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[スランプ]
5月28日(日)01:53pm


許可証取得から3日経つのに・・・まだストリートへ行く事ができない

うわーい スランプだぁー


一度 拒否反応が出ると、克服するのにかなり苦労する・・・

先行き不安で、睡眠時間がが不規則になる。
ストレスを発散させる為に寝たりする。

口では軽く
「ストリート行って来よう」
とは言えるけど、最初の1歩が踏み出せない。

吐き気・腹痛・頭痛など、身体が拒否する。




ここ3日間の腐った日程を紹介しよう。

●25日(金)
就寝 午前9時
起床 午後2時
<睡眠時間 5時間>


●26日
就寝 午後7時
起床 午後3時
<睡眠時間 7時間>

●27日
就寝 午後9時
起床 午後5時
<睡眠時間 7時間>


1日の始めに来るのが「起床」ではなくて「就寝」になっている所がもう見事なまでに腐ってる。


あー ダメだ ダメだ。 ダメだ ダメだ。。 
だめだ だめだダメだ だめだ だめだだめだめだめだ  
駄目だ 駄目だ 駄目だ 

こんちくしょー 失敗は怖いんだよ!怖いんだよ怖いんだ




このスランプを脱出するには・・・どうしたらいいんだ


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[初陣 (斥候?)]
5月24日(木)09:15am


朝10時に目が覚めた。

天気はいい。調子もいい。    ・・・・よぅし。 今日こそは『サンタモニカ』に歌いに行くぞ!


と、鼻息荒く バスに乗り込みます

いつのまにやら『スランプ』に落ち込んでいたのですが、それも今日までです。
今日こそ! 今日こそは!! うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお


『バス』といえば、この前は『サンタモニカ』に行くのに片道に『3時間』掛かりましたね?
でも、どうやらあれは『高速バス』を使わなかった私が悪かったようなのです。

だから今回はその失敗を生かして『高速バス』に乗り換えます。


〜〜〜〜1時間半経過〜〜〜〜


サンタモニカに  着きました!!
・・・いよいよですね。。


サンタモニカにある、歩行者天国。→ その名も『サード・ストリート・プロムナード(以下:プロムナード)』。
着いたのは午後3時だった。

まずは市庁舎へ行って、『ストリートパフォーマンスの許可証』を受け取らなきゃならない。




俺 『すいませーん。許可証の受け取りに来たんですが・・・』
受付『お名前は?』
俺 『ユウキ・マツザキ、です。』
受付『ちょっと待って下さいね』

受付『・・・・はい、どうぞ』

と、1枚の薄紫の書類を手渡した。
パフォーマンスする時は『この書類』を常に見える位置に置かなければいけないそうだ


書類に目を通しつつ、『プロムナード』の方へ向かった。

帰りのバスの最終便は午後7時。
それには乗り遅れると大変だ!

俺に残された時間は・・・・・・・・『約3時間』


『プロムナード』に入ると、威圧感を感じる。
観光に来たんじゃないんだ・・・・
そうだ! まずは『ここ』の空気に慣れる事にしよう!

『プロムナード』は『3つ』のブロックに分かれている。

 


      『サンタモニカ通り 〜 ブロードウェイ通り』
      


   『アリゾナ通り 〜 サンタモニカ通り』
   


『ウィルシャー通り 〜 アリゾナ通り』


 


の3区間だ。


●『サンタモニカ通り 〜 ブロードウェイ通り』

は、人通りが多く、競争率が激しい。
他の『演奏系ストリーター』もいるので、音が混ざりそう。


●『アリゾナ通り 〜 サンタモニカ通り』

は、真ん中に障害物があるから、大きく2つの部分に分かれる。
障害物の部分には、ホームレスや、ガラの悪い人達がたくさん『たむろ』している。


●『ウィルシャー通り 〜 アリゾナ通り』

は、他の2つのブロックに比べると、閑散としている。
ストリーターの数も少ないが、人の数も少ない。



この3つのブロックに1時間づつ、座って人の流れを観察してた。






・・・・・・・・・。

 



と、色々なストリーターが話し掛けてくる。


   『すいません、50セント余ってないですか?』 
『俺もストリーターなんだよ。ここへ稼ぐ為に来ているんだ。今日からだけどね。』
   『そうだったの? そいつはすまんかったね』
『どう?稼ぎの方は 』
   『うーん良くないね。6$ってトコかな。』
『でも食べる分には足りそうだね』
   『そうだね。(笑)』
『どこに住んでるの』
   『お天道様の下なら、全てが俺の屋根の下だよ』




大分、ここの空気に慣れてきたぞ。
そろそろ歌おうかな。日も陰って来たし。。
・・・・そういえば、今、何時かな??

トランクの中を探してみても時計が無い。

・・・アラ、家に忘れて来たか


『すいません。今、何時だか分かりますか?』
『今は・・・・6時45分だよ』

・・・・・・・・・6時45分!?!?


うわあ!ヤバイ!! 7時の最終バスに乗り遅れたら、帰れなくなるじゃないか!!
日が高いからすっかり安心していた。

急いでバス停へダッシュ!

 

 



・・・・・・・・ハァハァ。    何とか間に合った。



というわけで、今日は全く歌わなかったので、収入も 『0$』 。

これでイイのだ!


[勇気無し]
5月21日(月)02:57pm


昨日の夜までは、
 『明日はストリート行くぞー!』
と気張ってたんだけど、今日の朝起きたらすっかり『意気消沈』してしまった・・・

だけど、こんな状況のままダラダラ過ごしててもしょうがないので、そろそろ勝負に出ないと。


急に怖気づいたM}M3$O
 ●タイムズスクエア流のストリートがこっちでも通用するか
っていうのが、一番大きいと思う。

サンタモニカの『サード・ストリート・プロムナード』のストリーターは、
NYのとは全く種類が違う。

NYでは、『ストリート芸』よりも、『ストリート美術』ってのが多いんだ。
例えば、『ストリート絵描き』や『ストリート絵・写真 販売』とか。


でも、L.A.では、『ストリート芸』が多く、本格的なんだ。
俺の、『いい加減ストリート』で通用するんだろうか・・・・。


そこで、俺は考えた

  不安なら、『強化』すればいいんじゃないだろうか?


そうだ。ストリートの初心に返ればいいんだ
向上心をにもう一度火を付ければいいんだ。

よし。今までの経験から、曲を厳選し、曲目をもう一度書き直そう。
そして、『5曲』ぐらいレパートリーを増やしてみよう。


+++


評判の良い曲の問題点を考えてみる。


『島唄』(伴奏は一切無し)
=======================
A:でいごの華が咲き 風を呼び嵐が来た。(前奏)
  
A:でいごが咲き乱れ 風を呼び嵐が来た (1番)
A:繰り返すくぬ淡い 島渡る波の華

B:ウージの森であなたと出会い 
B:ウージの下で千代にさよなら

サビ:島唄よ風に乗り 鳥と共に海を渡れ
サビ:島唄よ風に乗り 届けておくれ私の愛を


(2番へ)
========================

<問題点>
1:最初に『Aメロディ』が3回連続で来るから、それでお客が離れる。
2:『Aメロディ』から『Bメロディ』に入った時、音程が低くなるので聞こえなくなり、お客が離れる。
3:『1番』のサビから、『2番』の最初に入った時に、大人しくなり、客が離れる。


改善するには・・・どうしたらいいだろう。

『1』を改善するには、『1行』削ればいい。
 >A:でいごが咲き乱れ 風を呼び嵐が来た
この部分を削ろう。

『2』はどうしよう。
思いきって『Bメロディ』を削ってみるか? でも、そうすると、日本人観光客が聞いて
 >『あんた間違って歌っているよ?? バカ??』
と思われ、収入が逆に減るかもしれない・・・

とりあえず、『Bメロディ』はもっと大きく歌うように心掛けるか。

『3』は『2番』を飛ばし、
 >海よ 宇宙よ 神よ 命よ このまま永久の夕凪(ゆうなぎ)を
へ直結させればいいだろう。 


こんな感じで推敲を続けましょ。


[活動開始!]
5月19日(土)02:11am


3キロぐらい離れた『セブンイレブン』まで、俳優新聞を買いに行くことにした。

もちろん『徒歩』で♪

ジャッキー(家主)の話によると、『ドラマローグ』という映画関係の雑誌があるらしいんだけど、
それは見つからなかった。

その代わりに、こんなのを見つけたんだ! ↓

 『BACK STAGE WEST (バック・ステージ・ウエスト)』

そうだよ!俺がNYに居た時に買っていた、『俳優新聞』の西海岸バージョンなんだ!


即、購入。

見てみると、あるわあるわ! 映画のオーディション!!

NYの俳優新聞は、オーディション応募の欄が
 『演劇』→『映画』
っていう風になってたんだけど、ココ(L.A.)では
 『映画』→『演劇』
ってなってるんだ!それぐらい映画のオーディションが多い!!


・・・流石は『ハリウッド』だ・・・ (涙)

+++++

今回の俳優新聞で俺ができそうなのは、三件。
○日系二世の在米日本人
○大学に留学しているアジア人
○ビジネスマンのアジア人

の3つ。


この3つに応募する為には、まず
○電話回線を引く
○履歴書をプリントアウトする
○ヘッドショット(証明写真)をプリントアウトする

という3つの事が必要なんだ。

『電話回線』は来週の火曜日にクリアできそうだから、
『履歴書』と『ヘッドショット』をどうにかしてプリントして、21日までに発送しなきゃイカン。


あいにく、今週末が明けるまで、『ストリートパフォーマンスの許可証』は発行されないから、
この土日はそれに全力を注ぐ事にしよう!


[ストリーター]
5月16日(水)01:51pm


サンタモニカの『サード・ストリート・プロムナード』に着いたのは、『午後4時』だった。
家を出たのが『午後1時』だったから、バスで片道『3時間』掛かったって事だ。

洒落になってねぇ!『往復6時間』掛かるんだぞ!?


話ではもっと良い行き方があるらしいから、調べてみようと思う。


サンタモニカに着いて、街を歩いてみると、アレ・・・?? この風景には見覚えがある・・・。

この靴屋さんで、靴を買ったような記憶が・・・・
あれ? このユースホステルどこかで・・・・

そうだ・・・!  俺は2年前にここに来ているんだ!

どおりでどっかで見たような風景のハズだよ。

でも、今回は『観光』じゃない。

よし、『サード・ストリート・プロムナード』へ行ってみよう!


+++++


プロムナードを歩いていると、『一人の男』が話し掛けて来た。
その男の髪は、『毛先部分だけ』緑色に染まっていた。

 男『1$余ってない?』
 俺『余ってないよ』
 男『あ、そうなの』

 俺『俺はストリート・パフォーマンサーなんだ』

男の表情が変わって、柔らかくなった。

 男『そうだったのかい、何をしてるんだい?』
 俺『歌っているんだ。でもニューヨークから来たばかりだから、まず許可証を取らなきゃね。』
 男『そうだな。市役所で取ってきなよ』
 俺『市役所ってどこにあるの?』

男は向こうを指差して、説明してくれた。

 男『ここから向こうに、3ブロックぐらい行って、橋を越えた所だよ。』
 俺『ありがとう。そういえば名前は?』
 男『ダニーっていうんだ』
 俺『ありがとう、ダニー。 俺はユウキ。 じゃ、また会おうな』


+++++


俺はダニーに言われた通りに、橋を越えて市役所へ歩いてった。

市役所は、石造りで、大きな建物だった。
受付のおばちゃんに、

『ストリートパフォーマンスをする許可証を発行するには、どこに行けばいいですか?』

って、聞いたら、

『103番の窓口へ行って下さいね。』

と、教えてくれた。

あった♪ ここだ。
『103番』の窓口の横に『許可証』と書かれてる。


俺 『あのー・・・・。ストリートパフォーマンスの許可証を発行したいのですが・・・』
受付『はーい。じゃ、これに記入して下さい。』

受付のおじさんは慣れた様子で俺に書類を差し出した。
書類には

『グループの名前(又は、個人の名前)』
『年齢』
『性別』
『住所』
『電話番号』
『身長』
『体重』
『目の色』
『髪の色』

などを記入する欄があった。
『国籍』や『パスポート番号』の欄は存在しなかった。

別の紙は7枚ぐらいの冊子になっていて、色々な『決まり事』や、
ストリートパフォーマンスをする事ができる区域などが細かく記されていた。
ヒマを見つけて読んでみよっかね。


受付『じゃ、書いたら、隣の窓口で37$の手数料を支払って下さい。』
俺 『はい』

受付『これで終わりです。明日の午前10時以降なら、いつでも許可書を受取る事ができますよ』
俺 『ありがとうございました』


よし、これで明日からは一応ストリートをする『許可』を得たわけだ
もっと早くサンタモニカに到着する方法が解ったら、いっちょ、稼いでくるかねー


[もしかしたら・・・!]
5月14日(月)11:03pm


ロサンゼルス国際空港(LAX)に着いたのは現地時間の午後2時だった。

荷物を受け取って、外に出ると、
俺の住む家の家主の『ジャッキー』が迎えに来てくれていた。

『ユウキだね!』
『そうだよ!ジャッキーだね!』
固い握手を交す。これからお世話になりますヨ!

彼に挨拶して、車に乗り込み、一路『新しい住居』へ向かった。

一体どんな家なんだろう?


彼の家に着きました。
鉄のフェンスの向こうに2匹の番犬がお出迎えだ。

『ニコ』と『スージー』という名のその犬達は、まだ俺を警戒してるみたい。
うーん。そのうち仲良くなれる・・・よね


さて、いよいよ家の中に入って、各部屋の説明を受ける。


俺は彼から部屋の説明を聞いた時、こんな風に聞いていた。  
『ベッドが2つある』って。
それで俺は頭の中に
『ベッドルームが2つある』 と想像していたんだ。


部屋に案内された。
昔の俺の部屋の1.5倍ぐらいの大きさの部屋に『ベッドが2つある』

・・・・。

こ・・・これは、まさか・・・・


そうだったんだ! 本当に『ベッドが2つ』だったんだ!
自分の部屋は貰えないんだ。。。


がーん

確かに『説明通り』だけど・・・想像していた様子を違ったのでガッカリ・・・。
これじゃ歌の練習もセリフの練習もままならない・・・。

でも隣の部屋がそれと同じ大きさで『450$』で一人部屋を貸してくれるらしい。

450$か・・・・。どうしよう。。。
ちょっと考えて見ようと思う。

ストレス溜めて、メンタル面で潰れてしまったらなんともならないしね。



ジャッキーの友達からロサンゼルス(LA)の様子を俺に教えてくれたんだけど、
彼女によると、『サンタモニカ』には『タイムズスクエア』みたいに
『ストリーター』がたくさん居る所があるらしいんだ!!


・・・え? もうちょっとその話を詳しく教えて!


なんでも、サンタモニカの『サード・プロムナード』っていう所では、
ストリーターが毎日ストリートパフォーマンスをしていて、
街もそれを推奨しているらしいんだ!

それをするには、市役所に行って、許可証を発行してもらうだけでいいんだって。


おお。これは良い話を聞いたぞ
明日、早速偵察に行って、話を聞いて来ようっと!


[優秀の美を飾れるか!?]
5月13日(日)07:08am


なんだかんだ言って、昨日は行かなかったので、今日がラストのタイムズスクエアになった。
NY生活での、『最後』のストリートパフォーマンスだ!


TSQ(タイムズスクエア)に着いたのは11時。
『コンスタンティーニさんのお店』にちょっと顔を出して、早速ストリートを始める事にした。

よーし始めるかな! と、思ったら、どうも他のストリートの人達の様子がおかしい。
そわそわしてる。

俺が、ストリートを始めた頃からずっと友達の『李』さんに事情を聞くと、
なんでも、警官がみんな入れ替わってしまったらしいんだ。

つまり今日は、『全くタイムズスクエアの事情をしらな警官が警備している』って事。
彼等は『ストリーターが11時以降は黙認されている』って事を知らないんらしいんだ。


・・・・という事は、どういう事なんだろう?


ま、なんでもいいや。始めよう。


俺は『島唄』を歌い出した。


(俺の頭の中)
  ・・・これが最後の島唄かもしれない。心を込めて、しっかり歌いあg

         警官『兄ちゃん、動こうか』



コイツ! 人がせっかく浸ってイイ気分で歌ってるのに止めるなよ!!

開始20秒で、移動命令が下されました。


しょうがないので、場所を移動。

最後のストリートになるのに、これぐらいで諦めると思うなよ!!


++++++


その時から、気温が極度に下がり始め、冷たい風が強烈に吹き抜け始めました。
観光客は続々と帰り始め、TSQは一気に『がらんどう』になりつつあります。

私は、ストリートを始めようと、精一杯努力しました。

しかし、私がいくら頑張ろうとしても、冷たいつむじ風は容赦なく吹きつけ、
私の『小銭入れ用トランク』を引っくり返してしまいます。

『そんなのひどいよ』
と、私はつむじ風に訴えます。しかし彼等は私の声を聞くどころか、ますます激しく吹きつけます。
観光客はどんどん帰ります。

でも私は諦めません。最後のストリートに燃える『熱い思い』は、
冷たい風には冷ます事はできません。

それに、『他のストリーター』が聞いてくれているので、
寂しくなんてありません。心細くなんてありません。

彼等は私が今日でこの『慣れ親しんだ舞台』から居なくなる事を知っています。
彼等は私に語りかけます。
 『君がいなくなると、寂しくなるよ』
 『残念だなぁ。また会いたいよ』
 『えー!?本当かい!?また聞きたかったのに・・・』

私は嬉しさのあまり、頬を伝う涙を拭う事ができません・・・・・
なぜなら涙は一滴も出ていません。

+++++++

確かに今日で、俺はタイムズスクエアから居なくなるけど、別に半永久的に居なくなるわけじゃない。
また会えるって信じてる。

だから、寂しいけど、別れは悲しいけど、笑って旅立つべきなんだ。



しっかし、それにしても今日は最悪やね。

●お客が少ない(ホント誰も居ない)
●警官は新しい(すぐに止められる)
●風が強く、冷たい

こんなに『悪条件』が一気に重なった日が今までにあったっけ?
もう最悪・・・・



なのに、、今までのストリートで、今日ほど本気で『楽しい』と、思った日は無かった。
もう俺は楽しくって・面白くってしょうがない!

でも、客は・・・・居ない。(苦笑)

そうしているうちに時間は過ぎ、俺は歌うのを止めた。


これでストリートは終わりだ!


収入はいくらだ!?

最後のストリートの収入はいくらなんだ! 
『今までの総まとめ』はいくらなんだ!?







       『4.31$』







・・・・・・・・・・( ̄Д ̄)








過去にこんなにカッコ悪い人間を、アナタは見た事がありますか?

最後に決めきらない男。
どうもヒーローになれない男。


     『40$だぞ!うわーい』
ってのを想像した方がいらっしゃいましたらゴメンナサイ。

これが『現実』でした・・・


でも俺は後悔してないもんね!
楽しかったもんね!



俺は他のストリーターに一人一人挨拶をして回って、別れを告げてから、
コンスタンティーニさんのお店へ向かった。


+++++


コンスタンティーニさんのお店は、俺が『バージニア州』から『ニューヨーク州』に流れつき
最初にお世話になったお店だ。

本当のお店の名前は『オールド・ファッション』という、ドーナツカフェみたいなお店。
『コンスタンティーニ』さんは夜の当直で、『マルタ(おばさん)』もそこで働いてる。


俺が、一番最初に『タイムズスクエア』で『ストリートパフォーマンス』を始めた場所。
それが偶然『オールド・ファッション』の横の潰れた映画館の前だった。

俺は、ストリートを始める前に!"LBOG$8$c$J$$$+3NG'$9$k0Y$K!X%*!<%k%I%U%!%C%7%g%s!Y$rGA$-!"
 『お店の横を借りていいですか?歌いたいんです』
と言ったんだ。

すると、その時に偶然お店の中に居た『コンスタンティーニ』さんが
 『いいよ。どうぞ』
と言ってくれた。それが俺とコンスタンティーニさんとの出会いだった。


その時から、もう8ヶ月ぐらいが経っているなんて信じられないなぁ。
今ではコンスタンティーニさんは、俺が来るとお店の中に招き入れ、何かしら食べ物をくれる。
これがどんなに『精神的』にも『肉体的』にも俺を助けたか。

『コンスタンティーニさん』と『マルタ』。この2人が居たからこそ、今の俺がいるんだ。
もしもこの2人が居なかったら、俺は映画に出ることすらできなくて、挫折して日本に帰国していただろう。




そんな2人とも、お別れの時が来た。
深夜2時のお別れだ。

今日はコンスタンティーニさんは、俺が最後の夜なので、
ターキーサンドイッチと、牛乳・バナナ・ベーグル2個・ドーナツを出してくれた。
そして、3人で色々な『思い出話』をした。

初期のストリートで全く収入が入らなかった時が思い出される。
そんな時も、マルタだけは入れてくれたんだ。


もうお別れだ。
コンスタンティーニさんと固い握手を交わし、
マルタとハグを交して頬にキスした。

2人の住所を聞き、必ず手紙と、写真を送ると約束し、俺はタイムズスクエアを後にした。


もしも再びNYに来た時、俺の帰る場所はココにある。


++++++



さて、家に帰ったユウキ君は、大急ぎで部屋の掃除をして、空港に向かいます。

持っているバッグは4つ。

『ボストンバッグ』
『リュック』
『手持ちトランク』
『肩掛けカバン』

の4つです。



さぁ、いよいよハリウッドに行くぞ!!


[精神的な弱さ]
5月11日(金)08:00pm


工事中だったから、電車からシャトルバスに乗り換えてタイムズスクエアに着いたのは『12時半』。

・・・なんか疲れた。


いつものようにコンスタンティーニさんのお店に行こうとしたら、後ろから『男』が話し掛けて来る。

男『なぁ兄ちゃん。コカイン吸わない?』

俺が
『要らないよ』
って言って通りすぎると、その男は後ろから着いて来る。

男『なぁ兄ちゃん。吸おうよ。コカイン吸わないの?』
男『おいおい、コカインぐらい吸えよ。』
男『なんだコカイン吸った事もねぇのかー?』
男『安くしておくから吸ってみろよ?』
男『腰抜けだなぁ。コカインぐらい吸えって』

・・・しつこい。 かなりのしつこさ。 イライラしてきた。3時間しか寝てないんだぞ。

ここで、この男を追い払う『名案』が浮かんだ! 
・・・そうだ。いきなり『ハギワラ』のキャラクターで脅してみたら、びっくりしてつきまとわなくなるんじゃないかな?

お、それ、案外良さそう 
よし。それで行こう!


男『気持ちいいんだよコカイン。日本人みんな吸ってるよ』
男『アメリカに来ておいて麻薬やらない日本人なんて居ないって』
男『吸っておいた方が得だと思うけどなー』


ここで俺はいきなり振り向いて、目をカッと見開き、『恐ろしい顔』で男に迫って、言った。


    『 いい加減にしろよバカが。これ以上しつこく付きまとうと警察に叩き出すぞボケ 』


・・・すると、どうなったと思う?


何とその男は腰を抜かしその場に座りこんだかと思うと、
怖れに引きつった顔で凄い勢いで逃げ出したんだ!
まるで自分の生命の危機に遭遇したみたいに。




え、ソコまでしますか・・・


あまりの予想外の展開に俺は驚き、混乱した。
まさか、演技で、ここまで本気で驚かれるとは思ってなかった。


これが引き金となって、俺はとてもじゃないが、歌う気にはならなくなった。
だっておかしいだろ?

あの男をアレだけ怖い顔でびびらせておいて、片方では笑顔で歌ってるなんて矛盾してるよ。
そこまで図太くなれない。演技者失格かもしれんけど。


はぁ。。

今日も今からタイムズスクエアに行くんだけど、どうしたらいいんだろう。
何か気持ちの整理がついてない。歌えるだろか・・・


あと2日


[起きれた!]
5月10日(木)09:33pm


昨日→今日はまたちょっと眠れなくて、徹夜してたんだ。
でも徹夜でストリートはさすがにできないから、『3時間だけ…』と心に言い聞かせて仮眠を取ったんだ。

すると、徹夜で寝てないにも関わらず、3時間の睡眠で気分爽快♪
うーん。新聞奨学生での経験が生きてるのか・・・(笑


さて、さっさと用意して行って来るよー

あと、3日!


[勘が違いたか?]
5月9日(水)11:26pm


カンヌ映画祭オフィシャルサイトを見つけたんだ。

俺は映画『ブラック・ニンジャ』の事が気になって、隅から隅まで、一生懸命探してみた。


すると・・・・・・・!!!











アラ?

・・・・・・どこにあるんだろう?
何遍読み返してみても、どこをどう探しても、全く見当たらない。

これは・・・・どういう事なんでしょう?


クレイトン監督は確かに『カンヌ映画祭に出展する』って言った。

でも、今見てみても、どこにも
『THE BLACK NINJA』(ザ・ブラック・ニンジャ)
は存在しない・・・・。



なんか、とてーも嫌な予感がするのは私だけでございましょうか・・・


+++++

もうすぐ5月10日になる! そうしたら、タイムズスクエアに行けるのも3日しかないじゃないか!

おしゃ、そろそろ本腰入れなきゃ!


●5月10日
●5月11日
●5月12日

の夜は、『必ず』タイムズスクエアへ行って歌います!

『最後の祭』だ。頑張ろう。


・・・それにしても『あの事』が、気になるな・・・


[いきてくねー]
5月8日(火)10:20pm


・・・寒い!!

どういうワケだかこの2日気温は急降下。

一昨日までは、通りを歩く人達は半袖・半ズボン、おまけに上半身裸の人までいたのに
昨日・今日はまた長袖に逆戻り。


今からタイムズスクエアに行こうと思ってるんだけど、身体が拒否してる。

はぁ・・・行きたくねぇ・・・。


ここ数日の急激な気温の変化で、身体のリズムが狂ってきているのかもしれない。

そのうち復帰します


[初期化]
5月6日(日)04:35pm


ストリートに行く前に、駅の近くの『デイリーショップ』で『クッキー』を1個買った。

『こぶし』ぐらいの大きさのそのクッキーは一つ1$。
真ん中に赤いジャムが乗っている。

最初の頃、俺がストリートを始めた頃、俺はこのクッキーを小さな食べカスも こぼさないように食べた。
ちょっとづつ食べた。少しでも多く食べれるように、少しでも多く吸収できるように。


しかし、今の俺の食べ方はどうだ。ボロボロくずを落とし、それを気にも留めず俺は食ってる。

『満ち足りている』というのはこんな風に感覚を狂わせて行くらしい。
『感じ方』というのは、こんなにも短期間に簡単に変わってしまうらしい。


これはイカン。



これに気付いた瞬間、頭の中で何かがリセットされ、色々な事を思い出して来た。

例えば、俺はストリートで『その日の調子』によって左右されるけど、
ストリートを見る側に取っては『1回きり』の事なのだから、『1度が勝負』なんだ、という事。

一度歌い始めたら、そこからは『100%』、『演じ切らなければならない』という事。

『楽しませなければならない』という事。


これらの事を思いだして、目に力がみなぎって来た。


+++++++++


TSQ(タイムズスクエア)に着いて、コンスタンティーニさんのお店に行き、
『バナナジュース』をご馳走になった。

そして、今日は『コンスタンティーニさん』と『マルタ』の薦めで、
『お店の正面』で歌う事にしたんだ

『ここ』で歌うのは いつぶりだろう。

向かいのコンスタンティーニさんのお店の窓際では、
『コンスタンティーニさん』と『マルタ』がこっちを見てる。

準備は整った。

『島唄』を歌い終わると、『コンスタンティーニさん』と『マルタ』がデカイ拍手をしてくれた。

・・・イヤン、照れるわぁ




しかし、現実はそんな『ロマンス』を許さない!!

アジア人の警官が俺に接近中。
嫌な予感がする・・・。

あいつがこっちに来た時に、俺が歌っていなかったら、120%止められると思う・・・

俺はダッシュで『上を向いて歩こう』をスタート。




ん? 良く見ると・・・・、その『アジア人警官』の後ろに『白シャツ警官』がいる!!
(※『白シャツ警官』:巡査部長級の警官。警官を見張る警官)





終わった・・・

案の定『ストップ』がかけられた。


俺は仕方なく、TSQの中心部へ移動。

『いつもの場所』でスタートさせた。


俺が歌っていると、『ある黒人の女の子』が俺の横で、俺の歌に合わせて踊り出した。
俺も調子に乗って、その女の子の踊りに合わせて 歌をアップテンポにする。

いいよいいよー! 乗ってきた

10曲ぐらい女の子に合わせて歌い、回りをふと見まわすと・・・


うわっ!?こりゃ何事だ!!


60人ぐらいの見物人に囲まれて、大変な騒ぎになってるじゃないか!

すっげー!・・・久しぶりに囲まれたからちょっとビビッた。



でも、

見物人の人達は、俺じゃなくて『女の子』にお金あげてる・・・・・・・・・とほほ



++++++++


歌った時間は『1時間半』。収入は、





     『19.10$』



うし!! 何とか調子が出てきたぞ!!


今日もこの調子で頑張っていこう


[あとは]
5月5日(土)09:56pm


『航空券』取ったし『電話の解約手続き』済んだし、
あとは、5月13日に移動するだけになったよ。

今日も今からTSQに行くんだけど、
最近、どうも元気が出ないんだよなぁ。。

ちょっとスランプ気味かも

あんまり調子は良くないままで・・・大丈夫かな?

腹減った・・・

『美味い物』食いてぇー!
『うどん』食いてぇー!


[風が強い日だ]
5月3日(木)11:29am


タイムズスクエアに着いたのは夜中12時ちょい前。

でも『俺の位置』は他のストリーターが使ってるし、
あたりには警官がたむろしてる。

ま、焦らず夜中1時まで待っておこう。
夜中1時になれば、警官は完全に勤務時間外になるんだしね


今日のタイムズスクエアは天気はとってもいいのに、風が強いし、それほど人は多くなかった。


+++++


もうすぐ夜中1時だ。
ストリートを始める前に、『トイレ』に行っておこう

と、俺は『バージンメガストア(CD屋)』の地下2階のトイレに降りていって、入った。


これで完全準備OKだ!
ストリート始めるぞ


俺は『島唄』を歌い出した。


今日の声の調子は『悪くない』と思う。
でも、聞いてくれる観客がいない・・・

他のストリーターに今日の調子を聞いてみても、

『いやぁ、今日はダメだね』
『売上伸びないねぇ・・・』
『人が少ないねぇ・・・』
『今日の奴等は安い奴ばかりだなぁ 俺ぁ金持ちのリッチマンがイイな』

みんな調子が悪いみたい。






と、俺は、ここでふと、『自分のポケット』に手をあてた。

そこには『俺の財布』が入ってるハズだ。






しかし、 何もない・・・・




アラ?



頭の中が真っ白になる。何が起こったのか解らない。 

・・・俺の財布は?







ぎゃああああああああああああああ





思い出した!  俺はさっき地下2階のトイレに行った時に『横の壁のでっぱり』の上に財布を置いたんだ!


4秒でストリートの道具を片付け、走る!

横断歩道を信号無視して飛び越えて、バージンメガストアに飛び込んだ。

地下2階へのエスカレーターはもう止まってたけど、従業員に事情を説明し、駆け降りる。



半分『あきらめ』がでてきた。


はぁ・・・。ここで俺の財布を誰かが見つけても、絶対に届けるとは思えない・・・



祈るような気持ちで、トイレの中に駆け込んだ。


どこだ! どこだ! 俺の財布、どこだ!!


あたりを一心不乱に見まわす。 俺が置いた場所には・・・・














・・・・・・・あったーーーーーーーーーーーーーッ!!










そこには、黒く愛らしく美しくちょっと気品の漂う使い古しの俺の財布が、
『そのままの状態』で置かれているではないかっ!!!



おおおおおおおおおお (錯乱+狂喜)




財布の中身も全く抜かれてない。
こんな事が有り得るのか!

バージンメガストアを出てきた俺は、もう廃人状態。

はぁ・・・良かった・・・・

エネルギーも今日のやる気も一瞬のうちに使い果たしてしまったみたいだ。


でも・・・・良かった・・・・・見つかって本当に良かった・・・・


+++++


俺がストリートの位置に帰って来て、今起こった事を頭の中で整理していると

向こうから、『日本人の集団』が10人ぐらい(?)歩いてくるのが見えた。


だんだん近づいて来る。すると、その中心に居た人の顔を、俺は見た事がある・・・

あれー あれは・・・・



俺 『あ、乙武さん。』

『五体不満足』の著者の
乙武(おとたけ)さんと軽く目が合い、目礼。


『財布事件』が無かったら ここで一曲歌おうと思うんだけど、
俺は興奮状態でそんな余裕が無かった。

今考えたら、一曲歌ってあげれば良かったなぁ・・・



そんなこんなで、今日の収入は、




『7.25$』



ま、こんな日もあるさ。財布が無くならなか$C$?$N$@$+$i!"$3$l$G$$$$$s$@!#


[空色]
5月2日(水)07:45pm


今日は暑い! 夏だこりゃ
この暑さで風邪なんか ぶっ飛んじまったよ!


外を歩いている時、ふと『空』を見上げてみた。
そういえば、ここ最近『空』を見上げてなかった。

天球には雲一つない空色が広がっていた。
日本晴れ、五月晴れ、うーんすがすがしい。
こんなに空気のよどんだNYでも、その一瞬新鮮な空気が吸えたような気がした。


今日は仮眠もしたし、調子も良いし、ストリートも気持ち良くできそうな予感がしてる。


おーし、行ってくるぞー!!(2時間後にね)


[流石は]
5月1日(火)10:50am


彼ががアメリカはニューヨーク州、マンハッタンの中心に位置する『タイムススクエア』に
到着したのは、丁度11時を過ぎた頃でした。

最近の急な冷え込みとは打って変わって、
今日はポカポカな陽気があたりを優しく包んでいます。

人々の表情も柔らかく、これは高収入が期待できそうです!


しかし、どういうわけなのか、彼がストリートパフォーマンスを始めたのは
なんと『深夜1時』を過ぎた頃でした。


この『空白の2時間』に一体何があったのか!   今日はご本人に来て頂いております。


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(--拍手--)


どうも、初めまして、松崎ユウキさんですね

 『あ、はい。どうも初めまして』

いやぁ、背が高いですねー    (横に並ぶ)

 『そうですか(笑)』

おいくつぐらいですか?

 『ピチピチの19歳です!』


・・・いや、そうじゃなくて、身長です

 『あ、歳じゃないんですか(苦笑)  えーと、185ぐらいだと思います』

いやぁ羨ましい、バスケットとかなされてたんですか?

 『いえ、水泳です。バタフライをしてました』

ああ、やっぱり!  バタフライという感じがしますね  (納得した表情)



さて、本題に入りたいと思うのですが、今日はタイムズスクエアには
結構な数の人達が居たそうですね。

 『そうですねー、普段は月曜日というとホント人が少ないんです!
 はっきり言って、地獄です。
 でも、 今日は暖かかったので、たくさんの人達が居たんだと思います。

今日は暖かかったんですか
 
 『暖かかったですねー。昨日までは肌寒い天気が続いてたんですが
  今日は窓を開け放して眠れるぐらい 暖かかったですよ』

それは凄い! えーと、到着時刻は、ほぼ午後11時という事で宜しいですね

 『はい』

そして・・・・始めたのは夜中『1時』??

 『そうです』

また、どうして始めるまでに2時間も掛かったんでしょう?

 『えっと、普段はタイムズスクエアには一つの「ブロック」に
  2人づつの警官が配置されているんです。
  今日は 警察もそんなに多くない、と、鷹をくくっていたんです。』

はい

 『しかし、「僕の」。 あ、「俺の」、って使ってイイんですか?』

宜しいですよ 

 『しかし、俺の予想は完全に裏切られる事になります!』

それはまたどうして?

 『すっっっっごいんです!! 無茶苦茶な数の警官がウヨウヨしてたんです!
  その数、一つのブロックに4人。
  それも新顔ばかりで 俺が歌っている所を見た事がない人達ばかりが
  警備に回ってたんです。』

それが、またすっっっごいですね!(笑)  それが不利な要素になるんですか?

 『そうなんです。。。タイムズスクエアには俺以外にもたくさんのストリートの人達
  が居るんですが、』

私もニューヨークには時々行くのですが、結構いますね、ストリートの方々。

 『そして、そういった人達は「普通に」居るので、
  中々注意されにくいのです。
  でも、俺の場合は違います。
  すぐに注意され、移動を余儀なくされる場合がたくさんあります』

それは、またどうして?

 『俺は自分の手持ち用トランクを地面に置いて、その後側で歌っているんです。
  でも、この トランクを地面に置く という行為自体が、
  やってはいけない行為らしいんです。
  机の上に置くか、手に持てばイイという話ですが・・・』

そうなんですか。そして、今日もその事を注意された、と。

 『そうですねー。あと、ストリートでパフォーマンスをする、というのも
  ダメらしいですね。。
  ふふふ。  歌い始めてしまえば こっちの物なのですが・・・(笑)
  
  そして今日は 俺の向こう側に2人の太った新顔警官がいたんですが、
  俺が用意を済ませて、いざ歌おう! という途端に近づいてきて、
  歌うよりも先に止められてしまいました。』

それは良く起こる事なんですか?

 『はい。それぐらいなら頻繁に起こる事なので、
  すぐに場所移動するんですが、
  今日は何と言っても警官の数が、異常です!
  どのブロックに行っても、俺が歌う前に近づいてきて、
  というか、近づく前にその場所に最初から警官が居るんですが、
  「兄ちゃん、移動しようかー」
  って言われて、歌うチャンスすらも貰えなかったんです!!』

それは大変でしたね。

 『悔しかったですねー!
  このクソ警官を 【ピー】 して 【ピー】 してやりたかったです』

そうですか (苦笑)

 『この 【ピー】 ! 【ピー】 がぁっ!  【ピー】 よ!

まぁユウキさん、落ち着いて

 『ハァハァ・・・・・・・・・・・・・、あ、済みません! あまりの悔しさに我を忘れてつい・・・』

いえ、構いませんよ。  私も若い頃は血気盛んだったものです・・・。

 『えっと、どこまで話ましたっけ?
 そうそう。それで、警官が完全に勤務外の時間の時間、夜中の一時になって始めたんです』

どうでした? 今日の調子は

 『俺はいつも最初は「島唄」からスタートするんです、
  その島唄を歌った時点で、あ、喉の調子が悪いな、って解りました。
  声に張りがないんです。。。』

何か原因となるような事があったのですか?

 『多分、睡眠が大きく関係してるんだと思います。
  今日は仮眠をしてなかったんです。いつもはするんですが、、
  それが少なからず関係して、 喉が閉まっていたんだと思います。』


今日はどれぐらいの間歌っていたんですか?

 『今日は1時間歌って帰りました。
  明日が本番です!  今日は予行練習だと思って下さい』


・・・では、最後の質問、宜しいですか?

 『はい、どうぞ』

・・・収入は、おいくらでした?





 『2$です』

ハ?

 『ぴったし2$です』

あ・・・そうでしたか(汗)      それは残念な結果になりましたね。

 『明日、本気出します! 名誉挽回です! 見てろ【ピー】警官め!!』

では、明日も頑張って下さいね

 『はい。』

--(拍手)--

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今日は松崎ユウキさんに おこし頂きました!
これからも是非頑張って頂きたいですね!


それではまた明日もこの時間にお会いしましょう!


--(拍手)--

 


 

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