2008年07月31日 お知らせ
お知らせ(更新履歴)
・映画「ピンクパンサー2」の予告編(ティーザー)が公開されました。
・アシュワリアさんが映画「ピンクパンサー2」について語っています。(英語)
・アートマガジン「COOL」のVol.13に載ったインタビューが
オンラインでご覧頂けます。
お取り寄せはhttp://www.cool-ny.comまで
・Yahoo!にピンクパンサー2への出演情報が載っています。(リンク切れ)
・eiga.comにピンクパンサー2への出演情報が載っています。
・まだ映画を観ていない人へのネタバレを避けるため、
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投稿者 ユウキ : 00:00
2008年07月22日 死ぬ気で音読★2
スカルパル
今日までの4週間は、今までの勉強で最高に辛かった。
・・・実は必死で、「医学」を勉強していたんだ。
俺は英語の「医学書」と「医学用語辞典」を前に、
寝ている時以外は、ほぼ机にかじり付いていた。
医者ってのは、本当に凄いな。
もしこれが「日本語」だったら、もうちょっと楽だったかもしれない。
「クランケ」、「カルテ」、「内出血」、「脳挫傷」、など、
一応、どこかで聞いた事があるからだ。
でもこれが「英語」になると、話が全く違う。
・・・というか、せめて英語であってくれれば、まだマシだった。
「出血」は、英語で「bleed(ブリード)」と言う。 これは簡単だ。
でも、これが「英語の医学用語」になると、
どういうわけか、「hemorrhage(ヘモリッジ)」となる。
・・・ヘモリッジ!? 聞いた事も無い。
医学用語辞典によれば、この「hemorrhage(ヘモリッジ)」というのは、
ギリシア語で「血、飛び出る」という意味らしい。
えーと、この「IV」ってのは・・・、
「intravenous(イントラ・ビーナス)」の略で・・・、「静脈内注入」か。
「D5W」ってのは、「dextrose 5% in water」の略で、
「dextrose」ってのは・・・「デキストロース」、「グルコース」、「ブドウ糖」か。
・・・この「hemopneumothorax(ヒーモ・ヌーモ・ソーラックス)」ってのは、
「hemo(血)とpneumo(空気)」がthorax(胸)だから、
胸に「血と空気」が溜まった状態か・・・。
こんな調子で、見た事も、聞いた事も無い単語が、ただ延々と続く。
朝から晩まで、丸ごと4週間、この状態が続いた。 ・・・これは地獄だ。
集めた資料は、約800ページ。
医療関係のテレビドラマも、片っ端から視聴し、メモを取った。
数千ページの医学書にも目を通し、ボロボロに疲れた。
頭だけじゃなく、身体も使う。
本物の「外科手術」のDVDと一緒に身体を動かし、しっかりと勉強する。
・・・もちろん、この苦行にはれっきとした理由がある。
「日本人俳優の可能性」を広げる為の、捨て身の勉強だ。
現時点で「日本人俳優には不可能」と思われている「医者役」を、
どーにかして「日本人俳優でも可能」に変えなければいけない。
今ここで頑張らなければ、多分一生頑張らないだろう。
・・・もしかしたら、まだ今の俺には不可能かもしれない。
でもいつかきっと、可能にしてみせる!絶対にだ。
2008年06月13日 オーディション★2
ノイズに注意
久しぶりに「コメディのテレビシリーズ」のオーディションに行って来た。
最近はオーディションが殆ど無いからキツい。
数少ないチャンスを物にすべく、全力を尽くさねば。
今回俺が演じたのは、「人の排泄物が好きな青年」だ。
・・・・・・。
・・・内容は過激ではあるが、コメディとして面白いのであれば全く問題無い。
人種を限定していない役のオーディションなので、ある意味チャンスだ!
オーディションルームで、俺はキャスティングディレクターを前に
大真面目で「その青年」を演じた。
キャスティングディレクターの指示を聞きながら、3パターンも演じた。
でも、残念ながら3パターン目の演技で失敗し、
不満の残るオーディションとなった。
さあ、次のオーディションに備えるべく、本気で英語を勉強するぞ!!
2008年05月29日 テレビ
どちらまで?
いよいよ運命の撮影日がやってきた。
案の定、最新版の台本には修正が加えられていた。
俺のシーンも微妙に変わっている。
俺の「2行のセリフ」は、まだ残っているのだろうか・・・?
台本をめくる手が震える。
・・・えーと、一つ・・・、二つ・・・、三つ・・・と。
三つ・・・??
セリフが一つ増えてるぅうううう!!!!
なんと、俺のセリフは減らされてなかった!!
それどころか、「2行のセリフ」が「3行」になった!!
1.5倍だ!50%の増量だ!
すんばらしいっ!一気にやる気になったぞ。
++++
俺の車内のシーンは、「ブルースクリーン(青い幕)」の前で撮影した。
後で背景を合成して、実際に走っているように見せかけるんだそうだ。
監督の期待に応えるため、俺は全力で演技した。
ここまで用意してきたものを、全て出し切った。
全部で10テイク撮ったんだけど、
1テイクごとに、脚本家の方が
どんどん現場でセリフを変更していくのには驚愕した。
最後の瞬間まで、「一番面白いシーン」と作ろうと必死なんだ。
車を台車に乗せて、その台車をスタッフが
手動で揺らす事によって、臨場感を演出する。
スタッフと役者が一丸となって、
良いシーンを作る為に全力を尽くした。
・・・これがシットコムの現場か!熱いな!
実は、今日の撮影の為に、
俺は自前で「乗務員証」を作って、車内に設置していたんだけど、
そこら辺の細かい部分は映ってないそうだ。うーむ、残念。
果たして、俺はまともに演技出来ていたんだろうか。
セリフはしっかりと言えていたんだろうか。
・・・そして何よりも、「面白いシーン」になっているんだろうか。
心配だ。
後は編集でセリフが切られない事を祈りつつ、
9月あたりの放映を待ちたいと思う。
2008年05月27日 テレビ
戦慄のお遊戯会
子供向けテレビシリーズの2度目の「リハーサル」に参加した。
この「リハーサル」っていうのは、
つまりは「撮影のリハーサル」の事なんだけど、
俺たち役者にとっては、「本番」とほぼ同じだ。
・・・それというのも、悪夢のような「発表会」があるからなんだ。
リハーサルでは、まず監督が
シーンの中での役者の「立ち位置」を決め、
ジョークのタイミングを指示する。
それから、一通りそのシーンを通してみて、
更に細かい手直しを加え、
しっかりとした「面白いシーン」を作り上げる。
・・・そして、プロデューサーと脚本家の目の前で
たった「一度だけ」、そのシーンを発表してみせるんだ。
そこで、プロデューサーや脚本家に
演技がウケれば、そのシーンは残るし、
つまらなければ、何らかの変更が入る。
役者の演技が下手だったらセリフを減らすし、
逆に面白ければ、セリフが増える。
・・・まったく、なんつー実力主義社会だ。
生き残りたければ
今ここで実力を証明しなければならないんだ。
もうすぐ「発表会」が始まる。
俺は自分に与えられた「2行のセリフ」を、
何に変えても死守しなければ!
++++
実際に撮影に使う「キハダマグロ・タクシー」の車内で、
俺は他の役者と「発表会」に臨んだ。
俺の2行のセリフは
コメディの要素がかなり低いので
正直言って、かなり不安だった。
でも、2行目のセリフを喋った時、
プロデューサーが爆笑した。
おおおおおっ!ウケたっ!!ウケたぞ!
・・・どうしてウケたのかは全くわからないけど。
・・・さて、プロデューサーの目に、俺の演技はどう映ったのだろうか。
明後日の撮影で、果たして俺のセリフは残っているのだろうか。
結果はもうすぐ明らかになる。
俺はとにかくベストを尽くそう。
2008年05月22日 テレビ
木漏れ日
いよいよ子供向けテレビシリーズの撮影日がやってきた。
この数日間、俺は「タクシー運転手」の役作りに没頭していた。
まずは、
「関連書籍」を読みあさり、その職種に必要な知識を身に付け、
「乗務員用の教育ビデオ」を観て、乗務員としてのマナーを学び、
「多くの人の経験談」を読み、それを自分の物として追体験する。
・・・よし、おぼろげながら、
「本来あるべき運転手の姿」がイメージできたぞ。
次に、そのせっかく作り上げた「イメージ」をぶっ崩して、
世界に唯一の「一個人」を、再構成する。
・・・絶対に、「理想化されたタクシーの運転手」になってはいけないんだ。
そんな人間はどこにも存在しないのだから。
時間が許す限り、俺は本気で役作りに打ち込んだ。
しかし、今回は準備期間が足りず、
なんとも中途半端な出来になった。
・・・くそ。仕方が無い。あとはぶっつけだ。
とりあえず今出来る事は全てやったんだ。
++++
俺の集合時間は午後6時。
スタジオの駐車場に設置されたオープンセットで撮影するらしい。
セットの雰囲気に慣れるため、
ちょっと早めの2時間前に現場入りした。
完璧な出来栄えの「タクシー運転手の衣装」に着替えて
待合室で台本を読んでいると・・・、
スタッフから恐ろしい話を聞かされた。
・・・なんでも、とある役者が、
本番直前にセリフを大幅にカットされたそうなのだ。
話によれば、本番直前のリハーサルで
その役者は「コメディのタイミング」を掴めず、
どーも面白くない、「イマイチな演技」になってしまったらしい。
すると、現場の判断で「4行近く」あったセリフが、
一瞬でたったの「2単語」まで減らされてしまったそうだ!
・・・ひえー、恐ろしい。
それじゃ、俺のたった2行のセリフだって、
本番まで残っている保障が全く無いじゃないか。
なんとも厳しい世界だ。
今日の俺のシーンの撮影はというと、かなり楽に終わった。
・・・というか、俺は殆ど何もしていない。
タクシーが路肩に駐車するのを
オープンセットで撮影する予定だったんだけど、
俺には安全上の理由から、
セット内で車を運転する権限が与えられていないんだ。
代わりに、俺に背格好の良く似たスタントマンの方が運転した。
今日撮影するシーンではセリフも無いので、
俺はとにかく影に徹した。
来週は、いよいよセリフのあるシーンの撮影だ。
全てを賭けて準備しよう。

2008年05月21日 オーディション★2
天使は空に舞う
新作テレビシリーズのオーディションに行ってきた。
今回俺が演じたのは、主役級の「スペイン系の若者」だ。
・・・なんで日本人の俺が「スペイン系の若者」役のオーディションに
行く事になったかというと、
「人種はスペイン系に限らない」という注意書きがあったからだ。
だからと言って、日本人をキャストするとは思えないんだけど・・・
俺は今回のオーディションに限っては「かなり」消極的だった。
・・・だって俺は今、撮影中じゃないか!
確かに「タクシー運転手」のセリフは2行だ。
傍から見れば「楽勝」なのかもしれない。
でも俺はこの限られた時間全てを「タクシー運転手」の役作りに使いたいんだ。
オーディションの準備に使う余力は無い!!2行をナメたらいけない!!
「セリフを完全に覚えなくてもいいから。
台本を手に持ったままでもいいから。
とりあえず行くだけ行ってみてくれないかな。
キャスティングディレクターが、ユウキを見てみたいそうなんだ。
だって、スペイン系の役に日本人の君を呼んでるんだぞ?
この役はテレビシリーズの主役級だぞ?
滅多に無い事じゃないか。」
「・・・分かった。そこまで言うなら、とりあえず行くだけ行ってみるよ。
でも、結果は期待しないでね。」
というわけで、6時間だけこのオーディションの準備に使う事にした。
6時間の間、俺は全力で取り組んだ。
17個のセリフを頭に叩き込んだ。
・・・でも、やっぱり上手く行かなかった。
寝不足で集中力が持続せず、本番で3回もセリフを間違えた。
くそ。悔しい。これが撮影中でなければ・・・。
・・・さあ、タクシー運転手だけに集中し、全力で取り組もう!
2008年05月19日 テレビ
寿司タクシー
子供向けテレビシリーズのリハーサルは
スタジオ内の実際のセットを使って行われた。
俺は、気合を入れて、スーツに白手袋という、
オーディションと同じ格好で参加した。
よっしゃ!やるか!
セットに入ると、そこでスタッフから「初めて」台本を手渡された。
・・・そう。俺はまだ、一度も台本を読んでないんだ。
予想はしていたけど、
まさか本当に、リハーサル当日に手渡されるとは・・・
待合室のソファに腰掛け、俺は冷や汗をかきながら台本に目を通した。
・・・俺のセリフは・・・2行。
登場シーンは、約3~4分間というところか。
台本を読み終えて、俺はようやく胸をなでおろした。
・・・どうやら、俺がセリフを喋るのは
今日じゃなくて、「来週のリハーサル」みたいだ。
今日やるのは、セリフの無いシーンだ。
これなら、準備する事ができる。
・・・何とかなるかもしれない。
++++
さて、台本の初めの部分にキャストの一覧があるわけだけど、
どうも気になる事が2つある。
一つ目は、キャストそのものだ。
今回のストーリーは日本が舞台になっている。
だったら当然、日本人が数多く出演する・・・と思うかもしれないが、
現時点でキャストされている「日本人役」の7人のうち、
実際に日本語が喋れるのは・・・、俺だけのようだ。
俺のセリフは全て英語なので、日本語は出る幕が無い。
もう一つは、キャスト一覧の「タクシー運転手」の項目だ。
明らかに、「俺ではない役者の名前」が書かれている。
・・・これはどういう事だろうか?
元々は他の役者が「タクシー運転手」を演ずるはずだったが、
「何らかの理由」があって、俺に交代になったという事なのか。
って事は、オーディションの段階では、
俺は「第二候補」だったという事じゃないか。・・・うむむ。
でも、どうしてキャストが俺に変更されたのだろうか。
元キャストの「スケジュールの都合」だろうか?
それともプロダクション側が「心変わり」をしたのだろうか?
・・・今の俺にそれを確かめる術は無い。
++++
俺は気を取り直し、
タクシー運転手の「衣装合わせ」のため、衣裳部屋へと向かった。
衣装「あなたがタクシーの運転手ね。
えーと、早速だけど、ジーパンと、白のTシャツって持ってるかしら?」
俺 「ジーパンとTシャツですか・・・?持ってますけど、またどうして?」
衣装「どうしてって、タクシーの運転手に決まってるじゃない。
・・・日本のタクシーの運転手って
ジーパンにTシャツ姿じゃないの?ほら、ニューヨークみたいに。」
俺 「実は、日本のタクシーの運転手は、スーツを着てるんです。
いま僕がしている格好が、日本のタクシー運転手のそれです。
それに、何と会社によっては制帽まであるんですよ。
ここに資料を用意してきましたので、どうぞ。」
衣装「へえー、用意がいいわね!!」
・・・へえ、なるほど。
結構フォーマルなのね。パイロットみたいね。
これ、カラーコピーしていいかしら。
大至急、帽子のエンブレム(帽章)を作って貰わなきゃ。
調べてくれて、ありがとう。感謝するわ。」
俺 「こちらこそ。どうぞ宜しくお願いします。」
・・・あぶないあぶない。
もう少しで、ジーパン姿でタクシー運転手を演ずる所だった。
必死でかき集めた約100ページの資料が、さっそく役に立った!
頑張った甲斐があったってもんだ。
スタッフの案内で、俺が運転する「タクシー」を見せて貰った。
左ハンドルの「フィアット500」いう赤い車だった。
ルパン三世が映画の中で運転している、あの小さい小さい車だ。
そして俺が働くタクシー会社は・・・「キハダマグロ タクシー」というらしい。
うん。
+++
さて、このテレビシリーズは、
「シチュエーション・コメディ(通称:シットコム)」と呼ばれる形態だ。
「テレビドラマ」というよりも、
「テレビ芝居」と言った方がしっくり来るかもしれない。
かの有名な「フルハウス」を思い浮かべて欲しい。
・・・そう、あれが「シットコム」だ。
衣装合わせも終わったので、
俺はメインキャストのリハーサルを見学する事にした。
見始めてすぐに、俺は頭から血の気が引いて行くのを感じた。
・・・ちょっと、冗談だろ。勘弁してくれ。
セリフの進む速さが、ハンパじゃない!
洒落にならないくらい速い!速すぎる!
だって、俺が台本を目で追うスピードよりも、
彼らの演ずるスピードの方が速いんだ。
・・・これが「シットコム」の標準スピードなのか!?
俺は縮み上がった。
まさか、ここまで世界が違うとは。
メインキャストは、その目にも止まらぬスピードの中で、
しっかりと決めるべきジョークを決め、
伸び伸びと演技していた。
数ページに渡る長いシーンでも、
セリフを完璧に覚えてスラスラとこなしている。
・・・凄い。正真正銘のプロだ。全く太刀打ちできない。
こりゃまずいぞ。
俺のセリフは2行だけど、
果たしてこのスピードについていけるんだろうか・・・
撮影まであと3日。
子供向けだろうが何だろうが、俺には関係ない。
本気で役作りに没頭しようと思う。
2008年05月18日 テレビ
エントツ
いよいよ明日は子供向けのテレビシリーズのリハーサルなんだけど、
まだ台本を受け取っていない。
もしかすると・・・セットで直に渡されるのかな。
・・・これはマズいぞ。
アメリカ人の俳優と違って、
日本人の俺は台本を理解するのに時間が掛かるんだ。
初めて見る台本のシーンを理解し、
声に出して正しくセリフを読み
かつ同時にしっかりと演技する、という3つが上手くできない。
・・・怖いなあ。
とりあえず、役作りだけはしっかりとして、明日のリハーサルに備えようと思う。
2008年05月17日 テレビ
あかり灯る
先日オーディションに行った、子供向けテレビシリーズから電話があり、
「タクシーの運転手」の役でキャストされた事を伝えられた。
・・・自分でもちょっと信じられなかった。
だって役設定に「完璧な英語を喋れる」と書いてあったんだ。
そして俺は、自分の英語力の無さを痛感している。
本当かなあ・・・?
とにかく、キャストされたのだから、責任重大だ。
全力でやりぬこうと思う。
早速、タクシーの運転手に関する資料を揃えて
勉強を始めなければ。
予定では、来週の月曜日にリハーサルだそうだ。
かあー、時間が無い。急がねば!

