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[ドカンと一発]
3月28日(月)


舞台劇「L.S.D.」の最終日だ。

気合十分で劇場入りすると、メリーベスから花束を貰った。
みんなそれぞれ違う花を貰っていて、それぞれに違った意味があるらしい。

俺の貰った花は英語名で「スナップ・ドラゴン」。
どんな意味が込められているんだろう。


そう思っていると、監督のギルがやって来た。

ギル「やぁ、ユウキ。これを受け取ってくれ。」

ギルに渡されたのは白い封筒。
中を見ると、キャストの大きな集合写真と、ギルからのメッセージが入っていた。


今日は皆、エネルギーに満ち溢れている。
自分の準備を済ませると、ギルはみんなを舞台上に集めた。


ギル「みんな。とうとう最後の日がやってきた。
   本当にありがとう。今日は思いっきり行こう!」


そして、最後の幕が開いた。


流石は最終日。観客も熱い!
観客席からは常に笑い声が聞こえる。

俺のシーンも上手く決まり、大爆笑を得る事ができた。

本当に、何もかもが上手く行った。


カーテンコールでは、割れんばかりの拍手。

舞台を降りると、キャストはお互いを称えあった。


いやぁ、本当に楽しかった。初のコメディの舞台。
悪役を演じるよりも、よっぽどこっちの方がいい。

これからも、どんどんコメディをしていきたいと思う。

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[恐怖のラスト2]
3月21日(月)

舞台劇「L.S.D.」の公演も残す所あと2回。
毎度毎度の事ながら、恐怖のラスト2がやって来た。


「最後から2番目」という曖昧な位置づけのせいで
どうも踏ん切りが付かないのか、
どの舞台でもヒヤヒヤさせられる事が多い。


「L.S.D.」の仲間達も何となくバタバタしているような気がする。

舞台の上ではキャストがセリフの最終チェックをしているけど、
少し曖昧になって来ている部分もあるようだ。


・・・人の心配ばかりしててもしょうがない。
俺は自分の心配する事にしよう。

小道具のチェックを済ませると、
破損していた大道具の修復を手伝った。


そして身体を動かして心の準備をし、ラスト2の舞台が開くのを待った。



・・・実際に幕が開いてみたら、俺の心配は取り越し苦労だった事が分かった。
この人達は度胸も、踏んできた場数も違うんだ。

終わってみたら、ちゃんとやり遂げていた。


さぁ、次がいよいよラストだ!


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[熱気の渦に飲み込まれ]
3月14日(月)


さぁ、舞台劇「L.S.D」の3回目の公演だ。
6時に劇場入りすると、入口の所にコーディーがいた。


ユウキ「やぁ、コーディー!」

コーディー「よっ、ユウキ!」

ユウキ「バックステージ(俳優新聞)へのレビュー載った?」

コーディー「いや、まだ見てないね。
       それより、L.A.ウイークリー見た?」

ユウキ「載ってたねー」


そう。地域情報誌のL.A.ウイークリーに「L.S.D.」のレビューが載ったんだ。
批評家の人は中々気に入ったらしく、「オススメ」マークも付いていた。

これが観客数に響いてくれると嬉しいのだけれど。



さて、「エル・シド」内に入って、まずはオフィスへと向かい、
デジタルカメラの落し物が無いかどうかを尋ねた。


マネージャー「いや、聞いてないねー。・・・ちょっと待って。」

そう言いうとマネージャーは受話器を取り、どこかに電話を掛けた。

マネージャー「・・・デジカメの落し物はあった? ・・・1週間前。
    ・・・あ、そう。・・・分かった。・・・・それじゃ。」

受話器を置くマネージャー

マネージャー「今、清掃係の人に聞いてみたけど、見てないって。」


・・・ああ、やっぱそうか。
どうやら、もう諦めるしかなさそうだ。



気持ちを切り替えて、準備に取り掛かった。
小道具を一通りチェックして、台本を確認すると、看護師の衣装に着替えた。


サラ「開演15分前ー」


アシスタントディレクターのサラが開演の時間を知らせる。
それを聞くと、俳優達は舞台の上に集合した。

ジェムソン「みんな、気合を入れていこう!」

メリーベスが音頭を取って、みんなで気合を入れた。


よっしゃ!気合入れて行くぞ!


そして三日目の幕が開いた。



何とも不思議な感覚だった。
ジョークというジョークが全てきまる。

観客は俳優の動き一つ一つに反応してくれる。
それを舞台上の俳優も感じ取り、伸び伸びと演技できる。

まるで、劇場全体が一体となって舞台を作っているような、そんな感覚だった。



カーテンコールが終わると、俳優達は舞台裏でお互いを称え合った。
みんな、今日の舞台が今までで一番良かった事を知っているんだ。

この調子で最後まで行ければ、こんなに素晴らしい事はない。

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一言
3/7

今、本気で取り組んでいる事がある。
それのせいで、他の全てが疎かになりがちだ。
何かって?
それはまた今度・・・


[モノクローム]
3月7日(月)


今日は舞台劇「L.S.D」の2回目の公演だ。
集合時間は6時だけど、俺は5時30分に会場にやってきた。


・・・すると、駐車場のゲートが閉まっていた。

仕方が無いので路肩に車を停めてしばらく仮眠。


・・・6時5分前になったのでもう一度駐車場の方を見てみた。


 お、ゲートが開いている。

ノロノロと車を動かすと駐車場に車を停めた。


車を降りて会場の「エル・シド」に入ろうとしたら、今度は入口が閉まっている。
全く一体何なんだ。

他のキャスト達もゾロゾロと集まって来たが、入口の扉は開く様子を見せない。


仕方が無いので、みんな雑談で時間を潰した。


ギル「今日は、バックステージ(俳優?7J9!K$NHcI>2H$,Mh$k$i$7$$$

おお、バックステージかぁ。
実は先週の舞台にはLAウイークリーの批評家が来ていた。

今週号に載る予定らしいけど、一体どんな批評を貰えるんだろうか。



そうこうしているうちに、従業員の人がやって来て入口を開けてくれた。



急いで劇場内に入ると小道具&大道具をそれぞれに分配し、セリフ通しを行った。
セリフの「粗」を減らす為だ。


その間、セリフが2行しか無い俺は何をしていたかというと、
どうもテンションが上がらず うなだれていた。

 ・・・きっとエネルギーが足りてないんだ。そうに違い無い。


危機感に駆られた俺はギル(監督)に耳打ちした。

ユウキ「ギル。ちょっと何か食って来ていいかな。」

ギル「おう、行っといで!」


よーし、さぁ、何を食おうか。

通りに出た俺の目に飛び込んで来た物は・・・・ 「YOSHINOYA」の看板。


うーーーーん  ・・・・米国牛。


巷では(日本では)人々が食肉に対し敏感になっている。
アメリカの牛肉の安全性が問題視されているわけだが・・・・・・俺は腹が減った。

俺は腹が減った。牛丼食いたい。

俺は腹が減った。牛丼が食いたい。

俺は牛丼が食いたい。俺は牛丼を食う。


店に入ると「ラージ・ビーフボウル(牛丼大盛)」を注文した。

味気の無いパックに入った大盛牛丼に紅しょうがをふり掛けると、
一気に腹に流し込んだ。


 よし。満足。これで今日も頑張れる。


急いで劇場に戻ると、開演の準備に取り掛かった。


看護師の衣装に着替えて全ての小道具をチェックし終わった頃、
マネージャーのサラがやってきた。

サラ「開演15分前ねー」


よーし。行くぞ。二日目だ。


開演5分前になって、ギルがみんなを集めた。

ギル「みんな。2日目。頑張って行こう。」

みんなで輪になって気合を入れる。



そして、2日目の幕が開いた。



舞台は順調に進んだ。

セリフのミスが少々あったが、
それぞれが上手くカバーしていたので観ていた人は全く気付かなかっただろう。


今日は天候にも恵まれ事もあってか、お客の反応も中々。

一番奥の席に座っていたバックステージの批評家さんも
気に入ってくれれば嬉しいけど・・・・


みんなに挨拶を済ませ、俺は家路に着いた。



家に帰って、とある事に気が付いた。


 ・・・あれ?俺のデジカメどこ行った?


どこにも見当たらない。バッグの中にも無い。車の中にも無い。
劇場に電話してみても置き忘れて無い。

 ・・・まさか落としたか?

困った。せっかく撮った写真が消えてしまった。
これからも色々と記録していこうと思ってたのに・・・。

見つかるかなぁ、見つからないだろなぁ。

舞台自体は良かったけれど、痛い損害を被ってしまった。

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一言
3/1

忙しい・・・だが、楽しい。


[駆け抜けろ]
3月1日(月)


いよいよ舞台「LSD」の本番だ。
集合時間は6時。開演の2時間前。

舞台上からの眺めは気持ちいい。

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キャスト達は、それぞれの衣装に着替え、小道具を準備し、
最終の調整作業に入っていた。

でも、コメディをやっている人達だけあって、みんな賑やかだ。
緊張を楽しんでいるようにも見える。

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左から、コーディー、オードリー、サリー、メリーベス、クリス、ジェムソン、ユウキ。
今日のショーを彩る7人だ。


実は監督のギルが一番緊張してたりして・・・

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一番左がギルだ。

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一番後ろにいるのが照明担当のネイト。
一番手前にいるのがアシスタントディレクターのサラ。

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こちらは2階席から音響を担当するシェーン。

俺も初登場時の自分の衣装(看護師服)に着替え、
小道具を揃えると開演の時を待った。



外では5時頃から降り出した雨が土砂降りになっている。
こりゃ客足に響きそうだぞ・・・


開幕20分前になると、改めて舞台の幕を閉じ、
それぞれの配置についた。

主役のジェムソンは空を見つめ、セリフの最終チェックを行っている。

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俺はセリフが2行しか無いので、
登場シーンを間違えないように台本のチェックをしていた。



7時になった。まだ幕は開かない。


土砂降り雨の影響で、開幕時間をずらす事にしたらしい。
幕の袖から客席を見ると、案の定 空席が目立った。


7時20分になって、いよいよ開幕の音楽が鳴り出した。
・・・だが、・・・その音楽はいきなりプツリと途切れた。


 ・・・・・・?

舞台上のジェムソンと俺は顔を見合わせた。


俺 「・・・誰が幕を開けるの?俺かな」

ジェム「さあ・・・、俺かな。」


幕の開閉スイッチは、舞台上のど真ん中にある。

ジェムソンは立ち上がって、幕のスイッチを押すと、
すぐに席に戻った。幕がスルスルと開いていく。

・・・だが、開幕の音楽は鳴り出さない。


テレビアナウンサー役のクリスがセリフを言う。

 クリス「・・・生存者は、ありませんでした。」


俺は「1970年。ニューヨーク」と書かれたプラカードを持って舞台袖に引っ込んだ。


 ・・・すると、舞台上で監督のギルの叫ぶ声が聞こえた。


ギル「申し訳ない!機械の故障が発生したので、もう一度始めから行こう!」


そして幕を閉じてしまった。


俺は、一瞬何が起こったのか分からなかった。
もう一度開幕からやり直す事は分かった。

 ・・・何がどうしたんだ?


とにかく、幕は閉じられた。そしてもう一度開こうとしている。
ここで、コメディアンならどうすべきか!


俺とクリスは機転を利かせ、先ほどと見た目を変えた。

俺は「真正面」を向いて妙な格好をしていたのが「真横」向きになり、
クリスはセリフを変えた。

 クリス「生存者は、・・・1人、いました。」

・・・観客がその微妙な変化にクスっと笑ったのが聞こえた。


ほっ。良かった。


もしかしたら、観客の幾人かは今のが「ミス」だとは気付かなかったかもしれない。
もしかしたら、今の「やり直し」もショーの一部だと思ってくれたかもしれない。

ちょっとした機転が、失敗という大きな傷を少しでも覆い隠せたような気がした。


それから・・・ショーは流れるように進んでいった。


第1幕は、あまりお客が乗って来なかった。

どちらかというと、舞台上と客の間に壁があるような、
そんな隔絶した温度差を感じた。

だが第2幕に入ると、客席を巻き込んだ演出のお陰でお客は乗ってきた。

お客が乗ってくると、ジョークも乗ってくる。

みんな伸び伸びと演じていた。


そして閉幕。

土砂降り雨のせいで、お客はあまり入らなかったが、
カーテンコールでは割れるような拍手が待っていた。


俺達はお互いに健闘を称え合うと、
観に来てくれた友人達にお礼をする為、片付けもそこそこに客席へと足を運んだ。



それからは・・・監督のギルの家で打ち上げだ!

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みんな大いに騒いだ。


これから1ヶ月、このメンバーでショーを頑張って行く事になる。

でも、プレッシャーや重圧なんてこれっぽっちも感じない。
冒険心や期待感で胸はいっぱいだ!



・・・おやまぁ、時間の過ぎるのは早いもんで、もう夜中の1時半。

明日は朝8時起床なので、そろそろ帰らねば・・・

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まぁ、今日は良く眠れそうだ。

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