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2006年09月13日  死ぬ気で音読

アメイジング・ジャパン

 
 さあ皆さん、勉強の用意は出来ましたか?


今日は、アメリカ小学2年の「歴史・地理」の教科書の第6巻で、
古くから太平洋に浮かぶと言い伝えられている
伝説の「ジャパン」という国について詳しく学びます。


まずは、ジャパンの「漁業」についてです。

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 とある漁師は大きな船の上で働きます。
 そして海に出ます。
 ときどき、彼等はクジラを捕まえます。
 クジラの肉は食べる事が出来ます。
 クジラの油は石鹸(せっけん)に使われます。
 クジラの油は植物が育つのを助けます。
 クジラは一頭でも大きな稼ぎになります。

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ジャパンの捕鯨船は基本的に「風の力」で進むようです。
きっと、自然と対話し 「風の息吹」を感じる不思議なチカラを持っているのでしょう。

私達が現代文明に頼りきって忘れてしまった「古き良き文明」が、
ここにはまだ深く息づいています。素晴らしい事です。


次に、ジャパンの「家族生活」と「食生活」を少し覗いてみましょう。


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 タキコはベッドから起き出します。
 台所ではお母さんが朝ごはんを作っています。
 「ご飯」と「魚」はもう出来ています。
 「ノリ」も出来ています。
 タキコはお母さんに言います。
 
  「オハヨウ、グッドモーニング」

 そして「ノリ」を少しかじりました。

  「オハヨウ」

 お母さんが応えます。

  「ねぼすけの弟を起こしてらっしゃい。
   みんなで朝ご飯を食べましょう。」


 朝ごはんの準備が整いました。
 双子の姉弟はテーブルの側に腰を下ろします。
 テーブルはとても低いです。
 誰も椅子には座りません。
 みんな、クッションの上に座ります。

 食事の前に、家族全員でお辞儀をします。
 そして新しい一日に感謝を捧げます。
 美味しいご飯を食べれる事に、感謝します。
 彼等は「神」に感謝します。彼等の全能の神です。

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この項は非常に重要です。
ジャパン人の食文化や考え方だけでなく、慣習が分かります。

床に散りばめられた「クッション」は、彼等のヒザを保護します。
「キモノ」と呼ばれるローブの袖口に手を入れる事により、指先を保護します。

そして「全能の神」に祈りを捧げるのです。



ジャパン人の食生活について、もっと良く知りたいですね。
  今日は長女の「タキコちゃん」の朝ごはんに注目しましょう。


2006-09-13-004.jpg


「ご飯」と「ご飯」、そして「壺」が見えます。
彼等は本当に「ご飯」が好きなようです。

でも、このツボの中身は一体何でしょうか・・・?


別の項に、この問いに対するヒントを見つけました。


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 お婆ちゃんも手伝います。
 お婆ちゃんは、赤ちゃんの「ジロー」の面倒を見ます。
 赤ちゃんに「ごはん」をあげます。
 お母さんが働く間、ジローの世話をします。

 お母さんは、夕飯に 「 ミソ 」 を作ります。

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嗚呼、間違いありません。 このツボの中身は「ミソ」です。

「ご飯」と「ご飯」、そして「ミソ」。
これがジャパン人の食卓です。


・・・おや、どうやらお父さんが仕事に出掛けるようですよ


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 朝食後、お父さんは仕事に出掛けます。
 子供達はお父さんを見送ります。

  「サヨナラ」

 お父さんもこれに応えます。

  「サヨナラ、シーユーアゲイン」

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そして子供達も学校へ向かいます。


=====
 
 多くのジャパン人は、友だちにお辞儀をします。
 「こんにちは」そして「さようなら」を言う時にお辞儀をします。
 彼等は両手を胸の前で合わせ、腰の所で少し身体を傾けます。

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 双子の姉弟は外出用の靴を履きます。
 学校に行く準備が出来ました。
 お母さんが手を振って見送ります。

 道に並ぶ全ての家屋が木造です。
 殆どの人が家を塗りません。
 美しい木の上にペンキを塗ることはしないのです。

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素晴らしい! 感動しました!
・・・木に対するこの愛情!

当然、動物の皮で作られた「靴」など履かないのです!

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「ゲタ」です。「ゲタ」なのです。


では最後に、「フジヤマを作ってみよう!」のコーナーです。


 ・・・皆さん、今日は本当に勉強になりましたね。


国際社会で生きていく上で、異文化を理解する事は非常に重要です。

外国の方に対し非礼とならないよう、しっかりと勉強し、
立派な国際人になって下さいね!

投稿者 ユウキ : 2006年09月13日 01:00

コメント

ごはんとごはんにミソ。
着物に下駄。
これって、いま使っている教科書、でしたっけ?

↑投稿者 じぇ : 2006年09月18日 03:36

ユウキさん、はじめまして。
くるみはまと申します。

実はHP時代から時々、日記を読ませていただいているのですが、ユウキさんのバイタリティーとユーモア感覚には感服します。ここ数回の「ジャパン」勉強シリーズは特に強烈で、もう黙っていられず、コメントさせていただくことにした次第です。

その中でも今回は、もう大変でした。
朝起きてからそれほど時間が経っていなかったのですが、いきなり爆笑の連続。その言葉の通り“お腹を抱えて”笑ったのは久々ですよ。しまいには、涙まで出てきてしまいました。
最高です。

朝から爆笑させていただき、大感謝です。
また遊びにきますね。

↑投稿者 胡桃浜 : 2006年09月19日 00:11

こんばんは、

>夕飯に 「 ミソ 」 を作ります・・・
って、夕飯の為に ミソ を作ってしまうのですね。

最近 ムサシミヤモト は、ジャパン人のヒーローなんだろ?と、年配の役者さんに聞かれました。
勿論、皆のヒーローだよ!!と答えておきました。
それでは、サヨナラ です。

↑投稿者 笹川 : 2006年09月19日 22:12

>じぇーむす
2002年版の新品だよ!
ジャパンは擦れた現代に一つ輝く神秘の星だね

>胡桃浜さん
どーもはじめまして!
別の項にジャパンには世界最速の電車があると書いてあったのですが、
この感じからすると、もちろん木造で全席「タタミ」でしょう。
たぶん動力はジャパン人が持っているという「キアイ」というサイコパワーだと思います。

>笹川さん
ムサシミヤモト。聞いた事があります。
確か・・・サム、サムロイ?えーと、「ニンジャ」ですね。
ジャパンに行く時は「ローニン」に持ち物を奪われないよう、
ショルダーバッグはタスキ掛け、
パスポートはパスポート入れに入れて首から下げておくのが良さそうですね。

↑投稿者 ユウキ : 2006年09月21日 17:21

う~~~ん。

だんだん行きたくなってきたぞ!ジャパン!

↑投稿者 りりか : 2006年09月21日 17:37