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2012年03月08日  演技全般

小さな家

かの有名な「アクターズ・スタジオ」の
監督・脚本家部門が主催する「台本読み」に、
俳優の一人として参加する事になった。


 ・・・ええ、なんで!?どうして??


と、思いますよね。ええ、俺もそう思います。

・・・なんでも、俳優&監督である、
「トミー」直々の推薦らしいのだ。

彼はアクターズ・スタジオ「正会員」の俳優で、
アクターズ・スタジオ「出身」の俳優ではない。


 何が違うのかって?


・・・実は「アクターズ・スタジオ」には2種類あるんだ。


一つは「俳優養成所」としての「アクターズ・スタジオ」で、
もう一つは「プロ集団」としての「アクターズ・スタジオ」だ。


「アクターズ・スタジオにいました。」
 "I was in Actors Studio."
「アクターズ・スタジオで演技を勉強しました。」
 "I studied acting at Actors Studio."

という感じで、「過去形」を使ってアクターズ・スタジオ「出身」を
名乗っているのは、こちらの養成所の方で演技を勉強した俳優だ。

例のテレビ番組、「アクターズ・スタジオ・インタビュー」の
収録が行われているのも、こちらの養成所の方だ。


・・・一方「プロ集団」としての「アクターズ・スタジオ」は、
一度加入すると一生涯会員なので、こちらの所属俳優は、

「アクターズ・スタジオ生涯会員です。」
 "I'm a lifetime member at Actors Studio."

という風に「現在形」を使い、会員であると言う。


一度「正会員」になれば、スタジオの全ての勉強会に
無料で参加できるようになるけど、加入するには、
厳正なるオーディションがある。

現在のオーディションの待ち時間は・・・、約半年だそうな。


・・・では、話を「台本読み」に戻そう。


確かに、ご存知の通り、
俺は「スタジオ」にあまり良い印象を持っていない

・・・でも、実践経験豊富なスタジオ正会員と
舞台上で一緒に演技ができて、なおかつそれを、
一流の監督&脚本家に見てもらえるのは、
これは・・・、すんばらしい経験だ!!!

俺は未熟な俳優なので、このチャンスに、
しっかり勉強させて貰おうと思っている。


今日は初の読み合わせだ。
さあ、アクターズ・スタジオへと向かおう。

投稿者 ユウキ : 12:50 | コメント (3)

木のテーブル

「台本読み」の初リハーサルは、
アクターズ・スタジオ内の会議室で行われた。

「スタジオ」といっても、見た目は至って普通の一軒家だ。
会議室も、10人くらいしか入らない。


今回俺が演ずる役は、アメリカに亡命した
人権活動家でもある中国人作家。

この「台本読み」はあくまで、
スタジオ会員の前での「発表会」なので、
この役を日本人の俺が演じても問題ないけど、
これが実際の舞台だったら、大問題になってしまいそうだ。


他のキャストとの挨拶を済ませると、
それぞれ着席し、台本を最初から最後まで通して読んだ。


 「はい。今日のリハーサルはこれで終わりです。」


早っ!! え?・・・もう終わり!?


 「明日のリハは、午後6時からです。
  場所は、隣に建ってるスタジオの劇場です。
  遅れないようにね。」


・・・明日が本番前、最後のリハーサルだ。
みんなに置いて行かれないよう、頑張ろう。

投稿者 ユウキ : 23:47 | コメント (0)

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