないと、
リハーサルでパターン化してしまい、自然なセリフ運びができなくなってしまう。

・・・俺はまだまだだな。

さあ、次に行こう!!

投稿者 ユウキ : 23:20

2009年11月18日  オーディション★2

もみあげ隊

新作テレビシリーズの、「とある役」のオーディションに応募した。

大きな役ではないけれど、
俺はどうしても・・・、「この役」が演じたいのだ。

・・・だって、「こんな役」は、滅多に来ない。

通常日本人に回ってくる役・・・、
サラリーマン、観光客、寿司職人、ヤクザ、空手家、忍者、侍、日本兵・・・、
とは、明らかに一線を隔している。

オーディションに呼ばれるといいなあ。

投稿者 ユウキ : 23:58

2009年11月12日  オーディション★2

乳水晶に願いを

今日は、子供向け番組のオーディションだ。

俺の演ずる役は・・・「イカサマ伝道師」。

日本人どころか、アジア人の役ですらない。
挑戦のし甲斐があるってもんよ!!


オーディション会場の待合室では、
15人ほどの俳優が、順番を待っていた。

俺以外の俳優は全て・・・中東系だ。

これは・・・、居心地が悪い。

だんだん、プレッシャーを感じて緊張してきた。
まずいぞ・・・。


結果は・・・、45点だった。

そこまで、悪くは無かった。

シーンの始めの方はまだ少しあがっていたけど、
途中から乗ってきて、緊張が吹っ飛んだ。


・・・俺は、まさにこういう風に、人種を超えて役を取るために
死ぬ気で英語を勉強しているんだ。
これからも、ガンガン行くぞおお!!

投稿者 ユウキ : 23:31

2009年10月29日  オーディション★2

ハナデカ

昨日に引き続き、今日もオーディションだ!
今日の役は、「は虫類学者」。

・・・日本人の役ではない。「アジア系アメリカ人」の役だ。

台本を見て、驚いた。
7ページのセリフの大半が、「生物学」の専門用語で占められている!


 「この動物は、動物界脊索動物門爬虫綱ワニ目アリゲーター科クロカイマン属の・・・」


・・・うおおおおお!!

正直言ってかなりキツイが、
今こそ「小学生の理科」で培ってきた知識を生かす時だ!


・・・ううむ、不思議だ。

生物学用語を完全に理解するのは骨が折れるけど、
不思議と、それらの専門用語が「怖く」は無い。

調べれば、きっと理解できる。 そんな気がする。

これは、勉強の成果だろうか・・・?

辞書を引くこと自体は、もう慣れているので、全く苦にならない。
俺は、これも一つの勉強だ、と割り切って、
どこまでも台本を「研究」していった。


オーディション会場には、アジア系アメリカ人の俳優が多数いた。

・・・いつもとは立場が逆だ。今回の俺はアウェイなんだ。


結果は、40点。


やはり、アジア系アメリカ人の役を演ずるには、
まだまだ英語力が足りない。
セリフを喋るのに一生懸命で、肝心の演技の方がおろそかになってしまった。

よし。これに懲りずに、どんどん英語の勉強を推し進めよう。

投稿者 ユウキ : 23:38 | コメント (2)

2009年10月28日  オーディション★2

鋼鉄の幸せ

今日は、子供向け番組のオーディションだ。
求められているのは、「日本人司会者」の役。

日本人司会者か。
一体、どんな役なんだろうか・・・?

オーデション用の台本を見て、ガックシ。
良くある、「誇張された日本のバラエティ司会者」の役で、
リアルさの欠片もない。

 「おーっと!それはNGワードだ!
  罰ゲームは・・・、エビ型ハットを被っての、腕立て伏せ!
  この『しょうゆ皿』に、ちゃんと毎回エビを浸してね!!」


・・・こ、これはヒドい。


でも、一応参加する事にした。

それは、こういうトンデモ系の役を日本人が取って、
現場で修正できれば、このハチャメチャな日本人像を
少しでもマシにできるのでは、と思ったからだ。


オーディション会場の待合室に居たのは、殆どがアジア系アメリカ人。
日本人は、数人しかいない。

・・・それもそのハズ。この役のセリフは全て英語。
プロダクション側は、日本人に拘る必要性がない。

むしろ、ステレオタイプのキャラなので、
リアリティに拘らない人の方が、都合がいいのだ。


結果は・・・30点。


・・・駄目だ。余計な事を考えすぎたせいで、
集中力が散漫になって、全くまとまりの無い演技になった。

この失敗を次に生かそう。

投稿者 ユウキ : 23:14

2009年09月14日  オーディション★2

沈殿分離

 「ユウキ、起きてくれ!オーディションだ!」

マネージャーの「マイク」からの電話で目が覚めた。

ふああ。。オーディションか。そりゃめでたい!


 「テレビドラマの脇役で、
  オーディションは、今日の5時。
  場所は・・・」


ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ。 今日の5時だって!? 
もう午後2時を過ぎてるぞ!
あと3時間しか無いじゃないか!!

まあ、こんな時間まで寝ていた俺も俺だが、
今日は朝まで勉強していたので、
布団に入ったのは、日が昇ってからだったんだ。


ヤバイ!起きなきゃ!!


俺は飛び起きると、
外のホースで行水して目を覚ました。

ぶるるるる。よし。起きた!!


それから、メールで送られて来た台本に目を通す。


・・・なるほど。
テレビ番組に出演中の、「ずる賢いギャンブラー」か。

俺は急いで、「テレビに出演しているプロギャンブラー」の
衣装の傾向を調べ、それを自分に当てはめてみた。



不快なツラだ。


・・・とにかく、衣装はこれで良し。
セリフも・・・、大丈夫。

よーし、行くか!!


結果は・・・50点。


自分なりに、やれるだけの事はやった。
さあ、次へ行こう!!

投稿者 ユウキ : 23:41 | コメント (8)

2009年09月11日  オーディション★2

おにぎり山を昇れ

とある映画のオーディションは、
とあるスタジオの、キャスティングオフィス内で行われた。

俺はもちろん、自作の「特殊な衣装」を着て参加した。


待合室で、タイミング良く出てきた監督の方にご挨拶をして、
俺はオーディション室内へと通された。

室内には、監督の他に、
キャスティングの方が二人いた。

俺は指示に従い、ビデオカメラに向かって、
自分の氏名と、演ずる役名を言った。


・・・それから「指揮者」の方と、台本の内容と、
その解釈について、10分間ほどお話した。

俺の視点や、自分の意気込みなども、
ざっくばらんに話した。

その間も、カメラはずっと回っていた。


・・・そして、最後に、
指定されたシーンを「一度だけ」演じた。


オーディション室を出ると、何ともすがすがしい気分になった。

俺は、やれる事は全てやった。全力でやった。
悔いは一切ない。


受かったか・・・? 残念ながら、それは分からない。
受かった人だけに連絡があるのが、オーディションなんだ。

だって、元々落ちるのが普通なんだ。
たとえ200人受けても、たった1人しか受からないのだから。


・・・さあ、落ちた! 次へ行こう!!前に進もう!!

投稿者 ユウキ : 22:48

2009年09月10日  オーディション★2

風のように

とある映画のオーディションに参加する事になった。

早速、メールで送られて来た台本に目を通す。


・・・こ、これは、非常に「特殊」な役だ。

ストーリーも特殊だが、俺の受ける役も特殊だ。
でも、この「コンセプト」は・・・、非常に面白い。
「流れ」を変える、大きな力を持っている。

・・・でも、この役を演ずるには、相当の「覚悟」が必要だ。
もしもキャストされたら、演ずるにあたって、
本当の意味で、「身を削る努力」が必要になる。

俺に、果たしてその覚悟があるだろうか・・・?
無ければ、オーディションを受ける意味がない。


大丈夫。やれる。


・・・よし。全力で準備に取り掛かろう!

俺は、セリフを覚え始めるのと同時に、
自分の役柄の「衣装」の研究に取り掛かった。

様々な「資料」に片っ端から目を通し、
参考になる写真を何枚もプリントアウトした。


・・・今回の衣装は、すごく「特殊」なものだ。
果たして見つかるだろうか。

俺は車に乗り込むと、その「特殊な衣装」を
置いていそうな「特殊なお店」へと車を走らせた。


俺 「すいません、これを探しているのですが・・・」


プリントアウトした「資料」を、お店の方に見せる。


店 「ああ、それね。職業柄、とても良く知っているわ。
    ・・・でも残念ね。それ自体は置いてないのよ。」

俺 「・・・そうですか。」

店 「・・・でも、形が似ている物なら、無い事もないわ。
    ほら、これとか・・・。」


お店の方は、慎重な手つきで商品を取り出すと、俺に見せた。


俺 「なるほど。・・・それはおいくらですか?」

店 「これは、プレミア付いてるから、$60よ。」

俺 「・・・そうですか。」


俺の反応を見ると、お店の方は、今度は別の商品を取り出した。


店 「こっちのも、何となく似ているわね。
    こっちの方が、お買い得よ。」

俺 「・・・それはおいくらですか?」

店 「これも、プレミア付いてるから、$50よ。」


全部高えええええ!!!

「特殊な衣装」だけあって、プレミアが付いてやがる。
しかも、俺の探している物と「形状」が全く違うじゃないか!

・・・仕方が無い。メインのパーツだけ買って、
あとは自分で作ろう。

とにかく今は、時間が無いのだ!!



このあと、夜の11時から、
マネージャーの「マイク」の所でリハーサルだ。

・・・全ては、オーディションのためだ。

俺は、限られた時間内で、自分にできる事を全力でやろう。

投稿者 ユウキ : 22:11

2009年04月30日  オーディション★2

タオルの中には

とある映画の二次選考に呼ばれた。

今回は監督の前でのオーディションなので、
油断せず、最善を尽くさなければならない!

台本を、もう一度分析し直し、更に理解を深め、
衣装と小道具の完成度を上げて、万全の準備を整えた。


・・・よし、行くか!


「完成度の上がった衣装」を着て、
キャスティングオフィス内のソファに腰を下ろし、
自分の順番が来るのを待っていると、
スタッフの方が、俺に歩み寄って来た。


 「あなたがユウキね。・・・実は台本に少し変更があるの。」


・・・な、なんんだってーーーーッ!!

ま、まさかオーディションの直前に、台本が変わるとは・・・
セリフの無い部分がカットされ、随分とコンパクトになった。


 「ユウキさん、どうぞ。」


オーディションは・・・、不思議なほど、上手く行った。

直前に変更された台本も、
とっさの判断で、なんとか対応する事ができた。


70点だ。


・・・よし。やるべき事は全てやった。
さあ、次に行こう!!

投稿者 ユウキ : 23:19 | コメント (2)

2009年04月04日  オーディション★2

横歩き

とある映画のオーディションテープを作成するため、
俺はさっそく準備に取り掛かった。


まずは「オーディション用の台本」を分析し、役を掴む。

・・・今回の役は、「プロスポーツ選手」か。
ジャンルは・・・、コメディーか。


「プロスポーツ」と聞いて、正直困ってしまった。
だって俺は、運動音痴なんだ。スポーツは苦手だ。

・・・でも、もしかしたら、この役は、
運動能力よりも「人格」の方が重要なのかもしれない。


 よし。とにかく自分にできるベストを尽くそう!

 ・・・急げ!時間が無いぞ!


車に飛び乗り、スポーツ用品店を巡って可能な限り衣装を揃えた。
・・・衣装代金、$75。 うううぅ。

自腹で帰国した事で、俺の所持金は既にマイナスに突入している。

一刻も早く、次の演技の仕事を見つけなければ・・・、ひゃっほう!


シーンで必要な「小道具」を自作し、
メイクを済ませ、ビデオカメラを設置した。


・・・よし、気合を入れるぞ!!


撮影が済むと、今度はそれをコンピューターに取り込み、
自分で編集してDVDに焼き、速達でキャスティングに送った。


やれる事は全てやった。 さあ、次に行こう!

投稿者 ユウキ : 23:27

2009年02月20日  演技全般

振り返るな。

先月オーディションを受けた、「人種の指定されていない役」の事で、
キャスティングディレクターより、マネージャーの「マイク」に連絡があった。


 「ユウキの演技は素晴らしかったわ。
  でも結局、監督があの役は『ユダヤ系』で行く事に決めたの。
  ごめんなさいね。」


・・・うーむ、残念。

でも、キャスティングディレクターは
気に入ってくれたみたいなので、これで良しとしよう。


やはり「全ての人種」が対象のオーディションは、ハードルが高い。
様々な要素が絡んで来る。

例えば、今回の役は「金融関係」で、舞台が「ニューヨーク」だったので、
「ユダヤ系」が選ばれたのは、ある意味必然だ。


・・・俺は、「日本人」だ。

これからの、俺の「立ち位置」はどこになるんだろう?
果たして、俺の居場所はあるんだろうか?

死ぬ気で英語を勉強し、自らチャンスを広げて行かなければ、
きっとこれから一生「日本語を喋る日本人男性」として

「サラリーマン」、「ヤクザ」、「寿司職人」、「日本兵」、「空手家」、「忍者」、「侍」

をやらされ続けるだろう。・・・冗談じゃない!


俺が演じたいのは、
アメリカ人が想像する、「典型的な、寡黙、能面、仏頂面の日本人」でも、
日本人が期待する、「理想化された、容姿端麗、品行方正な日本人」でも無い。

アメリカ人であっても、日本人であっても、
同じように心を通わす事のできる、
世界に唯一の存在である、「一人の日本人」だ。

俺達は、みんなそれぞれ違うはずなんだ。

・・・でも、そこに向かうのに必要な演技力と英語力を、
俺はまだ持っていない。・・・情けない話だ。


さあ、浮かれるのはもう終わりだ。

勘違いするな、「おまけ」の分際で自分が「スター」にでもなったつもりか。
前が見えなくて不安だからって、逃げて思い出に浸るな。情けない。


胸を張り、正面を見据え、また死ぬ気で英語を勉強しよう。

投稿者 ユウキ : 23:38 | コメント (3)

2009年01月23日  オーディション★2

りんごの木

とあるキャスティングディレクターから、
マネージャーの「マイク」に電話があり、
俺にオーディションを受けてほしい役がある事を告げられた。

・・・よっしゃあ!

送られて来た台本を読んでみると、
その役は、「人種」が指定されていなかった。

という事は・・・、全ての俳優が相手だ!


今回指定された形式は、「ビデオ・オーディション」だったので、
俺はシーンを最大限分析し、「衣装」と「小道具」を揃え、
マネージャーの「マイク」の家で撮影した。

・・・よし。さい先いいぞ!

今年は良い年になる気がする。頑張ろう。

投稿者 ユウキ : 23:35

2008年12月05日  テレビ

ウォッキー

このまえ二次選考に参加した「新作テレビシリーズ」に、
俺が「日本人研究員」の役でキャストされた。

 よっしゃあああああっ!!!


 ・・・ふぅ、危なかった。

残金は$400を切ってた。
これでまたしばらくは持ちそうだ。


テレビなので、撮影はもう来週だ。

・・・時間が無い。
大至急リサーチを始めて、
しっかりと役作りをして、撮影に臨みたいと思う。


よし、本気で行くぞ!

投稿者 ユウキ : 23:40 | コメント (4)

2008年11月24日  テレビ

カステラには牛乳

先週の月曜日に参加した、
「新作テレビシリーズ」の、二次オーディションに呼ばれた。

 ・・・よし。さい先いいぞ!


さすが二次選考だけあって、
オーディション室内には、関係者が6名もいた。

みんな気が張ってる様子はなく、
フレンドリーで、和気あいあいとしていた。


俺のセリフは2行だけなので、
オーディション自体は1分もかからなかった。

出来は・・・50点。まあまあだ。
一次オーディションの方が良かったように思う。


よし、次に向け、また気合を入れよう。

投稿者 ユウキ : 23:06

2008年11月20日  オーディション★2

けっぱろう!

ハリウッドのベテラン日本人キャスティングディレクター、
「高田ゆみ」さんの主催するオーディションに参加した。

全編日本語の「短編映画」で、撮影はニューヨークだそうだ。

・・・ニューヨークか。懐かしいなあ。

監督は大学で4年間日本語を専攻したらしく、日本語ペラペラだ。
それに、わざわざニューヨークから来てるだけあって、もの凄い気合だ。

オーディションは、一人約30分という、濃い内容だった。


しっかりと衣装を揃え、セリフを覚え、
小道具も作り、気合を入れて参加したんだけど、
途中で頭に血が上って、「宮崎弁」になった。

・・・主人公は青森人だから、せめて「津軽弁」じゃないとね。


よし、次も頑張ろう!

投稿者 ユウキ : 23:31

2008年11月17日  テレビ

バジャバジャ

今日は、「新作テレビシリーズ」のオーディションに参加した。

俺が演じたのは、「日本人研究員」の役だ。


まずは「研究員」について調べ、学習し、
セリフを英語から日本語に翻訳し、それを完璧に覚え、
台本に書かれてある通り、白衣を身にまとった。

・・・それから、「自作のでたらめ名札」を付け、
「なんちゃってPHS」を首からぶら下げて・・・



・・・よっしゃ、これで完璧だ!


 さあ、オーディションに行こう!
 今度こそは役を取る!!


オーディション会場には、
「ヘッドショット(顔写真)による一次審査」をパスした
日本人の俳優仲間達が何人か待機していた。


お互いに、ベストを尽くして頑張ろう。


結果は、60点だった。

・・・うん。悪く無い。
やるだけの事はやった。

よーし、落ちた! さあ、次行ってみよう!

投稿者 ユウキ : 23:02 | コメント (3)

2008年11月07日  オーディション★2

兄弟姉妹

今日は、テレビシリーズのオーディションだ。

俺の役は、政治家へのインタビューを担当する、「政治部記者」。
そして今回も、日本人の役ではない。

セリフは・・・、大体こんな感じだ。

「公約の実現には上院与党の民主党との協議が不可欠ですが、
 現状に対する不安はありますか?」


 ひー


・・・と、とりあえず、セリフを覚え、
政治部記者のインタビューを研究し、
「マイク」と「記者証」を自作した。



「マイク」は料理用の「巨大スポイト」に布を被せたものだ。


そして、肝心のオーディションは・・・
うん、まあ、駄目だった。 20点だ。

よーし、次は頑張るぞ!

投稿者 ユウキ : 23:39 | コメント (2)

2008年10月06日  オーディション★2

宇宙の門

今日は、新SFテレビシリーズのオーディションに参加した。
俺が演ずる役は、主役級の科学者の役だ。


 ・・・科学者か。
 医学をかじった事が、少しは役に立つかな?


この役は、本来は白人の役なので、日本人の俺は不利だ。
それプラス、専門用語を連発する科学者の役だから・・・
冷静に見ても、かなりキツイな。


・・・とにかく、自分のベストを尽くすのみだ!


セリフを完璧に覚え、衣装を揃え、
意識を集中してオーディション会場に入った。

会場内には、俺の他に白人の青年達が数人いた。
みんな、俺と同じ役でオーディションに参加してるんだ。


狭いオーディション室の中で、
キャスティング側の2人を前に、俺はシーンを演じた。

出来は・・・、30点だ。

よし、次行こう!

投稿者 ユウキ : 23:36

2008年09月03日  オーディション★2

乾いた果実

今日は、インターネット向けの、コント番組のオーディションに参加した。
俺が演ずる役は、「アジア系ニュースキャスター」。

・・・ニュースキャスターか。難しそうだ。
今の俺の英語力で、果たして可能なんだろうか。

 不安だ。

しかも、さらに悪い事に、オーディション用の台本は、
オーディション会場でしか手に入らないそうだ。

 ・・・はあ。

とりあえず、ニュース番組を片っ端から視聴し、
ニュースキャスターの読み方を、可能な範囲で研究した。


・・・でも、たったこれだけの努力で、
日本人の俺が、他のアジア系俳優に英語の演技で勝てるだろうか?

んな馬鹿なッ!! そんなに甘くない。
やはり、一刻も早くオーディション用の台本を手に入れなければ・・・


++++


俺は自分のオーディション時間の1時間前に会場入りした。
もちろん、できるだけ早く台本を手に入れるためだ。

会場でオーディション用の台本を受け取り、
一度自分の車に戻って、そこで練習する。


 うわっ、5枚もある。

 ・・・えーっと、なんだこの単語は、「arid」?
 アリッド?エアリッド?・・・意味も分からない。

 よし・・・。さっそく辞書で調べよう。

 って、アレ・・・?


 ・・・うわああああああっ、辞書がない!!!


致命的なミスだ。まさか辞書を忘れるとは・・・。
でも、もう逃げられない。やるしかない。

とりあえず、文脈とスペルから
「arid」はおそらく、「スカスカ」だろう、と当たりをつけ、
知ってるフリを押し通す事にした。


結果は・・・、20点。 酷いもんだ。

セリフも詰まったし、
ニュースキャスターっぽさも出せなかった。

くっそおおお、悔しい!!
この悔しさをバネに、また勉強しよう。

投稿者 ユウキ : 23:47

2008年06月13日  オーディション★2

ノイズに注意

久しぶりに「コメディのテレビシリーズ」のオーディションに行って来た。

最近はオーディションが殆ど無いからキツい。
数少ないチャンスを物にすべく、全力を尽くさねば。


今回俺が演じたのは、「人の排泄物が好きな青年」だ。


 ・・・・・・。


・・・内容は過激ではあるが、コメディとして面白いのであれば全く問題無い。
人種を限定していない役のオーディションなので、ある意味チャンスだ!


オーディションルームで、俺はキャスティングディレクターを前に
大真面目で「その青年」を演じた。
キャスティングディレクターの指示を聞きながら、3パターンも演じた。

でも、残念ながら3パターン目の演技で失敗し、
不満の残るオーディションとなった。

さあ、次のオーディションに備えるべく、本気で英語を勉強するぞ!!

投稿者 ユウキ : 23:40

2008年05月21日  オーディション★2

天使は空に舞う

新作テレビシリーズのオーディションに行ってきた。

今回俺が演じたのは、主役級の「スペイン系の若者」だ。


・・・なんで日本人の俺が「スペイン系の若者」役のオーディションに
行く事になったかというと、
「人種はスペイン系に限らない」という注意書きがあったからだ。

だからと言って、日本人をキャストするとは思えないんだけど・・・


俺は今回のオーディションに限っては「かなり」消極的だった。


・・・だって俺は今、撮影中じゃないか!


確かに「タクシー運転手」のセリフは2行だ。
傍から見れば「楽勝」なのかもしれない。
でも俺はこの限られた時間全てを「タクシー運転手」の役作りに使いたいんだ。

オーディションの準備に使う余力は無い!!2行をナメたらいけない!!


「セリフを完全に覚えなくてもいいから。
 台本を手に持ったままでもいいから。
 とりあえず行くだけ行ってみてくれないかな。
 キャスティングディレクターが、ユウキを見てみたいそうなんだ。
 だって、スペイン系の役に日本人の君を呼んでるんだぞ?
 この役はテレビシリーズの主役級だぞ?
 滅多に無い事じゃないか。」


「・・・分かった。そこまで言うなら、とりあえず行くだけ行ってみるよ。
 でも、結果は期待しないでね。」


というわけで、6時間だけこのオーディションの準備に使う事にした。


6時間の間、俺は全力で取り組んだ。
17個のセリフを頭に叩き込んだ。

・・・でも、やっぱり上手く行かなかった。
寝不足で集中力が持続せず、本番で3回もセリフを間違えた。


くそ。悔しい。これが撮影中でなければ・・・。


・・・さあ、タクシー運転手だけに集中し、全力で取り組もう!

投稿者 ユウキ : 23:40 | コメント (3)