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2005年10月06日  オーディション

すげーよ!炭酸だよ!マジ感動だよ!

ペプシのCMのオーディションに参加してきた。

「今からあなた方には日本のショッピングセンターで買い物をしている
 日本人の若者を演じて頂きます。
 特に決められたセリフは無いので、
 好きなように喋って頂いて構いません。
 2人一組で行います。
 ・・・それでは、次の2人、どうぞ中へ。」

俺はそこに居たもう一人の日本人、マサ君と組んで中へ入った。
カメラに向かって名前を言った後、2人でシーンを始めた。

 「あの服、すげーかっけー」
 「マジかっけー」
 「・・・でも高いんじゃね?」
 「かもねー」
 「・・・おい、あそこ、めっちゃ可愛い」
 「マジだ。かわええ。」
 「馬鹿、モロに見るなって。」

中身の無い会話だが、とても自然に出来た・・・ような気がする。

このCMはクリスティーナ・アギュレラ主演で、
来週の月曜から撮影が始まるらしいが、
日本人の男性を使うかどうかはまだ不透明だそうだ。

さぁ、次のオーディションへ行こうじゃないか!

投稿者 ユウキ : 15:39 | コメント (2) | トラックバック

2005年10月12日  

地団駄×2

今日はサンタモニカでオープンコール(誰でも参加できるオーディション)があるという話を聞いた。

なんでも男女ペアで行うという話だったので
毎朝演技の練習をしているナオコと一緒に参加する事にした。

ラッシュアワーの渋滞の中を車で走る事40分、
オーディション会場に到着した。

ところが、オーディション会場は閑散としていた。
俳優らしき人なんて一人も見当たらない。

 「すいません・・・、オーディションに来たんですけど・・・、」

 「え、オーディション?オーディションがあるの?」


これは一体どういう・・・


別の女性に尋ねた

 「今日あるオーディションについて何か知りませんか」

女性は一瞬考えて、

 「ああ、明日のオーディションね!明日だよ!」


ガーン・・・、なんと初歩的なミス。
日付を間違えるなんて・・・

愚か者は肩を落とし、またも車の海へと消えるのであった。

投稿者 ユウキ : 23:51 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月13日  オーディション

ぐにゃぐにゃ人間のテーマ

エージェントのマイクから留守電が入っていた。

「ユウキ。オーディションだ。
 テレビシリーズの「モンク」で、
 君の演じる役は「太極拳の達人」だ。
 頑張ってくれ!」


・・・え、ちょっと、待って!
  太極拳なんて俺できませんよ!


・・・困ったな。どうしよう。

友人が太極拳を習っているので少しは教えて貰えるけど、
付け焼刃の武術で「本物の達人」に敵うわけが無い。


こうなったら・・・、「アレ」で行くか・・・


 ++++


オーディションは12時30分からだった。

ハリウッドにあるとあるテレビスタジオの中の一室。

5人のキャスティングの方々を前に、俺は覚悟を決めた。


 「では、君の太極拳を見せて下さい。」


・・・俺は胸の前で両手を合わせ、スッと一礼した。


それから・・・、両手を腰の後ろで組み、
組んだ手を外さないまま・・・、背中を通し・・・、頭の上を通し・・・、
顔の前を通して・・・胸の前での合掌のポーズまで持って来た。

2005-10-13-001.jpg

こんな感じだ・・・分かるかな。

俺は後ろで組んだ両手を、足の下を通さずに前に持って来る事ができるんだ。


・・・見た目がかなり気持ち悪いから滅多に見せないんだけど。


唖然とするキャスティングの方々。

「これは・・・凄いな」

俺は前に持って来た両手をまた頭の上を通して背中に戻すと、
もう一度胸の前で両手を合わせ、一礼した。


・・・当然これは「太極拳」では無い。
でも、下手な太極拳を見せるよりかはずっとインパクトがあったはずだ。

やっぱアジア人は「武術の達人」じゃないと役は貰えないのかなぁ。
どうにかしてその殻を破りたいんだけど・・・

投稿者 ユウキ : 14:23 | コメント (0) | トラックバック

徒労も明日の糧となるか

昨日間違えて行ってしまったオープンコール(公開オーディション)へ
気を取り直してもう一度行って来た。

・・・でも、こんな目に会うとは予想だにしていなかった。


確かに「オープンコール」はあった。

狭い室内にはロサンゼルス中から集まったアジア人俳優達が集結し、
凄い熱気で息が詰まりそうだった。

オープンコールの時間は4時から7時。
その間なら誰でも参加できる。

会場内に居たのは約50人。
それぞれ男女別に2人づつのペアになった。

俺と演技パートナーのナオコは11番目。
・・・まぁ、悪く無い方だ。


俳優達はオーディション室前に列を作って自分達の番を待った。


10分・・・

20分・・・

30分・・・経った。


・・・何かがおかしい。

会場に居た誰もが訝しく思い始めた。


・・・明らかにオーディションの進みが遅い。
  30分経ったのに・・・まだ2組しか終わっていない!

「一体どうなってんだ・・・」

列を成してる20組超の俳優達は痺れを切らし始める。

この調子では10組ちょっとで7時をオーバーしてしまうんじゃ・・・


・・・一人、また一人と俳優達は帰り出した。

彼等にもやるべき事がある。
一つのオーディションに2時間以上も費やすわけにもいかないんだろう。

俺はただ待った。ひたすら待った。


オーディション室内に招き入れられた時・・・時計は6時10分を指していた。

会場入りしてから2時間30分。
・・・流石に俺も疲れた。

キャスティングディレクターの支持に従い即興のシーンをやった。

でも・・・俺もナオコも疲れてて、どうも上手くネタが噛み合わない。

監督「はい、ありがとうー」


・・・これの為に2時間半。

車での移動時間を含めて「4時間」費やしたと思うと・・・少し悲しかった。

投稿者 ユウキ : 23:23 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月14日  オーディション

見えない巨大な壁

今日は「ダンロップ」のゴルフのCMのオーディションだ。

俺の役は「若い日本人研究者」という事なので白い白衣を着て行った。

 ・・・これで完璧だ!!


オーディション会場に着くと・・・
なんと他の日本人俳優達もみんな白衣を着てた!

・・・みんな考える事は一緒か!


エージェントを通して来るオーディションは
一様に競争倍率が激しいね。


 ++++


・・・気になる事がある。

俺がエージェントから貰うオーディションは
「英語のセリフが無い役」が多いような気がする。

まさか・・・


多分これは「考えすぎ」では無い。
俺の言語力が道を閉ざしているのだ。


これは・・・何とかせねば。

投稿者 ユウキ : 01:26 | コメント (4) | トラックバック

2005年10月15日  

隠れ基地の記憶

今日は友人から頼まれて家を建てる事になった。


「家」って言ってもそんな御大層な物では無く、
組み立て形式の子供用ログハウスだ。

まるでプラモデルを作るかのように、
図面に沿って部品を組み上げていく。


まずは土台となる床を敷き、
その上に壁を立てる。
壁の上に梁(はり)を通し、
梁の上に屋根を乗せる。

朝の8時から始め、夜の8時まで頑張った。


・・・労働の後の御飯は格別に美味しかった。

この経験は・・・きっと役に立つだろう。

投稿者 ユウキ : 23:27 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月16日  オーディション情報

ワイルドスピード3のエキストラ募集

※ エキストラ情報(更新しました)

映画「ワイルド・スピード3」の撮影が10月17~23日まで行われますが、エキストラ不足の為、エキストラとして出演してくれる19~27歳の日本人を急遽探しています。
(今日見た感じでは30代でも問題無さそうでした。)

集合時間
10月18日
衣装合わせへ行った人 午前5:30
衣装合わせへ行ってない男性 午前6:30
衣装合わせへ行ってない女性 午前7:30

集合場所
12000 Hawthorne Blvd Hawthorne, CA 90250-3901

衣装
ファンク系、モード系、ヒップホップ系など、
クールな衣装を3着用意して下さい。

これらの情報は下記の電話番号に電話する事により、確認できます。
1-818-773-3389

また分かり次第ここに載せます。

とりあえず、大至急エキストラ情報でした!
落ち着いたら日記も更新しますので・・・

投稿者 ユウキ : 23:41 | コメント (3)

2005年10月17日  映画一般

通行人Aを探せ!

今日はワイルドスピード3(The Fast & The Furious 3)の撮影に
エキストラとして参加して来た。

朝6時半から夕方6時半まで。12時間も頑張った。

日本が舞台だけあって、
エキストラは見知った顔が集まった。

俺はたとえエキストラであっても全力で頑張るわけだが、
ただでさえデカい身体なので、どうしても目立ってしまう。
おかげで助監督のゲリーにすっかり覚えられてしまった・・・

彼が言うに俺は俳優のベニシオ・デル・トロに似ているらしく、

 「みんなベニシオを見習って頑張れ!」

とマイクで支持を出される始末。


「目立たないようにする」という面でエキストラは難しいなぁ・・・

投稿者 ユウキ : 01:21 | コメント (2) | トラックバック

2005年10月18日  映画一般

アクションマスター

今日もワイルドスピード3の撮影にエキストラとして参加した。

集合時間は昨日と同じく朝の6時半。
今日は「第2班」に配属された。

「第2班」は主にアクションシーンを担当しているらしく、
現場は焦げたタイヤの煙と排気ガスが、もうもうと立ち込めていた。


お昼頃、俺はスタッフに告げて撮影現場を後にした。
何故かというと・・・オーディションが入っているからだ!

残念ながら今日のエキストラとしての報酬は貰えないが、仕方が無い。

もしもエージェントのマイクに

 「エキストラがあるので今日のオーディションには行けません」

なんて言ったら・・・それは大変な事になるだろう。

 「ユウキ。君は何の為に演技をやっているんだい!?
  俳優として成功する為だろう!!
  エキストラの為じゃないだろう!!!」


・・・てな事を言われる・・・と思う。しかもそれは正しい。

だから、可能な限りエージェントのオーディションには参加しなきゃいけない。


さて、今日のオーディションは
FOXの「フリーライド」というテレビショーらしい。

俺の役は「空手家」。


・・・また 武道家 か!!


ホント武道家ばっかだな。アジア人の役は。


セリフは全て即興。

3分間、キャスティングディレクターと即興のシーンをやった。


くっそぉ。絶対にまともな役を取ってやるからな!

投稿者 ユウキ : 23:20 | コメント (3) | トラックバック

2005年10月24日  オーディション

立方体こそが全て!

午前11時。
俺はいつものように友人のナオコと台本読みの練習をしていた。

するとそこに、うちのエージェンシーの「リル」から電話が掛かって来た。

「ハーイ、ユウキ。オーディションよ。
 2時過ぎの「パール・オブ・オリエント」はもうマイクから聞いてるわね。
 実はもう一つ新しいのが入ったの。
 シティバンクのオーディションで、時間は今日の11時半・・・」

・・・え?11時半・・・?今11時なんだけど・・・

「あれ・・・、言われてみればそうね。間に合うかしら・・・?


なんてこった!
30分後にオーディションが入った。

ここからオーディション会場まで車で20分。
・・・つまり、あと10分間で用意しなきゃいけない!!

俺はダッシュで風呂場に駆け込むと、
歯磨きしながらシャワーで温水を全身にぶっ掛けた。

それを拭って髪の毛を適当にセットし、
「豆腐」と「紙皿」を持って車に飛び乗った!


なぜに「豆腐」と「紙皿」・・・?

その質問は後だ!


会場はラブレア通り沿いのキャスティングスタジオだ。
ここは結構メジャーで毎日多くのオーディションが催されている。

車を駐車スペースに停め、俺は走った。

急がなければ・・・!


階段を駆け上がって、キャスティングスタジオ内に入った。

サインイン用のリストに名前を書き込み・・・なんとか間に合った!

・・・ふぅ。


さて、このオーディションで俺が演ずるのは・・・


・・・と説明したい所だが、もう俺の順番なので
  後は行動でご覧頂こう!


 「君がユウキだね、室内へどうぞ」

 「はい。」


 「それでは・・・どうぞ!」


俺は神妙な面持ちで紙皿を置き、
そこに豆腐をひっくり返して乗せた。

 「・・・僕の特技は、「豆腐早食い」です。
  自己記録は16秒なので、
  それを更新するよう頑張りたいと思います。」


そう言って口を大きく開け、顔面から豆腐へダイブ!

あっと言う間にペロリと一丁平らげた。


キャスティングディレクターは笑いながら言った。

 「実に奇抜だね。
  ・・・残念ながら今回の記録は20秒だったけど。」


・・・そう。今回のオーディションのお題は

 「馬鹿馬鹿しい特技」

だったんだ。


ちっ。俺の特技は知的過ぎて駄目かもしれないなっ

投稿者 ユウキ : 22:51 | トラックバック

息を吸うように悪さをする

2時15分に「パール・オブ・オリエント」という映画のオーディションが入ってる。

・・・気が重い。

この戦争映画、フィリピンで撮影されるそうだが、
渡された台本は  「また」  日本兵=悪の化身という
ステレオタイプで綴られた酷い物だった。

もう日本兵の描写は滅茶苦茶だ。

ワケも無くいきなり人を殺してみたり、
大声でわめき散らしてみたり。


主人公はエリザベスという名のイギリス人女性だったんだけど、
俺の役はこのエリザベスにスキあらば悪さしようとと狙ってる「極悪」日本人将校。

たとえ弾丸が飛び交う戦場でも

「おい、エリザベスどこだ!エリザベス!
 おいどけ!撃つな!
 エリザベーーース!
 エリザベス!エリザベス!どこ!」


なんなんだコイツは。


オーディションは5人のキャスティングディレクターの前でやった。

・・・結果は気にしない。

きっといつか
「日本兵」「寿司職人」「空手家」「ビジネスマン」
という「日本人TOP4」以外の役を取ってみせる!見てろ!

投稿者 ユウキ : 23:07 | コメント (1) | トラックバック

2005年10月25日  オーディション

アピールチャンスは3度まで

ミュージカルの授業をいつより30分早く出て、
「ウェルファーゴ」のオーディションへ行って来た。

オーディションと言っても台本すら無い簡素な物で、
カメラマンから3枚の写真を撮られただけだった。

こういうシンプルなのも、たまにはいいね。

投稿者 ユウキ : 04:53 | コメント (0) | トラックバック

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